はじめる

#ずるい

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全867作品・

自分から手放した筈なのに、

未だアナタのことが

好きだなんて、

ずるいよね、ごめんね。

仕方ないとか、

しょうもない理由で別れてごめん。

ただ、アナタが好きだったから_

白雪 琴音・2020-05-04
白雪姫の白和え
好き
ごめん
ずるい
別れ

❨コラボる小説⑅*.❩


~この恋を蹴り出して~



「えー、みんなに報告があります」


ある日、先生が照れくさそうに


教壇で、そう声をあげた。



ガヤガヤとしていた教室内が


しん、と静まり返る。



先生は深く呼吸をすると


一息に告げた。



「実は、俺、結婚しました」




この世の中に



これ程残酷な言葉が



あるのだろうか。



嬉々として


あっちゃん、おめでとー!


というクラスメイトの声が


飛び交う中



私は絶望の縁に



立たされた。




***


あっちゃん


その愛称で親しまれる、


学校の人気者。


尼護篤哉先生。



彼の結婚報告から一週間。



私は学校を休み続けている。



私はあっちゃんが好きだった。


完全な片想い。


でも別にそれでよかった。


私のものにならなくても


よかった。


みんなの大好きな


あっちゃん、でいて欲しかった。



誰のものにも


ならないでほしかった。





幸せそうな


あっちゃんの姿を


見るのが辛い。


学校を休み続けることには


そんなベタな理由もあるけれど…




「中堂、体調はどうだ?」


放課後になると必ず


私の身を気遣って


電話をかけてきてくれる、


あっちゃんの声が


聞きたかった。



我ながら……


ずるいことしてる。




「病院、行ったか?」


「……だるくて病院行くのも、しんどい」


「でも、病院は行かないと何処が悪いのかわからないだろ?」


そんなの…


病院に行かなくても


わかってる。



あっちゃんは


私の沈黙を


どう受けとったのだろう。




「なあ、中堂」


私を、優しい声で呼んだ。



「うん…」


「何か、悩みでもあるのか?」


「……うん」


「俺には、話せない?」



先生と生徒の垣根なんて


疾うに無いような会話。



友達みたいに


恋人みたいに


心配してくれる、声。



嬉しい、けど


苦しい。



どうしていいのか


わからない。



涙で…言葉を


詰まらせながら


言葉を紡ぐ。



「あっちゃん……あのね」


「うん」


「……私ね」


「うん?」



「あっちゃんが好き」



「は……、え?」



「好きだよぅ…あっちゃん」




私は、三年分の想いを


吐露してしまった。



「あ……えっと」


そう言ったっきり



あっちゃんは押し黙った。



その沈黙が物語る…、


とっくにわかっていた、「失恋」




どれ程


その地獄のような時が


続いたのだろう。




やがてあっちゃんは


優しい声で


慈悲なき言葉を


私に浴びせた。



「俺は…それには答えられないけど、学校には出てきてほしい。だって中堂、学校大好きだろ?また学校で会おう、な?」



頷くだけで


何も言えずに


あっちゃんとの通話は


無情にも切断された。




堤防が決壊したんじゃないか


そう思うくらい泣いた。



最初から


届くわけなんかない


恋だった。




息が苦しくて


それより心が辛くって


私ははたはたと涙を


零しながら


「あっちゃん……」


何度も先生の名を呼んだ。



返ることのない返事に


ついこの間までの


あっちゃんを思い出す。



「中堂ー、よぉく頑張ったなぁ」



嬉しそうな暖気な笑顔。


頑張れば、頑張るだけ


あっちゃんは笑ってくれた。



弾けるような笑みが


大好きだった。



もうきっと私には


あの笑顔を見つめる


資格はないのだ。



あの頃に、戻りたい…。








***



「みやこ!みやこ!」


母の金切り声がする。


泣き過ぎて腫れた目


痛む頭を抱えて


私は何とか目を開いた。



「……何?」


部屋の扉の向こう側へ声をかける。


すると怒りに震える、


母の声が飛んできた。




「何、じゃないでしょ!学校!今日は行きなさいよっ、熱もないのに毎日毎日休んでいいと思ってるの!?」


学校を休み始めて


三日目からずっとこの調子。


でもこの日は


母の怒りは最高潮の様で


とうとう最後通告を食らう。




「このまま学校行かないならスマホ代金自分で払いなよ!」


これを言われてしまったら


もう、為す術もない。



私はとりあえず


自宅を出ることにした。




準備を終えたのは


とっくに学校が


はじまっている時間帯だった。



「遅れていくのやなんだけど」



「休みのつもりで、さっさと準備しないあんたが悪い」


「明日からじゃだめ?」


「だめ、行きなさい」



この一週間


きっと母はずいぶんと


気を揉んだはずだ。



それが怒りとなって


現れたのだろう。




仕方がない…



私はため息を吐き、


玄関を出た。




青い空


輝く太陽



まるで私を


嘲るかのよう。



その嫌味な程の眩しさから


目を逸らし


私は俯いたまま


通学路の道を


とぼとぼと歩いた。




あっちゃんに合わす顔がなくて


何度も引き返そうとしたけれど


家に帰っても


鬼の怒りを助長するだけ。



行き場を無くして


うろうろと住宅街を歩き


疲れた足が向かった先は


小さな公園だった。



砂場と


ブランコしかない


公園の周りには


桜の木が植えられていて


上を見上げれば


ピンク色の桜の花弁が


折り重なっていた。



空の青さとは違う、無数の花は


まるで私を元気づけるように


風にさわさわと揺れる。


涙がひとつぶ


地面に落ちた



その時だ。



「あれ、中堂!?」


向こうの草むらから


がさっと起き上がったのは


クラスメイトの


矢羽根 留斗だった。



「矢…羽根、なんで?」


「学校行っても意味ねえからブッチしてきた」


そう言って笑う矢羽根に


笑みが零れる。



「だからって寝てたの?」


「あー…」



頭を掻きながら


ばつが悪そうな矢羽根は


ブランコを漕ぎ始めた。



「お前もやれば?」


「えー?」


「気持ちいいよ」


矢羽根に促され


私も彼の乗るブランコの


隣へと立ち上がる。



小さく膝を曲げ伸ばすと


くんっ、ブランコが揺れた。




高く、高くまで


漕ぐ矢羽根のブランコは


きぃききぃ、きぃきききぃ


アップテンポ



小さく揺らす私のブランコは



きぃ……きぃ


スローテンポの音を奏でる。



風の音。


鳥のさえずり。


桜のざわめき。


遠くから響くクラクション。



ひとつになって


まるで協奏曲。




落ち着かない心が


とぷん、と


癒しの海に落ちたようで


涙が溢れてきた。




私の涙に気がついて


矢羽根は砂を蹴りながら


ブランコから飛び降る。




「中堂、お前さ」


「……ん?」


「失恋したろ、あっちゃんに」


言い当てられて、息を飲む。


突然の事に否定も出来ない。


目に溜まった涙が


震えては、零れる。




「俺もさ、失恋した」


「矢羽根も…?」


「うん」


「あっちゃんに?」


「中堂に」





秒針が止まった気がした。



思いがけない言葉に


涙も引っ込む。


頬に涙の名残だけが


一筋残された。



「え…?」


「お前がいないとさ、学校つまんねえや」


矢羽根の顔を呆然と見つめる。



「辛いだろうけど学校出てこいよ」


そう、言葉を紡ぐ矢羽根は


少し、真剣な顔つきになったけれど


長持ちせずにやっぱり笑った。



「な、俺の為に!」



「……う、ん」



私は気がつくと


そう答えていた。






感情は言うことを聞かない。


どんなに叶わないと


わかっていても


好きと自覚したが最後


加速していく。


失恋したからといって


すぐには諦められない。



私もその通りだ。



あっちゃんの事を思えば


あの笑顔が恋しくなるし


失ったと思えば


涙だって溢れ出る。



矢羽根は


私の心にあっちゃんが


いると知った時


泣いたかな?




恋人同士にはなれなくても


失恋した者同士


分かち合えるものも


あるかもしれない。



たった一人で


残された一年を過ごすより



矢羽根と笑い合えたら


あっちゃんへの想いも


薄れるだろうか。




「学校……行く?」



私は矢羽根に聞いた。



「えー!?これから?俺、サボってきたし、行きにくいし!!」


矢羽根は目を白黒させて


焦り始める。



その姿がおかしくて


私は一週間ぶりに


白い歯を零して笑った。




「しゃあねー、中堂に付き合うか」


後頭部をかきあげて


そう笑う矢羽根に私は言う。



「……矢羽根、ありがとう」



あっちゃんと


顔を合わせることは辛い。


目だって泣き腫らしたまま。


きっとおばけみたい。


どうしていいか分からず


もしかしたらあっちゃんに


無視されるかもしれない。





だけど。


言ってみよう。



「おはよう」


その後に続ける言葉は


あっちゃんじゃなく、


先生と。



一歩、前に進まなきゃ



この恋を、蹴り出して…。



私は涙を拭い


凛と、桜色の空を見上げた。




***

お疲れ様でしたー!


ノリノリで書けたこの作品


思ったより長くなりました♪



この作品は


Senaさんとのコラボ物語で


「叶わぬ恋をバネにして」
「もう泣きたくない」


二つのテーマを出し合って


それに基づいて構成しました。



失恋した女の子が


立ち上がろうとする



強い姿を描けたらと


思い制作しましたが


いかがだったでしょうか。



Senaさんは


小説を読むのが好きな方で


読んでいる分書いている作品も


構成がしっかりしています。



今回はじめてのコラボでしたが


とても楽しい時間でした(*´ω`*)



宜しければSenaさんの所へも


足を運んでみて下さいね(●´ω`●)



Senaさん


今回はコラボ、ありがとう♪

ひとひら☘☽・2020-04-24
幸介
幸介による小さな物語
コラボる小説
幸Sena❁☽コラボ物語
叶わぬ恋をバネにして
もう泣きたくない
先生
教師
失恋
ずるい
生徒
クラスメイト
春恋
ポエム
学生
社会人
独り言
叶わぬ恋
高校生
思春期
青春
青春時代
あの日に戻りたい
好きな人
さよなら
バイバイ

ねえ、ずるいよ

貴方が大好きなの
貴方の嫁枠は全部欲しいの

私だけじゃない
皆、嫁枠欲しがってるの
皆、必死なの

なのにさ
貴方は私が生きてることすら
知らないんでしょ?

か れ ん 🔅・2020-04-16
リアコ
リア恋
恋心
ずるい
推し
ジャニオタ
推し事
樹くんにリアコ💖

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

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君はいっつもタイミングがズルすぎる
君のこと信じられなくなった時
君に大切にされてないと思った時
そうやって不安になってる時に限って
優しい言葉をかけてくれる
なんなの 苦しいからやめてよ…

(追記)
やっぱ誕生日のこと忘れてる…か
バースデーカード送ってくれないかな
ってちょっと期待してたけど来なさそうだな
今来ないってことは昼になったら
もはや誕生日ってこと忘れてそうだし

愛に恋して君を愛した・2020-04-22
大好きな君のこと🏀✨
好きな人
ずるい

貴方が私以外の人と話していると勝手に嫉妬しちゃって

私と楽しそうに話してくれた時には勝手に興味を持ってくれたのかなって思っちゃって

私ってずるいよね。

𝑚𝑜ℎ𝑢・2020-05-15
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“なんだ、俺じゃないのか ”

君に恋愛相談をした、

いつも聞く側だったから。

だから君のこと諦めたのに

ずるいよ、

紗月・2020-05-06
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ずるいよ、君は

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ひなき・3日前
独り言
片想い
ずるい
嬉しい
好きな人
友達
あなたは知らない私の気持ち
私の本心

ツンデレで可愛いし、

年上だから余裕があって

かっこいいし、

いたずら好きなのも

子どもっぽくて許しちゃうし、

君は完璧でずるいなぁ。

#雨色 涙・2020-04-24
彼氏
好き
大好き
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年の差
年の差カップル
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歳の差カップル
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ツンデレ
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かっこいい
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子ども
完璧
ずるい
ズルい
独り言
惚気
惚気話

!リア充の皆さん!
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爆発しろ!

とでも言うと思ったぁ?

羨ましい!
いいなぁ
ずるいー

って言いたいです!

響夏 名前変えたよ・2020-04-29
リア充
羨ましい
いいな
ずるい
リア充になりたい
‪w

一人で戦えないくせに

ハンデをあげる要素もないよ。

ゆー様・2020-05-15
独り言
ポエム
戦い
一人
ずるい
威張るな
強がらないで
柚友
大切な人に伝えたい事
いじめ
いじめ反対

泣いている

そんな事知られたくなくて

顔を背ける

なのに、君は

無言で抱きしめてくるんだ

ずるいよ…

私の気持ち知らないのに

ずるいよ…

♔エリンジウム♔・2020-05-05
ずるい
創作
あなたは知らない私の気持ち
独り言
好きな人
✼̥୭*ˈリオ

何でだろう。

いつの間にか、追いかけているのは私で。

『?』を使うのもいつも私で。

君はずるいね。

とらんぺっと・2020-04-22
LINE
ずるい

ねぇ、教えてください…。
この気持ちは、恋なんですか…?

君はずるいです。
わたしばっかり好きにさせて
君は好きじゃないんですよね?

勝手に好きにさせて
ほったらかしなんて嫌です。

これが恋だ。というのなら
あまりにも酷いですよ…。

どこかのだれか。・2020-05-03
独り言
恋、はじめました。
君は
ずるい
すきになった。
好き
好きな人
片思い
失恋
好きください
恋ってやっぱりキラキラしてた。












おやすみ 💕︎

























いや、︎ 💕︎はずるい

寝る前から、照れさせないでよぉ(/ω\)

(◍ ´꒳` ◍)・2020-04-15
彼氏
ハート
ずるい
おやすみ
好き

君ばっかりかっこよくてずるい。

私だってキュンキュンするだけじゃ嫌。

#雨色 涙・2020-05-13
彼氏
好き
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独り言
ずるい
私だって
キュンキュンさせたい
惚気
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