はじめる

#エッセイ

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全142作品 ・

【同居人が阿呆過ぎまして⑪】



態度はでかいが忘れっぽい
それが同居人、その名もイオリ。




最近、やたら俺の事を
「月霞、月霞」と呼ぶ。



俺の本名は「〇すけ」
月霞の月は苗字から来ている。




「イオリ」


「あー?」


「なんで最近NOTEでの名前で呼ぶの?」


「あー?なんだってぇ?」


「俺の本名は?」


「月霞」


ああ、やっぱり。


この阿呆。



「俺の名前、〇すけ」


「……おめえ俺に嘘ついてたのか!最低だな!」


「ちがう!最低はお前だろ!」


「おー?なんだと?やるかコラ」


「まさかさ!まさかだよ、何を忘れても、幼友で仮にも親友の部類の俺の名前を忘れられるとは思わなかったよ!!」


あ、しまった。


つい親友とか恥ずかしい事を


口に出してしまった。



「おめーよぉ」


あー
恥ずかしくて死にそうだ。


ちょっと感動的なシーンでも
待っているんだろうか…。


あー、イオリと
そんな遅咲きの青春
したくない。



「あー、何ー」



俺は家業書類に
目を通すふりをしつつ
イオリの言葉を待つ。




「親友とか言うなよ。気持ちわりぃな!」


「は!?」


「虫唾が走る…あー身体かいぃ」


「身体かゆいのは風呂で擦らないからだよ!」


「相変わらず失礼なやつだなおめーはよぉ。手の爪立てて、いっぺー擦ってんぞ!」


「は!?手!?爪!?タオル使えよ!」


「タオルなんて優しいもん使ったら肌が弱くなる。俺ァ自分にゃ厳しい日本男児よぉ」



ドヤ顔で言ってのけるイオリ…。
逆だぞイオリ。

爪でガリガリやってたら
肌がぼろぼろになってしまう。


そして自分に厳しければ
お前のように肉だけ食べて
だるんだるんの腹にはなってない。



まあ、俺の知った事ではないが。






なんの話しだったのか
よくわからない。


俺にも阿呆が移ったようだ。
俺は家業開始準備へと戻る。



「あ、せいのすけ!今日の晩飯なんだ!?」



誰だそれ。
スケしか合っていない。


もういっそ
せいのすけに
改名した方がいいのかと
本気で悩む。



頭がどうにかなりそうだ。


同居人が阿呆過ぎまして。

ひとひら・2020-02-10
月霞
同居人が阿呆過ぎまして
エッセイ
HMちょっと笑える好きな人
独り言
名前
本名

【同居人が阿呆過ぎまして⑥】


-良い子には真似をさせたくない-


でかい体には
たくさんの雑菌が住んでいる


それが同居人
その名もイオリ





18時頃、帰宅。


「おかえり」
「おー疲れたぜぇ」


それとなくイオリ観察。
冬だと言うのに汗をかいている。


臭そうだ。
本当はすぐに風呂へ入って欲しい。


「飯出来てんの?」
「うん」
「今日は何?」
「シーチキンサラダ」
「と?」
「味噌汁」
「と?」
「白米」
「と?」
「ない」
「は?ふざけんな、肉がねえ」
「サラダにシーチキン入ってるよ」
「馬鹿野郎、シーチキンは鳥なんだよ、鶏は肉には入らねえんだよ」



阿呆……シーチキンは魚だ。
そして鶏は、肉だ。







飯の前に手洗うがいを勧める。
面倒臭がってなかなか動かない


イラついてつい蹴りを入れる
喧嘩勃発


何とか手を洗わせる

が、しかしその1分後
飯の支度をしている俺の後ろで
イオリ独り言。



「あーしょんべんつまったあ」
「あートイレ行くのめんどくせぇなあ」
「あーでもやっぱだめだ」


トイレへ立つ
30秒で戻ってくる

いわゆる
トイレUターンだ


「手を洗えよ」
「さっき洗ったろうがよ」
「トイレ行ったら手を洗うんだよ」
「あー口うるせぇ小姑がっ」



なんとかかんとか
手を洗わせさあご飯だ。

イオリの好きな肉も焼いたぞ。
料理を目の前にして




「あー…」
イオリが何やらうなっている。


「何?」
「ちっと俺トイレ」
「は!?さっき行っただろ?」
「でかいやつ」
「もーほんっと汚ったない」



そしてトイレに立ち
5分でトイレUターンだ



「手は!?」
「さっき2回洗った!」
「トイレ行ったら手を洗え」
「大丈夫だって」
「大丈夫じゃない、汚い!」
「汚くねえよ、失礼な小姑だなっ」




いや、汚い。




「手を洗えよ」
「やなこった!なんでもかんでもおめーの言うことハイハイって聞くと思うなよ」
「いつもハイって聞いたことなんかないだろ!」
「…あー?だったっけえ?」




なんだか胃のあたりが
気持ちが悪いよ。



同居人が阿呆過ぎまして。

ひとひら・2020-01-30
月霞
エッセイ
同居人が阿呆過ぎまして
HMちょっと笑える好きな人
好きではないが。
トイレ
手を洗おう
汚い
独り言

【同居人が阿呆過ぎまして④】


-同居人は阿呆な上に不潔者-



図体もでかければ
顔もでかいこの男


基本不潔な同居人


その名も、イオリ



朝起きてからの観察をしてみた。


起床。

腹をボリボリかく。

こどもたちに挨拶。

腹をボリボリかく。


下の子に促され
歯磨きをしにいく。


髪の毛がボサボサだ
腹をボリボリかく。

ついでに頭もかく。
爪に皮脂が入りそうだ。


俺のクリームを見ている。
やめて欲しい。


使おうとしている。
蓋が開かない模様。

どうやら蓋の開け方を
忘れてしまったらしい。


髭を見ている。

左右の頬を見て


「あーーー…」


うなっている



「今日はいいか」
髭剃りもやめたようだ

腹をボリボリかく

腹をボリボリかくのを
やめた方が良さそうだが
イオリはその事に気付かない



脱衣所で
着替えをするようだ

自分のカゴに服がない
それもそのはずだ


俺が今朝洗濯の為
イオリの服を洗濯機に
ぶっ込んだのだ



強制的にイオリは2階の部屋から
服をもってこなければならない


「あー…めんどくせぇな」



…!?


嫌な予感しかしない


ゴソゴソと何かしている







ゴソゴソと何かしている






洗濯機の中を漁っている






自分の服を見つけ
臭いをかいでいる



ひとひらメンバーのひとり
匂いフェチのリュウの様だ




「まー…今日は何処にも出ねえし」


洗濯機にあった服を着込み始める

何処にも出ないという決意も
30分後には忘れて出かける


それがイオリという男だ

どこかへ出かける時
必ず大型バイクな彼の後ろに
俺がいることを忘れているようだ。


いや、覚えていても
臭くねえだろ?で済ませるやつだ


腹立たしい。



洋服に身を包み
イオリは洗面所にあったタオルを
洗濯機にぶち込んだ。




「おいいいい、ちょっと待てえええ」
「なんだよ」
「それお前がいっくら言っても顔拭かないから俺が毎日用意することになったタオルだぞ」
「……だったっけえ?」
「おま、まさかずっとそうやって顔も拭かないでっ!何も拭いてないタオル洗濯機にいれてたの!?」





「あー…それも忘れた」


そしてイオリは
また腹をボリボリかいた。





どうして一日着た服を
わざわざ洗濯機から拾うくせに
使いもしていないタオルを
洗濯しようとするんだ…



あー…目から汁が垂れてくる…



同居人が阿呆過ぎまして。

ひとひら・2020-01-28
月霞
エッセイ
同居人が阿呆過ぎまして
独り言
HMちょっと笑える好きな人
目から汁
好きではないが。

【同居人が小姑なもんで④】



小姑同居人にして大家月霞は
何でもかんでも洗うのが好きだ



一日に手を何度も洗う
ありえねえくらい洗う

朝と夜風呂は毎日

春と秋は帰ってくる度
体を洗う


春秋に月霞の家尋ねると
必ず風呂を強要される


なぜだか全くわかんねぇ


顔も外行って
帰ってくる度洗う


その度に
乳液やら魔法の水やら
ビタミンやらミネラルやら
肌に塗り込んでやがる



歯も何度も磨く
食べる度に磨く



あんなにしてたら
年老いたら
絶対歯すり減って
なくなるはずだ


俺は今からそいつが楽しみだ


月霞が泣いて頭ついて
歯あんなに磨かなきゃよかった
って言ってる姿が楽しみだ

そしたら俺は
歯がなくなった月霞に
スペアリブおごってやんだ


どーだ食えねえだろ?
俺は食えるもんねって
嫌がらせしてやんだ



テーブルの天板も
布巾で拭いたあと
除菌スプレーかけて拭く


少しでも手垢がつくと
「きったね!」を連発する


その文句たるや
一緒に生活すんなら
指紋焼かねえと
なんねえのかと思うほどだ



肌がびっくりするほど白え。


なんでも使ってるイチゴ洗顔が
顔も手も白くするらしい



でも待てよおい


おめえそれドヤ顔で
いいだろっつって
つやつやしてっけど



もしかして洗いすぎで
ふやけてるだけなんじゃねえのか?



聞いたら、1発蹴り入れられた




俺は口は悪ぃがよ
月霞は足癖が悪ぃんだ


小姑の言うこと聞かねえと
あーーーまた蹴り入れられら



あーーーー手洗え
口洗え、体洗えって


もーいいかげん
耳にオクトパス!



同居人が小姑なもんで。

ひとひら・2020-01-30
IYORI
同居人が小姑なもんで
耳にオクトパス
独り言
エッセイ
真似

【同居人が阿呆過ぎまして⑨】




図体がでかければ筋肉質
それが同居人、その名もイオリ



3日前から
ダイエットに勤しんでいる。


が、しかし
ダイエットの動機が不純。


初恋の女の子に
自分の勧めるダイエットが
いかに効果があるかを
教えたい、という。



その方法たるや
「夜ご飯ダイエット」

名を聞いただけで
ぶくぶく太りそうだ。



なんでも
夜ご飯ダイエット法


夜中夜食をガッツリ食べて
二時間後に就寝。


次の日は朝、昼、夜
どうやら飯を
食わなくてもいいらしい。



そんな馬鹿な。

そんなこんなで
3日前から
イオリの観察をはじめた。


3日前の夜中
ガッツリ肉を食べる


「そんなに食べて大丈夫?」
「大丈夫大丈夫、なんたってダイエットだからよー」
「あ、そ」


次の日の朝
胃もたれがひどそうだ


何故なら二時間後に
就寝予定が
時間をとんと忘れたイオリ

30分後に就寝している
ガーガー寝ている
寝ゲップまでする

同じ部屋にいたくない。



俺の方が胃もたれしそうだ。



そして昼過ぎ

「あーーー」
「なに?」
「腹減ったあ、飯なに?」
「…夜ご飯ダイエット中でしょ」
「あ、そうだった、危ねぇ危ねぇ」


10分後
「飯何ー?」
「お前はボケ老人か」
「なんだと!?おめえひでぇな!」
「飯を要求するな」
「鬼だなっ!」


非常に疲れるこの会話
その日だけで何度したのか。



そしてなんとか夜食時間
「あーーーうめぇーーー」

にこにこしている。
にこにこしながら飯を食っている。
肉だ。

肉を食っている。
きゅうりをつまんだ。

きゅうりをじいっと見ている。
俺に「いるか?」とジェスチャーを送る

いらないとジェスチャーを返すと
ぷりぷり怒り出す。


肉を噛んだまま、寝かけている。
たまらず助け舟を出す。


「イオリ、寝たらまた胃もたれするよ」
「あー?胃もたれ?誰がだ」
「イオリがだよ」
「あー?なんで?」
「夜ご飯ダイエットのせいで」
「…馬鹿野郎!なんでダイエットで胃もたれすんだ!?」
「夜ご飯するからでしょ?」
「ダイエットは体のためにするもんだっ」



……動機は不純だけどね。



翌日、やっぱり胃もたれ。
しかも昨日よりヤバそうだ。


そしてその日も
「飯!」
「だめ!」
「なんでだ!?」
「ダイエット!!」
「おめー俺に無理矢理ダイエットさせる気か!」
「お前がいったんだろ」
「あー?だったっけえ??」


そんな
終わりのない会話をしながら
夜食時間を迎えた。



「うんめ!!!いやー夜ご飯ダイエット最高」

肉を食べている。
ハラミなので
口の周りが油だらけだ。


ティッシュをとって
イオリに渡すけれど

「あ!?おめー俺の肉欲しいのか!」
ティッシュにハラミをちょんと乗せてよこす

「いや…口のね」
油を拭いてくれと言いたかったが
遮られる。


「なんだ、タンか!タンが欲しいのか!高級志向だな!」

肉は嫌いだ。
どうせなら
まだ手をつけていないサラダが欲しい。



そして今朝
胃もたれが胃痛へと変化。


救急外来へ連れていく羽目に。
そこで下された診断。


胃炎。
規則正しい生活
お粥など胃に優しいものを。



「なんでだい!?夜ご飯で仲間は上手くいったのに!?」



やり方が悪いんだイオリ
忘れっぽいお前には無理だと思うよ



なんだか俺まで胃が痛い。
同居人が阿呆過ぎまして。

ひとひら・2020-02-02
月霞
同居人が阿呆過ぎまして
エッセイ
同居人
居候
独り言
HMちょっと笑える好きな人
好きではないが。

【同居人が阿呆過ぎまして⑤】


-同居人が一番やんちゃな赤ん坊-



態度のでかい子沢山


二十歳
十七歳
十二歳
九歳
四歳


五人の子持ち
それが同居人イオリ



子どもたちとの
やりとりを観察してみる



「トイレ電気つけっぱだった」

1番上の男の子サハくん。
イオリにそれとなく注意を促す。


「あー?おめえ気をつけねえと駄目だろ」
親父面して説教かましているが
付けっぱなしはお前の仕業だ。


それでもため息つきながら
トイレの電気を消してくれる
長男サハは実にいい子。



「ちょっとお父さん」
二番目の多感な時期の女の子
その名もなのちゃん

「あー?なんだあ」
「前から言ってんだけど私のパンツ雑巾にすんのやめて」
「あー?なんだと!どこのどいつがそんなことしやがった!ここに連れてこい!お父ちゃんが叱ってやる、サハか!」
「ほんっと意味わかんないし!」
「あー?何の話だ?」


いや、パンツ雑巾の犯人はお前だイオリ。
サハのせいにするんじゃない。


さあ、自分で自分を
ボコボコにしてくれ。


わけのわからない父親に
プンプン怒りながら
学校へ向かうなのちゃん

いつも御苦労様



「お父さん…鍵もった?」
「あ、忘れてた」
「じゃあ売上表は?」
「やべ、どこいった」
「セーター後ろ前逆だよ」
「ほんとだっやべ」
「ねえ、鍵」
「あー、家の鍵はかけたぞ」
「…家出る時にも鍵かけるよね、もった?」
「あ、忘れてた」
「ねえ、お父さん…どうしてそんなに忘れっぽいの?」
「あー、おめーにも俺と同じ血入ってら」
「……絶対やだ」
「あれ?何忘れたっつったんだっけ」
「鍵」
「やべ、忘れてた」


エンドレスな受け答えに
飽き飽きしてため息をはくのは
次女のときちゃん

しっかり者だけど
イオリのお世話程々に。

頭、おかしくなっちゃうから。




「おー、ここ間違ってんぞ」
小学三年生のしーくんの
宿題を見てやってるイオリ。


「え、これでいいはずだよ」
「馬鹿野郎、お父ちゃんが間違うはずねえだろ」
「……そう?」
「あー、そうだ」
「…ほんとに、そう?」
「あー?」
「信じていい?」


やたらと疑い深い。
そりゃそうもなる。


しーくんはその場は
イオリの言うことを聞き
あとでこそっと俺のところに来る。



「月霞、これ合ってる?」
「んー?どれどれ?」


…恐らくイオリが口を出したんだろう
消しゴムで消されうっすらと残る正解
その上にでかでかとかかれた誤回答


「最初のが正解」
「やっぱりか!またやり直しかあ」
「お疲れ様」
「ねえ月霞」
「んー?」
「俺、お父ちゃんのおかげで、大人になったらソンタク上手になると思う」


しばらく笑いが止まらなかった



そして一番下
おーちゃんという男の子


この子
最近4歳になったばかり。


イオリがおーちゃんの
ズボンを手洗いしてた



「もらしたんなら言えよ、なんも恥ずかしいことねえだろ?」

傍らでおーちゃん
しきりに訴える


「もらしたんじゃないよ」
「茶色くなってんじゃねえか」
「うんー…でももらしてないよ」



粗相をしたのかと思って
イオリの手元をみると
ズボンのおしりが
確かに茶色くなってる


茶色くなってるけども
これは……


「ねえイオリ」
「あー?なんだ」
「それどう見てもチョコじゃない?」
「ん!?……あー…チョッコレイトか」
「おしりで敷いて付けちゃったんだよ」


よくよく目視して
チョコだとわかった瞬間に
イオリがおーちゃんに放った言葉


「おめー男なら、ズボン脱いでチョコしゃぶるぐらいの気概を見せろ」

「うんーがんばるっ」





…いや、それ違う。
違うよおーちゃん


チョコでも粗相でも
洗うが正解だよ



ズボンとはいえ、尻。
汚いよ?
尻に口近づけないで?


こどもにドヤ顔で
何を教えてるんだ


おーちゃんの未来が
本気で心配だ


同居人が阿呆過ぎまして。

ひとひら・2020-01-29
月霞
エッセイ
同居人が阿呆過ぎまして
独り言
HMちょっと笑える好きな人
好きではないが。
本気で心配
こども
子沢山

【同居人が小姑なもんで③】

*投稿あげてから
途中で足した文章が禁止語句にヒット
表示されなくなったらしいんで再投稿。



ガタガタガタガタ
朝からうるせーな



眠たい目ぇこじ開けてみたら
月霞がもう起き出していやがった



「おめー、なんだ?なんでこんなに早えんだ」
「昨日言ったよ、会合ででかけるから」
「あー?何時からだよ」
「これも昨日言った。10時」


時計見たら、はー
4時…6時間もはええけど?


この男はよ!!


月霞ってやろーは
異常なほどの
しゃれっ気がある。



顔を洗った後で
髪を洗う為に風呂へ入り
ドレッサーの前に座り


何個あんだってほどの
美容液を顔に惜しみなく
ジャバジャバかける

そんでお決まりの一言


「あー、肌が喜んでるぅ」
「肌が生き返るぅ♪」

鼻歌交じり
こいつ、頭湧いてんのか?


人に聞かれたらどーすんだ
恥ずかしくねえのかこいつ



その後は
なんかわかんねえけど
顔にコロコロかけてやがる


「何してんだ」
「マッサージ」
「なんでだ」
「むくみとり」
「…そこまでするか?」
「んー老いも恐いな」
「男のくせにみみっちいな」
「…イオリみたいになりたくない」
「あー?」
「ほうれい線じじいみたいじゃん」
「なんだと?じじいだと?おい、失礼だなっ」


女がな
化粧に1時間かかるってえ
そんなんならわかる


だけどよ
男が1時間半もかけて
朝から肌の手入れ

しかもだ
俺の眠りを妨げながら。



…ありえねえだろ?


ニキビ1個でも出てりゃ
外に出ること自体渋り出す始末だぞ
ありえねえだろ?




それが終わりゃ今度は髪型。
髪の美容液ってのがあるらしく
それを風呂場で塗ってきて
きっかり二時間で
アラーム鳴るように
設定してやがる


そしたら弱のドライアーで
ちまちまとかわかしはじめて

長髪を1本にまとめはじめんだけど
これがまたえれぇ細けえ


「あ、失敗」
「…あーまただ」
「マジか」
「今日まとまりわるいな」
「あーーまた一本飛び出た」




完・ペキ・主・義も大概にしろ!
つーか美容液ぬった髪だろ
まとまれよ

まとまんねえなら
美容液意味ねえよ!

そんなにヘア気にすんなら
いっそ全部引っこ抜いてしまえ




月霞はブツブツ文句言いながら
クローゼットを物色し出して
4着の服とにらめっこ

あんまり悩んでるもんだから


「端っこの服でいいんじゃね」
「なんだそれ!適当なこと言わないでくれ、余計悩むだろ」
助け舟を出してやったつもりが
飛んで火に入るいおり様だった




こんなに早くから準備しといて
10時前はこたつで
ゴロゴロしはじめんだよな


足を蹴りつつ
「おー、行かねえのか」
「あー、眠いよねぇ」
「…あんなに早く準備するからだろ」
「あー行くの面倒くさー」


なんだかよくわからねえ男だ
おい月霞、おめーあんなに苦労して
セットした髪の毛から
アホ毛飛び出しまくりだぞ。




「会合先まで送るか?」
「んー、送って。お願いします」


まあ、訳の分からねえやつだが
こんなところはちっとは可愛い


「あ、でも」
「あー?」
「服新しいの着てよね、バイク乗ると臭うから」
「あーー送ってもらうのになんて言い草だ」
「忘れた?俺大家、お前居候」
「ぐぅ…っ」






前言撤回
可愛さなんて微塵もねえ
口うるせー鬼じじいだ

同居人が小姑なもんで。

ひとひら・2020-01-29
IYORI
同居人が小姑なもんで
エッセイ
独り言

【同居人が阿呆過ぎまして⑦】



-同居人…一歩歩けば忘れます-



態度はでかいが
金には細かい


それが同居人
その名もイオリ。


非常に忘れっぽいので
何度も同じ過ちを繰り返す。



「特売!大容量玉ねぎ500円」
そのうたい文句につられて
玉ねぎを抱えて帰ってきたイオリ。


「おぅ月霞!玉ねぎ買ってきたぞ」
「イオリが野菜買うなんて珍しいね」
「あ……」
「ん?」
「…肉買うの忘れたっ、買ってくら」
「あんまり買いすぎたらだめだよ」



慌ててまた
お気に入りのお店へ出かけるイオリ。


30分後帰宅するや


「月霞!!見てくれ!!」


興奮気味のイオリの手に
握られていたのは



大容量玉ねぎ500円…
キッチンには
さっき買ってきたばかりの
玉ねぎの山。


それを見つけて


「なんだい、月霞も買ってたのか」
「いや、さっきイオリがね」
「ん?俺ぇ?」
「うん」
「……だったっけえ?」


実験をしてみよう。
わざと同じことを言ってみる。


「イオリが野菜買うなんて珍しいね」
「あ……肉買うの忘れたっ!ちょっくらぁ買ってくらぁ!」


ほぼ同じ流れ。
阿呆。


これ大容量玉ねぎが
3つになるやつでは…?


さすがに
そこまでの度胸はないので

「俺も行こうかな」
「なんだってえ?いいけどよ、また出かける前に時間かかるんじゃねえだろうな」
「ちょっとくらい待っててよ」
「おめーの出かける前のちょっとはよ、半日レベルだからな」
「さすがにそこまでしない」


買い物について行くことにした。



バイクのケツに乗り
イオリお気に入りのスーパーへ。


実はイオリ、ここでの買い物
以前から失敗し続けている。


前に徳用の玉ねぎと
じゃがいもを買ってきた時も
大半が腐り始めの状態だったことは
記憶にも新しい。


「あーもー俺ぁ行かねえぞ!」

そう決意するも虚しく
またこの店に繰り返し訪れる。




バイクを降りて、
イオリと二人で並んで歩く。


お徳用コーナーを目視で確認。
するとイオリもパタパタと
手を動かしながら
興奮気味に言う。



「おい、おい!月霞!500円だって!安くねえか、おめー300円出さねえか!?俺、200円出すからっ」


俺も加担して
金を払うことになっている。


ここは我慢して
ネット3つ分の玉ねぎを
なんとか阻止しなければ。



「イオリ、玉ねぎはあるよ」
「ん!?なんでだぁ?」
「イオリが買ってきたから」
「ん!?だったっけえ?」
「それより肉はいいの?」
「え!忘れてた!買わねえと!おめー1000円出すって言ったよな!?」
「…言ってない」
「あー?だったっけえ?」


なんだか金額が増えている。



なんとか
肉だけを購入しての帰り足

スーパーの入口付近で
イオリ立ち止まる。


嫌な予感がする。



「……月霞」
「買わないよ」
「あー?俺まだ何も言ってねえ!」
「玉ねぎだろ?500円安いね」
「すっげっ!おめー超能力あったのか!」



阿呆…
俺に超能力があったら
お前の記憶力もうちょっと
とっくに向上させてるよ



「で、買うか!おめー400円出せよ、俺50円出すから!」



もはや買う以前の問題だ。
500円にも届かない。


なんだか頭が壊れそう
同居人が阿呆過ぎまして。

ひとひら・2020-01-31
月霞
同居人が阿呆過ぎまして
エッセイ
独り言
HMちょっと笑える好きな人
好きではないが

【同居人が阿呆過ぎまして⑧】






*汚いお話です。
ご飯時の閲覧注意。







図体も態度もでかいが
心は意外にナイーブ


それが同居人
その名もイオリ



今朝から水をガバガバ飲み
コーラをガバガバ飲み


トイレへ立っては
「はぁー…」
ため息をつくイオリ。



あまりにも
ため息が多いので聞いてみた。



「どうしたの?」
「あー…あのさぁ」
「うん」
「俺どっか悪ぃのかね」


暗い顔して言ってくる。
話を聞こうじゃないか。



「あのよー…しょんべんおかしい」
「どうおかしいの?」
「あー…色が」
「何、赤いとか?」
「いや……」
「ん?」


はっきりしないイオリ。
俺もだんだん心配になる。

いくら阿呆な同居人でも
幼なじみだ。


「言ってごらん?」
「色がさー…薄い」

「ん!?」
「朝はよ、いい黄色なんだよ」
「…うん」
「それがよ俺のやつぁ小せえ頃からずっと黄色が薄くなってって、透明になんだよ」

「…それは普通のことだが」

「もっと飲んだらまたあの色出んのかなってえ思ってよ飲めば飲むほど透明になってくらあ…」


「うん、だからそれは、普通のことなんだよイオリ」

「でもよぉーシモのことで病院行くのもなんだか恥ずかしじゃんよ」



「聞けっ」



あーあ
怯えた兎みたいな顔してる。


阿呆め。


これまでうん十年
そんな当たり前のことで
ずっと悩んでたのか…



どんなに平気だと言っても
俺の話を聞かずに落ち込み続けているので

秘密兵器【エナジードリンク】を
飲めと勧めた。



しばらくして
家業スペースにいた俺のところに
イオリがバタバタと走ってきて



「月霞、月霞!!出た!黄色くなった!出た!!」
「よかったね」
「おめーすげえな!」


エナジードリンクがすごいだけだよ。
とは言わない。
もう少し俺の事尊敬しておけばいい。


全く
話を聞かない阿呆者がいると
こっちが頭を使う


なんだか疲れたな
同居人が阿呆過ぎまして。

ひとひら・2020-02-01
月霞
同居人が阿呆過ぎまして
エッセイ
HMちょっと笑える好きな人
好きではないが。
毎日大変

【同居人が阿呆過ぎまして⑩】


同居人が阿呆過ぎまして⑩
実は本日二度目の投稿である。

意図せずに禁止用語にふれ
投稿されないという状態に陥る。


読み返していって噴き出した。
あえて伏字にしてあるので笑って欲しい。






ついに十…
十…


比較的面倒臭がりで
何事も続かない俺が


イオリの事を⑩回も
書いている…


由々しき事態だ
大変だ


これはイオリに対しての
文句を書きたくて
始めた投稿だったはずなのに


若干楽しくなってきている自分が嫌だ



でも書かざるを得ない
NOTEは中毒性があるらしい
イオリも中毒性があるらしい


…そうは思いたくない。



書こうと思うのは
ネタが満載にあるからだ!





図体も態度もでかいが
一旦病むと厄介な男



それが同居人その名もイオリ
巷でも忘れっぽいことで有名




仲間内のグループLINEにて
イオリつぶやく
「胃の調子が悪りぃ」


夜ご飯ダイエットを
イオリに教えた張本人の友人がつぶやき返す
「夜ご飯はやり方間違うと大変」


イオリすぐさま返信
「なんだいそりゃ」
「夜ご飯ってえよ奇っ怪だな」


自分の胃を痛めた憎き
「夜ご飯ダイエット」を
もはや忘れている。




友人たちには
イオリが夜ご飯ダイエットをしていた事も
失敗した事も俺によって告知済みである。


皆、イオリがダイエットのこと自体
忘れたのだとここで察し。


怒涛の心配LINE
(偽かもしれない)



友人②(幸介)
「あー、大変っすねぇ、大丈夫すかー」

友人③(riyu)
「心配だなー」


友人④(くぅたん)
「…お大事に」


以下省略


するとイオリ
連続病み投下を始める



「あー俺ァダメだぁ」
「もーダメだぁ」
「癌に違いねえや」
「ストレスだって月霞ぐれぇだし」

何!?

「他何もしてねえんだよ俺ァよぉ」
「余命一日とかそんなんかもしんね」
「あー、おめーら世話になったな」

(チーン、というスタンプ)



いや、お前、してたよ
夜中に飯食ってはすぐ寝るっていう
胃に一番悪いことしてたよ!?


冗談でも、ジョークでもなく
本気で言っているからため息ものだ。



皆からの激励を受け
なんとか持ち直したイオリだが


どうして皆


「夜ご飯ダイエットってのをしててね」
「胃がおかしくなっちゃっただけなんだよ」
「なんにも心配いらないよ」
「癌じゃないよ」


そう言ってやらないんだ。


あとで幸介に聞いてみた。


Answer「え、だってどうせ癌疑惑も忘れるでしょ?」


模範的回答だ。
その通りである。



その日の夜には
癌疑惑、すっかり忘れ。


「飯!肉!」
「肉だめ、はいお粥」


特別にこしらえてやった梅干し粥を


「……こんな鼻血入りの鼻水みたいなの食えるかい」













!?


「食えっ」
「俺ァ肉が食いてぇんだ、隠さねえで持ってこいっ」


腹が立った俺は
冷凍保存してある肉を
カチン〇チンのまま
イオリに投げつける


「そのまま食え阿呆イオリ!」


ニコニコしながら
袋を破こうとしていたので
慌てて止めた…。



ただの胃炎なはずなのに
胃を治すのにも一苦労
……俺がね。


同居人が阿呆過ぎまして。

ひとひら・2020-02-04
月霞
同居人が阿呆過ぎまして
胃炎
胃痛
エッセイ
肉好き
独り言
鼻血入り鼻水

【同居人が小姑なもんで⑤】



同居人月霞とは
寝室は一緒だが
部屋の中の衝立を中心に
俺の居住スペースは左側。


よって左側の障子の開閉のみ
許されてる状態だ



俺ぁそれ自体は
出来たルールだと思う

幼友達とはいえ
互いの時間は必要だろ?



ところがだ
俺ぁ忘れっぽいし
方向感覚ねえからよ


月霞の部屋がどっち側で
今いる方角もあやふやんなって
あー、右側だっけな
夜中に障子開けたんだ



そしたらよ


月霞が変なことしてた
つーか変な格好してた

エクソシストかと思ったほどだ



想像してほし


いいか



座った状態で
右足を頭の後ろへ


左足もついでに頭の後ろだ
その状態で寝転ぶ。

両手はケツのほっぺた
隠すようにパーだ。


さながらそれはよ
ひっくり返っちまった海亀だ



俺ら洋服では寝ねえ
基本浴衣が楽で浴衣で寝る

浴衣では裾が邪魔で
たくし上げねえと
この格好はできねえわけよ


それを嫌ったのか
浴衣脱いでしてるわけ。


パンツが無理な格好で
ケツに食いこんで
ふんどし状態だ



その格好で
あっちへ、ゴロン
こっちへ…ゴロン

エンドレスにやってる





「なに、してんの」
「ヨガ」
「ヨガ……おめー鶴太郎目指してんのか」
「……何言ってんの、てか約束。寝室には入らない」
「あーああ、そうだな」


また月霞は
まぬけでちょいとホラーな
エクソシストの格好で

あっちへゴロン
こっちへゴロン


どうしても言いたい事がある。


言ったら絶対怒られるが
口がムズムズして
黙ってらんねえ



「なー月霞」
「んー?」

ゴロン…ゴロン


「それよー…」
「うん」


ゴロン、ゴロン…



「出来損ないの起き上がり小法師みてえだな」
「は?やば、出来損ないって!やる気削がれた。ほんとに出てって」



ほらやっぱり怒られた
でもなあの格好してる時は
流石の小姑も蹴り入れられねえらし




はー…あんなんしたら
俺なんかケツの骨折れるな

足の関節も悪くなるな



月霞は体を悪くしてえのか?
よくわからねえやつだ




次の日
月霞の部屋には
つっかえ棒がされていて


俺は完全に
月霞の部屋には入れなくなったが


あの格好
中毒性があるらしく


たまに衝立の向こうから
ゴロン、ゴロンって聞こえてくると

あー無性に
月霞のあの格好が見たくて
しゃあなくなんだよな

その度に衝立の下から
覗こうとすんだけど
月霞の枕が飛んでくらあ



あーーおめえがわりいんだぞ
ヨガだか溶岩だか知らねえが
あんな奇っ怪な格好してっから。


写真に
おさめておけばよかったな



普段は俺が笑うための材料
金が底ついたらユスリのネタ



あ、無理か
忘れっぽいもんな俺


撮った時点で忘れてらあな


同居人が阿呆過ぎまして






って違うか。
そりゃ月霞のタイトルだ

ひとひら・2020-01-31
IYORI
同居人が小姑なもんで
エッセイ
独り言
ヨガ
1つ屋根の下

‪君くれた
花の一輪
大好きで‬
‪空が拡がる
段ボールの‬中

Teru Kadena・2020-02-13
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サイドミラーの
豆粒の‬
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手の甲か

Teru Kadena・2020-02-03
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君の髪に
触れられるなら‬
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なりましょう‬

Teru Kadena・2020-02-10
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Teru Kadena・2020-02-12
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