はじめる

#名前募集

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全445作品・

# 自己紹介

# 名前 影雲 彪斗/かげぐも あやと

# 年齢 中1

# 性別 察してw

# 誕生日 6月21日

# 性格 話せばわかるw

# 対応 砂糖

# 彼女 なし

# 好きな人 いない

# 好き ありがとう

# 贈り物 サンキュw

# トーク 仲良ければ…なw

# 一言 こんな俺をよろしくw

影雲 彪斗 さよなら・2020-06-01
自己紹介
中1男子
名前募集



『私、死のうと思うんだ』



それはあまりに唐突で



昨日までの彼女からは



想像もできない発言だった




「……なんで?」




『さぁ?なんででしょうね』



そう言って彼女はニコッと微笑んだ



それは誰が見ても




死のうとしてる人間の顔ではなかった






【予告編】____

龍邪・2020-05-22
名前のない小説
予告編
好きが20で1話目書く
アドバイスください
名前募集

《 名前募集 》

期限は2020年6月30日までです( '-' )

あ、出戻りでお名前募集中です!

条件は…

・漢字
・意味があると嬉しい
・中性的(?)

これくらいです!
良かった考えてください!

奏響_ソラ 元Smile.°ʚ(*´꒳`*)ɞ°.・2020-06-27
名前募集
独り言
奏響の報告。

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に445作品あります

アプリでもっとみる

チュンチュンと小鳥のさえずりで目を覚ます



そんなの漫画とか



アニメでしかないと思っていた



その日僕はあろう事か



目覚ましのなる30分前に



小鳥のさえずりで目を覚ました



まだ眠たい目をこすりながら



無理矢理重たい体を動かした



今二度寝したら起きられないと思ったからだ



昨日の夜、寒くて毛布を被って寝たせいで



今は汗でパジャマが濡れていた



そのせいか体が暑く感じた



僕はあくびをしながら



まだ誰もいないリビングに来て



大きな窓のカーテンを開けた



今日は昨日に引き続き



清々しいくらいに晴れていた



だが今日は昨日と違って風が強く



今つけた天気予報によると



夕方くらいから雨が降るらしい



まぁ、そんな事は今はどうでもいい



重要なのは今日、僕達家族は



羽黒の家に行かなくてはならない事だ





羽黒は僕のクラスメイトで隣の席



そして母の再婚相手の娘



こんな偶然、またしても漫画とか



アニメとかだけの話だと思っていた



しかし、母が決めた事だから、と



了承したからにはしっかり責任はとる



羽黒と険悪な仲になって



再婚が失敗してしまえば



それこそ、母さんが悲しむ



今最も避けたいのは羽黒との揉め事だ



それだけは何としてでも避けなければ



僕は朝ごはんを食べながら



神に期待を募らせる一方だった




ーーーーーーーーーーーーーーーー




『杏梨、昨日も話したが
今日は真白さんのご家族が
お見えになるそうだ、くれぐれも
失礼の無いようにな』



朝、リビングに来て第一声がそれだった



おはようの挨拶も無しに…



やっぱりお父さんは苦手だ



『はい、分かりました』



そう、いつも通りに返事をした



『それでは行ってくる
ちゃんと学校に行くんだぞ

あ、あと真白さんの息子さんと
仲良くするんだぞ』


『分かりました
行ってらっしゃい
気を付けてね』


そう言ってお父さんを見送った



私は制服に着替えて朝ごはんを食べながら



さっきのお父さんの言葉を思い出した


ウチ
瑛士…今日家に来るんだ



『ふふっ』



自然と笑みが溢れる



楽しみだなぁ



『今日も良いことありそう』



そう言って私は食器を片付け



元気よく学校に向かったのだった










【名前のない小説 2話】










ザワザワと騒がしい教室


まだ出会って2日だというのに


皆はもう仲良くなって


自分達のグループを固定し始めていた


そんな中僕はどこのグループにも属せず


一人で静かに自分の席についた


「はぁ…」


この教室に入るとため息が増えるようだ


でもまぁ、それはそれで悪くない


別に一人でいることは苦ではないし


群れるのはあまり好きではない


だから僕にとっては案外


この教室は好条件なのかもしれない


ただ、それをぶち破る奴を


僕は一人だけ知っている



『瑛士!おはよう、なんか元気ないね!』


やっぱり、羽黒はそう来るよな…


「おはよう…別に、普通なんだけど」


『あれ?そうなの?てっきり私は
私の家に来るのが嫌なのかと思ってた』


「うっ…」


見事に図星を突かれた


そして僕の反応を見るなりケラケラ笑って


『分かり易過ぎるよ(笑)
でももう慣れたけどね』


そう言って自分の席に荷物をおいた


そしてそこから畳み掛けるように


『ねーねー、瑛士の弟くんって
どんな子なの?何歳?なんて名前?』


と質問攻めをしてきた


おそらく母さんが


羽黒の父親に喋ってそれが伝わったんだろう


正直なとこ自分の弟の個人情報を


ペラペラ話すのは気が引ける


でも、この羽黒の事だから


答えないと面倒な事になりそうだな


「歳は9歳、小3。名前は啓斗。
でも多分今日啓斗は来ないよ」


『え、なんで?』


また痛いとこを突く


「………引きこもりだからだよ
3年前から一歩も外に出てない」


あんまり啓斗の事悪く言いたくない


そう思うと無意識のうちに


眉間にシワが寄っていた


『あ…そう…なんだ……ね』


羽黒は何かを察してそれ以上は聞かなかった


代わりにゴメンね、とだけ言って


席を立ってどこかへ行ってしまった


僕の勘違いかもしれないが


羽黒の表情が少し悲しそうな気がした


今思えば羽黒の家は父子家庭


何かあって離婚したと考えるほうが妥当か


「……………」


何かモヤモヤする


別に羽黒が泣いたりあからさまに


表情が暗くなった訳でも無いのに


また心が乱されてる感じだ


追いかけるべきかどうか考えたが


やっぱり体が動かず


騒がしい教室に一人取り残された





ーーーーーーーーーーーーーーーー





『あー…失敗した………かもしれない』


私は本校舎とは別にある


旧校舎まで来ていた


普段使われていないこの校舎は


少し埃っぽかった


渡り廊下で繋がっているため


そこまで遠くはなかったんだけど


さっき瑛士に質問した時の


瑛士の悲しそうな顔が頭から離れなかった


多分聞かれたくない事を


私がグイグイ聞いちゃったから…


『真白さんの息子さんと
仲良くするんだぞ』


父の言葉が脳裏によぎる


『仲良く…かぁ…』


人付き合いはどちらかと言うと得意な方で


多いって訳じゃないけど友達もいる


でも、瑛士は何か特殊


関わるなオーラが出てる感じ


初めて会った時そのオーラを感じて


興味本位で話しかけた


そしたら予想外の反応で


しかもその反応が可愛くって面白くって


仲良くできそうって思ってたのに


2日目にして嫌われたかもしれない


そう思うと少し心が軋んだ


『あとで、ちゃんと謝ろう』


くよくよ悩んでても仕方ない!


ちゃんと謝ればきっと分かってくれる


そう思いクルッと体を180度回転させて


教室の、瑛士の隣の席へ向かおうとした


するとその瞬間


キーンコーンカーンコーン


とチャイムが鳴った


『うわっ!やーば』


私はまだ少し距離のある教室へ


思いっきり走って向かった





ーーーーーーーーーーーーーーーー





キーンコーンカーンコーン



まだ聞き慣れないチャイムが鳴った


席を立っていた他の生徒たちが


バタバタと席についていく


その中に羽黒の姿は無かった


特に探していたわけではないが


さっきの事もあり少し心配になった


何かあったんだろうか


まさか本当に泣いて…


『スイマセン!遅れました!!』


勢いよく教室のドアが開き


汗をかいて少し顔の赤くなった羽黒が


飛び出してきた


一部の生徒が「お、遅刻か?」


「杏梨遅いよー」等と茶化す中


「羽黒、廊下を走るな。
遅刻にはならないが
以後気をつけるように」


と、先生がそう言った


『はい!次からは気をつけます』


と良い返事を返し


早足で自分の席についた


まだ少し暑いようで


掌で顔を扇いでいる


これは自分から話しかけるべきか?


でも、なんて話しかけよう


さっきはゴメンって謝る?


でも全く気にしていなかったら?


どうしたらいいものかと


散々悩んだ結果


「大丈夫?」


と、声をかけた


この大丈夫?には2つの捉え方があった


その捉え方によって謝るかどうかを


判断しようと考えたからだ


1つは今走ってきた事に対しての


大丈夫?、と言う意味の大丈夫?


もう1つはさっき質問の時に


悲しそうに見えた事に対しての大丈夫?だ


もし何も気にしていないのなら前者


心当たりがあるならば後者


さぁ、どっちだ


『え?何が?』


羽黒はなんのことを言われたのか


分からずに首を傾げていた


これは、想定外だった


………全く気にしてなさそうだな


わざととぼけているようには見えない


少し苛立ちを覚えたが


気にしていないのなら別にいい


「いや、別に…」


そう返事をした


あくまで素っ気なく


冷静な対応を装った


『あ、あのささっきの事なんだけど
色々聞き過ぎちゃってゴメンね
誰にでも言いたくない事の
1つや2つはあるよね、ホントごめんね』


と、少し早口に羽黒がそう言った


「え…」


これはあまりに衝撃的だった為


一瞬理解が遅れた


なんで羽黒が謝るんだ?


「さっきってあの質問のこと?」


一応確認しておこう


『うん、弟くんの事
言いたくなかったんだよね』


「なんで分かって…」


『だって瑛士分かり易過ぎるもん』


そう言って彼女は笑った


その笑顔は昨日散々見た


僕の心を乱すあの笑顔だ


あー、まただ


段々顔が熱くなっていく


それに彼女には全てお見通しのようだ


おどおどしてる僕を見て


不思議に思ったらしく


ん?と僕の顔を覗き込んできた


顔と顔との距離が近くなり


思わず目を逸らした


目を合わすのさえむず痒かったからだ


『ん?どうしたの、顔赤いよ?
熱でもあるの?風邪?』


それもまた予想外だった


特に風邪を引いているわけでもない


「熱なんてないよ」


『えー?ホントに?』


そう言って羽黒は僕のおでこに


手を伸ばしてきた


「え、」


目を逸らしていたから反応が遅れた


スッと伸ばされた羽黒の手が


僕のおでこに触れた


少し冷たい


火照った顔にその手は


ひんやりと気持ち良かった


『うわ!あっつい!
瑛士風邪引いてるんじゃない?』


「え?そんなはずは…」


僕が言い終わる前に羽黒は


『先生、真白くんの
体調が良くないみたいなので
保健室へ連れていきます』


と先生に言っていた


「ちょっ、話聞けって」


そう言ったにも関わらず


「あー、そうなのか?
確かに顔が赤いな…
じゃあ羽黒、頼んだぞ」


先生のGoサインが出てしまった


『はい!分かりました』


そう言うなり羽黒は


僕の腕を引っ張って立たせた


無理やり立たされて


一瞬クラッとしたが


そんなのお構いなしに羽黒は


『さ、早く行こう』


と腕をグイグイ引っ張って行った




【保健室にて】




「38.2、うん、熱あるね。
早退しようか、真白くん」


「え…?」


どうやら本当に熱があったようだ


ベッドに寝かされた僕に


保険の先生が体温計を見せてくれた


確かに38.2度、熱がある


『やっぱり熱あったじゃん
先生もそう言ってるんだし
今日は早退してゆっくり休みなよ』


と、ベッドの横にある小さな椅子に


腰掛けて羽黒が言った


「親御さんには私から連絡しておくから
真白くんはゆっくり休んでて

羽黒さんは授業に戻ってね
彼を連れてきてくれてありがとう」


と保健の先生が言った


羽黒がハーイと返事をしたら


先生は僕の親に連絡する為に


保健室から出ていった


先生が出て行ってから


シーンとした沈黙がしばらく続いた


静まり返った保健室で


先に口を開いたのは羽黒だった


『今日の放課後の事、
お父さんに中止になったって
言っとくから安心して』


そう羽黒は柔らかく笑った


彼女なりの配慮なんだろう


「ゴメン、ありがとう
そうしてくれると助かる。
まさかホントに
熱があるなんて思ってなかった」


ホント申し訳ないな


母さんに昨日約束したのに


自分が情けなくなる


『ううん、大丈夫!
瑛士の体調の方が大事だから』


そして羽黒は勢いよく立ち上がった


『じゃあ私教室戻るね、お大事にー』


そう言って羽黒は保健室から出ていった




前にも思ったが


ホントに彼女は台風みたいだな


台風は日本列島を一瞬で通り越していく


にも関わらず


尋常じゃないくらいの影響を及ぼす



彼女もまた僕にとっては


すごい影響を与えている


住む世界の違う僕に一番に話しかけたり、


母親の再婚相手の娘であったり、


そして今日は啓斗の事について


聞いてくるなり謝るなり


ホント、そそっかしいやつだ


でもその割には今みたいに


一瞬でいなくなる



僕は彼女が保健室からいなくなって


少し物足りなく感じている


今思えばいつも彼女に助けられているな


昨日も破れたプリントの代わりを


先生からもらってくれたのは


紛れもなく羽黒だったし


今回も自分さえ気付かなかった熱を


彼女はすぐに見つけて


保健室まで付いてきてくれた


いつもあの笑顔が助けてくれた


その時僕の頭に彼女の笑顔が浮かんで


顔の熱が上がった気がした


ふとそんな自分を隠したくなって


僕は布団に潜った


すると


「瑛士?大丈夫なの?」


と母さんが保健の先生と一緒に


保健室に入ってきた


またタイミングが悪い


まだ顔が火照ってるのに


僕はゆっくり深呼吸をして


布団から顔を出した


そして体を少し起こして


「あぁ、熱がある以外は全然平気」


そう言った


「取り敢えず今日は早退してください
明日明後日以降熱が下がり次第
登校を許可します」


そう言った保健の先生に


母さんがペコリと礼をして


「さぁ、帰りましょう」


と僕の荷物を持ってくれた


そして僕と母さんは車に乗って家まで帰った


「ゴメン、母さん。
今日の放課後の予定無くなって…」


「いいのよ、気にしなくて
そんなに重要な事でもないし
また日を改めましょう」


「うん…ありがとう」




家につくとリビングの窓から


微かに明かりが漏れていた


電気の消し忘れかな?


「母さん、リビングの電気
つけっぱなしだよ」


そう言うと母さんが


「え?そんなはずはないと思うんだけど」


そう言って玄関の鍵を開けた


でも確かに明かりは付いている


なんの躊躇いもなく家の中に入る母さん


「ちょ、ちょっと待って
もしかしたら泥棒かもしれない
僕が先に行くよ」


そう言って先頭に立った


この辺は空き家が多い


もしかしたら空き巣かもしれない


何にせよ小柄な母さんを


先に行かせるのは危険だ


ゆっくりと足音を立てずに進む


そしてドアノブに手をかけ


扉を開けた____



【名前のない小説 2話目】

龍邪・2020-05-27
名前のない小説
2話目
好きが40で3話目書く
アドバイスください
読んだ人感想頼みます
名前募集
長編

【名前のない小説 1話】



4月○日


今日は入学式だった



空は清々しいくらいに晴れているのに




まだ少し肌寒い体育館の中で




校長やらPTAやらの長い話が終わって




2年生代表の人が僕等1年生に




歓迎の言葉をかけてくれた





「以上で入学式を終わります」



「起立、礼、1年生の退場です」



その言葉と同時に一年生が立ち上がり



規則正しく体育館から出ていった




そして退場するときの列のまま




それぞれの教室へと入っていく




これから各教科の担当の先生により




授業や提出物についての説明受けるからだ




僕は1年5組、出席番号は27番




教卓から見て1番右の窓側の真ん中




良くも悪くも風通しがよく



日光がジリジリと照りつける




席につくと椅子がほんのり温かかった




チャイムが鳴るまでの数分間




他の皆は同じクラスや他クラスの生徒と




楽しそうにお喋りをしていた





周りを見渡すとほとんどの生徒が




もう自分達のグループを作ったようだ





「はぁ……」




また出遅れた




人とのコミュニケーションが




少し苦手だった僕は




小学校の時から友達が多い方ではなかった





今のクラスに話せる奴は2、3人程度




でも、そいつらは仲が良いってほどじゃない




目が合えば挨拶するくらいの浅い仲だ






それでもまぁ、困った時には利用できる





別に一人でも構わない





それに、もう友情なんてのは要らない








そう思ったその時、





『ねぇ!君、名前なんて言うの?』





「!?」





考え事をしてたせいで





真横に人がいることに気付かなかった





そこにいたのは





柔らかそうな髪質の長い髪の毛を





薄いピンク色のシュシュで





頭の上の方にくくっている





小柄でいかにも陽キャって感じの女子だった





   マシロ エイシ
「えっと…真白瑛士…」




『カッコいい名前だね。瑛士で良い?』




「え、良いけど…………君は?」



ハグロ アンリ     
『私?私は羽黒杏梨だよ、好きに呼んで』




「………じゃあ羽黒で…」




『うん!了解、よろしく瑛士!』




「よ、よろしく」





握手を求められ、慌てて手を差し出した




すると羽黒はニコッと笑って




じゃあね、とどこかへ行った






驚いた、台風みたいな子だな




初対面でもニコニコ話しかけてきて…



コミュニケーション力が高いんだろうな



きっと誰にでも笑顔で接する事ができて



話題の中心にいるような子なんだろう




僕とは住む世界が違う






キーンコーンカーンコーン




聞き慣れないチャイムの音がなり




みんな次々と席に付いた




僕は席から移動していかなかったので




他の人みたいに慌てる必要がなかった





そして担任の先生と




副担任の先生が教室に入ってきて




校舎内の地図や保護者への手紙




真新しい教科書やワークを大量に配った





大きめのリュックで来てよかった




予想していたよりも量の多い教科書類を




無造作にリュックに詰め込んだ





するとその時ビリッ、と





紙の破れる音がした




「あ……。」



保護者への手紙が教科書に挟まれて




ビリビリに引き裂かれていた




あーあ…やっちゃったな




これ、結構大切っぽい手紙だよな…




怒られる……よな




ビリビリになった手紙を見て




先生にどう言おうかと悩んでいたら





『先生、プリント1枚少なかったみたいです』




と、僕の横の席から誰かが言った




そしてそちらを向くと




さっき話しかけてきた羽黒杏梨がいた




隣の席だったのか…気付かなかった





そこで僕はさっきの出来事を思い出した





あー、だから僕に話しかけたのか




道理でおかしいと思ってたんだ




羽黒みたいにコミ力があるなら




わざわざ僕みたいな奴と話す必要なんかない




僕なんかと話すよりも




他に趣味の合う女友達や




ノリの合う男友達と話す方が




彼女も楽しいはずなのに




[隣の席だから]




そんな理由で僕と話したのか…




妥協…されたんだろうな




そう思うと僕の心に暗い闇が生まれた






『瑛士?どうしたの?』




「!?」





また彼女は唐突に話しかけてくる




僕の反応が可笑しかったのか




彼女はケラケラ笑っている




顔が熱くなってるのをよそに




「で、何?」




と、冷静な対応を装った




『ん?何ってさっき手紙破ったよね?』





「破ってない!」




「あ…」




彼女の勘違いについ大声を上げてしまった




シンと静まり返った教室




周りの視線が痛い




隣の羽黒だけが笑いを堪えている




「………すいません」





そう言って静かに俯いた





終わった、僕の中学校生活







僕の平凡な中学校生活…






なるべく目立たないように心掛けていたのに





この一瞬ですべてが崩れた





終わった…僕の中学校生活





なんでこんな事に…






僕は僕の横で必死に笑いを堪えている





僕の中学校生活をブチ壊した犯人を





キッと睨みつけながら





一応誤解を解こうとした





「…言っとくけど、破ってないからな」





コイツに勘違いされたままだと





何されるか分からない





『ん?あー、ハハ。また
思い出しちゃったんだけど(笑)』






何だコイツは…





人の生活をブチ壊しておいて





こんな大爆笑とは…






『ゴメンゴメン(笑)
はい!これで許して』





そう言って渡されたのは




さっき破れてしまった




保護者への手紙だった





「え、なんで…」






『さっき先生に正当法でもらったの。
君にあげるよ』






「あ、」






そう言えばもらってたな






「て、え!?これ、くれるの?」






『うん!もちろんだよ
君の為にもらったんだもん
はい、どーぞ』





「あ…ありがとう………」






意外だ、かなり意外だ





もっと心無い人だと思っていた






彼女は初めて僕に向けてくれた笑顔と






同じ笑顔で手紙を渡してくれた





それがどうもむず痒かった






今まで感じたことのないこの高揚感






胸の奥がふわふわする感覚





『どーいたしまして』





また彼女は笑った





その笑顔が引き金になったかの様に





僕は彼女から目が離せなくなった







心臓が飛び跳ねる







だんだん鼓動も早くなってきた






さっき大声を上げてしまった時とは







違う感覚で顔が熱くなるのを感じる







そこで僕は彼女を見つめている事実に気付き







パッと目を逸らした






『?』






傍から見れば一人で百面相している僕を







この原因を作った本人は






不思議そうに僕を見つめている







性格もキャラも全然違う







[隣の席だったから]と言う







ただそれだけの理由で話しかけてきた





羽黒杏梨に






ここまで心を乱されるのは不本意だ






一旦落ち着こう




それに、授業の説明を聞かないと、




そう思った瞬間…




キーンコーンカーンコーン




聞き慣れないチャイムが盛大に響いた




僕が羽黒と話してる間に




説明は終わってしまったようだ




「じゃあ明日からは通常授業だから
みんな遅刻の無いように。以上
起立、礼、解散!」




あー…今日はホントにツイてない




みんなの前で大恥かいたし




変なやつが隣の席だし




授業の説明聞き逃したし




「はぁ……」




これ、早々に終わったな




明日から不登校にでもなろうか



初日からこんな醜態を晒して




もう最悪だ…




『瑛士!じゃあ、またねー!』




僕の心配は他所にコイツはまた呑気だ




「あぁ、また…」




また、次があるか分からない




できるならもう学校には行きたくない




でも、そんなワガママが許される訳ない



多分親も許さない



「はぁ…」



今日はため息の多い日だ




「……俺も帰ろ…」




ただでさえ重い足取りに



教科書類の入った重いリュックで



さらに歩くのが遅くなった




あー…しんどい




僕の家は学校からは少しはなれた




海の近くにある小さな家だった




およそ徒歩で25分くらい




自転車を使えば楽なのだが




行きは上り坂なので諦めた





まぁ、不幸中の幸いとしては




学校からの帰り道は下りになるから




極めて使う労力は行きより楽だった




「…ん?………あれは…?」





そろそろ僕の家が見えてくる





そう思い前を向くと





僕の家の前に誰かいる





あれは…誰だ?




すると家の中から僕の母親が出てきて





家の前にいた人物に話しかけた





何やら話し込んでいるみたいだ





あ、もしかしてあれは…






家までとの距離およそ50メートル





ここまでくれば視力の悪い僕でも見える





あれは…





『ん?あ!瑛士ーー!』




羽黒だ…




「あ、瑛士。おかえり」




「母さん、…ただいま。
…なんで羽黒がここにいるの?」




『そんな嫌そうな顔すんなよー(笑)
いくら私でも傷付くよ』




「それは謝るけど、なんで?」




『えーっと…それはー……』




「?」




ここに来て羽黒は口を濁し始めた




『んー…えっとね…ハハ』




僕はあまり気が長くないので




「早く言ってくれないかな…?」




と、少しキレ気味でそう言った




するとここに割って入ったのは…




「まぁまぁ、瑛士。落ち着いて
そう言えば、杏梨さん、
塾があるって言っていたけれど
時間は大丈夫なの?」



母さんだった





『?……あ、ホントだ!
スイマセン時間なんで失礼します!』




そう言うなり羽黒は




僕が通ってきた道のりを




全力疾走で走り抜けていった




あの坂道をすごいスピードで登っていく




「す、すげー…」




僕は初めて羽黒を尊敬した




毎日あの坂を登っていても未だ疲れる




それなのに彼女は




ペースを落とすことなく進んで





もう姿が見えなくなるくらいだった





やるな…と彼女を感心していると





「瑛士、ちょっと話があるの
荷物おいたらリビングに来てね」





と、少し微笑んで母がそう言った




そして母は家の中に入っていった





話ってなんだろう、嫌な予感がする





普段から会話の少ない我が家は





母と僕と弟の3人家族だ






父は交通事故で3年前に死んだ






その時弟はまだ6歳で





お父さんっ子だった事もあり





辛い現実を受け止めきれず






引きこもりになった







3年たった今も弟は





一歩も部屋から出てこようとしない





今でこそマシにはなったが





当時はご飯も食べないくらいだった





僕もその時のショックは大きく





あまり喋らなくなったのも今思えば





父の死が原因だったのかもしれない






でも、その事故を1番悲しんだのは





誰でもない、お母さんだ






専業主婦だった母は





父さんが死んでから働き始めた





母の年齢で雇ってくれるところは少なく





体力もある方ではなかった






それでも挫けず家族に一切





辛そうな表情を見せずに笑ってくれていた





葬儀の時の母の言葉を今でも覚えている




「大丈夫。私が守るからね」





3年たった今でもその言葉通り




母は僕達家族を守ってくれている





そんな家族思いの母の





話ってなんだろう





少し不安はあるものの




重い荷物を背負ったままに耐えきれず




早々に家の中に入っていった




そして2階にある自分の部屋に




リュックをドサッと置いて




学ランを脱いだ




私服に着替えるのに3分もかからなかった




心の準備と言わんばかりに深呼吸をした




「よしっ」




どんな話であっても受け止める




そう、心に誓ってリビングに行った




「早かったわね、ここに座って」




指定されたのはテーブルを挟んだ




母さんの目の前の席




いつも食事する時に僕が座る席だ




父さんが死んで




弟が引きこもりになってから




食事はいつも母と二人きりだった




「それで話って何?」



思い切って先に話を切り出した




「うん…母さんね、
再婚しようかなって考えてるの」





まぁ、そんなとこだろうとは思っていた




少し嬉しそうな母の様子を見れば尚更だ




「そっか、もう決まった相手いるの?」




「ええ。相手もバツイチで子持ちなの」



「そっか」



そう言って僕は気付く




さっき家の前にいた人物の事を






まさか、まさかとは思うが…






「その相手ってもしかして
羽黒だったりする?」





恐る恐る聞いてみた






否定される事を前提に






ただ、そんな僕の淡い期待は






スパッと切って落とされた




「そうよ。さっきはその話をしていたの」







あー…今日は最悪な日だ








今まで母の言う事は素直に聞いてきた




家計に負担をかけまいとする




母の気持ちを尊重して




それは今回同様受け入れ難い事であっても




我慢して従ってきた




だから、今回も母がそう決めたなら




それに従いたい気持ちはある




ただ…






「それ、…啓斗は知ってるの?」




啓斗は弟の名だ





「それはまだなの、でも先に
同級生に羽黒さんのお子さんがいる
瑛士に聞いてもらいたかったの」





そう…か、もうほとんど決定事項だな





啓斗は家族が決めた事に何も意見しない





今まで反対の意見は言われた事が無かった





「どう?瑛士が嫌なら
辞めることだって出来るのよ」






嘘だ





母さんは嘘が下手だ





いつも、家族の為に我慢してくれてる





今回も多分





僕らの事を思っての再婚だろう







「僕は構わないよ。
おめでとう、母さん」




そう、僕は柔らかく笑った






「ありがとう、瑛士」




僕の顔を見て安心したのか母も笑った






これでいい






母さんには笑顔でいてほしい





父さんの分まで







「それで、もし良かったらなんだけど
明日、学校が終わったら
羽黒さんのご自宅に啓斗と一緒に
行ってくれない?挨拶したいの」





………え…






「お願い、瑛士
啓斗の説得は母さんに任せて」





あー…





「…分かった」





そう言うしかないよな





母さんの為だもんな…





明日…羽黒の家に行くのか…





気が重い





自然と頭の中に羽黒の顔が出てくる






『瑛士!』





そう名前を呼んで微笑む彼女の顔が…






その笑顔を思い出して





急激に顔が赤くなる





顔が熱い






母にその事を気付かれないよう





「じゃあ課題あるから」




と、急ぎ足で自分の部屋に向かった






こんな調子だと先が思いやられる





そんなことを思いながら




気を紛らわせようと



ページの硬いワークを開いた



【名前のない小説 1話 出会い】

龍邪・2020-05-23
名前のない小説
1話目
好きが30で2話目書く
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長編

扉を開けた__




するとそこには



色白でほっそりとした少年がいた



歳は小学5年生くらいか?



服装は白いTシャツに



青っぽい色のジーンズ姿だった



急に扉を開けたので少年は驚いたらしく



ビクッと体を震わせ



怯えながらこっちを見ていた



誰…なんだ…?



知らない顔だ と言う事は空き巣か?



いや、小5で空き巣は無いだろ…



でもじゃあなんで家の中にいるんだ?



僕はリビングの扉を開け



立ち止まったまま



一人頭を悩ませていた



その間少年は動かず



じっとこちらを見つめている



僕も真っ直ぐに少年を見るが



やっぱり知らない顔だ



でも、どこか他人では無い何かを感じる



一体誰なんだ…?



また頭を悩ませ必死に考えた




すると、少年顔が死んだ父に



似ていることに気がついた



長い間見ていなかったから気付かなかったが



間違いない、この少年は…





「啓斗!」











【名前のない小説 3話】











「啓斗!啓斗なんだろ?」



そう言って僕は熱も忘れて



啓斗の元へ駆け寄った



母さんも僕の荷物をリビングの隅において



こっちへ駆け寄った



「部屋から出てきてくれたんだな」



そう言って啓斗を抱きしめた



少し冷たい



いや、僕の体が熱いのか…




抱きしめた啓斗の体は



何年も外に出ていないからか



今にも折れそうなほど弱かった



「…兄ちゃん……?」



声を聞いたのもいつぶりか…



大人びた見た目とは裏腹に



その声は幼く、声変わり前



という事もあって少し高かった



「そうだよ、……分からなくてゴメンな…」



そう言ってさっきよりも強く抱きしめた



「うっ…苦し……」



「あ、ゴメン!」



慌てて啓斗を腕から開放した



少し咳き込む啓斗の横で



母さんが涙ぐんでいる



そりゃそうだよな…



僕の視線を追って



啓斗もその事に気付いたようで



少し申し訳なさそうな顔をした



そして少し気まずい沈黙が流れた後



啓斗が



「今まで迷惑かけてゴメンナサイ…
明日からは学校にも…行きます…」



そう言った



それを聞いた母さんの涙は



ダムが決壊したかのように



勢いよく流れ出した



そうだよなぁ…



部屋から出てきてくれたんだもんな



母さんの気持ちは少なからず僕も理解できた



ゴメンねと言いながら



母さんの背中をさする啓斗



嬉しそうに笑いながら泣いている母さん



この和やかな空気は



とても懐かしく感じられた






この日の夜、我が家は



久しぶりに家族全員で晩御飯を食べた



今日は母さんが啓斗の好きな



ハンバーグを作ってくれていた



それを見て啓斗は目を輝かせていた



僕はお粥だったけど



この日のご飯はいつもの



何倍も何十倍も美味しく感じた



いつもは静かな食卓が



今日は笑顔の耐えない賑やかな時間となった



多分幸せとは



こういう事を言うんだろうな…



ふとそう思った



この時間がずっと続けばいいのに…



母さんも啓斗も笑ってる



僕は風邪のことなんか忘れるくらい



この幸せに浸っていた





そして気が付いた



今日、本来ならば僕等は



羽黒の家に再婚の挨拶をする予定だった



しかし僕が風邪を引いたことで延期となった



もしかして、



啓斗が部屋から出てきたのって…



「なぁ啓斗、なんで今日
急に部屋から出てきたんだ?」




僕はこの時選択を誤ってしまった



さっきまで賑やかだった空気は一変し



静寂が僕等を包んだ



あ…やってしまった



そう思った時にはもう遅い



みんなが俯いて黙っている



チラリと母さんを見ると



悲しそうな顔をしている



あー…母さんは敢えて聞かなかったんだな



それに比べて僕は…



時間を戻す術があるなら使いたい



でも、そんな事できるわけがない



もしできるならあの時父は死んでいない



過ぎた時間は二度と戻らない



それはここにいるみんなが痛感している



だから僕は…もう一度啓斗に問うた



「なぁ啓斗、なんで急に……」



「今その話はしないで!」



「!?」



ガタンッと大きな音を立てて



啓斗が立ち上がった



これには僕も母さんも驚いた



啓斗は悲しそうな辛そうな顔をしていた



心が軋む



さっきまで笑っていたのに



また静寂がよぎる


そして僕が謝るよりも先に



「ゴメン、また今度話せたら話すよ」



そう言って啓斗は2階へ上がっていった



そしてバタンと扉の閉まる音がした



啓斗が自分の部屋に入ったのだ





啓斗がいなくなってから



リビングの空気が重くなったのを感じた


母さんの顔が怖くて直視できない


ずっと黙って下を向いたままだ


ただ…こうなったのは僕のせいだ


謝ってどうにかなる問題ではないが


「…ゴメン…母さん。せっかく啓斗が
部屋から出てきてくれたのに…」



そう謝った、すると



「はぁ…瑛士。少しお話しましょうか」


と、ため息混じりに母さんが言った



…自業自得、だよな……



「はい…」



僕は蚊の鳴くような声でそう言った


母さんは啓斗の残した


ハンバーグの乗った皿を持って


キッチンへ行った


静かなリビングに母さんの足音だけが響く


僕も自分の食べ終わった皿を下げに



キッチンへ向かった



ピリッとした空気


指先を動かすだけでも神経を使う


音を立てることさえ許さないような


そんな空気の中母さんが口を開いた



「ねぇ、瑛士」



怒鳴られたわけではないのに



体がこわばった



「はい…」



思わず声が小さくなる



「今日本来なら羽黒さんのご自宅に
挨拶に行く予定だったわよね?」



あ、やっぱり母さんも


僕と同じことを考えていたんだ



「はい」



「昨日、瑛士が2階へ上がった後
再婚の話を啓斗に話したの」



そうだった…のか


まぁ、啓斗の事だから反対はしないだろう


と言う事は部屋から出てきてくれたのは


やっぱり再婚の話があったからなのか…?



「数分間話し合ったんだけど
結論から言うに反対されたの」



「!?」



これ予想外の答えだった


今まで啓斗は僕らの決めた事に


一度も反対した事なかったのに



「なんで…?啓斗が反対した理由は?」



すると母さんは首を横に振った



「分からないのよ。何度聞いても
理由だけは教えてくれなかったわ…」



「………そうだったんだね」



そうか…どうしたんだろう…



すると母さんの顔色が少し暗くなった



「瑛士」



さっきよりも低い声だ



「…何…?」



「さっき啓斗に質問した事は決して
悪いことではないと思うわ。でもね、
タイミングが悪かったの。それは
あなたもわかっているわよね?」



「……うん…」



僕が…悪い


僕があんな事言わなかったら


あの幸せな時間はまだ続いていたし


啓斗にあんな悲しそうな顔を


させなくて済んだのに…


僕の反省してる様子を見て


母さんはため息をついて



「もう今日は寝なさい、体に障るわ」



そう言った


あ、そういえば風邪を引いていたな


僕はそれを言われるまで


自分が風邪を引いていることを忘れていた


すると意識した途端に


体がダルくなり頭痛がしてきた



母さんは優しく笑ってくれた


いつもなら笑い返すところだが


今は笑顔が引きつりそうだから


笑い返せなかった



「……ありがとう」



そう言って食べ終わった皿を流しに置き


ゆっくりと階段を上っていった


自分の部屋のドアノブに手をかけた時


ふと啓斗の部屋が目に入った


僕と啓斗の部屋は向かい合わせだ


当たり前だが僕は毎日この扉を見ている


だが、いつも見ているはずのこの光景が


今日はどこか違って見えた


でもハッキリとした違いなんて無い


ただ…自分のせいで、そう思うと


その無機質な扉が歪んで見えた


謝るべき…なのかな……?


いや、それはそうなんだろうけど


「タイミングが悪かったの」


母さんのその言葉がまだ頭から離れない


だけど今がその時かなんて誰にも分からない



一声かけるか迷ったが


後で母さんが話をするだろうと思って


結局僕は声をかけ無かった


そしてそのまま自分の部屋に入った


「はぁ…」


僕は無意識のうちにため息をついていた


僕は僕がこの世で1番嫌いだ


結局最後は人任せにして


自分の責任から逃れようとしてる


その事も分かっているのに


自分を変える勇気がない


「はぁ………」


またため息をついた


さっきよりも深いため息だ


そして僕はベッドに身を投げた


激しく頭が揺れたので一時頭痛が酷かった


ただそれ以上に精神が


ギュッと締め付けられた気がして


眠れなかった


体はダルくて動かないのに頭は冴えている


そんな不可思議な状態のまま



意識は段々と遠くなっていくのを感じた




「……………」




誰かの声が聞こえた






気が…した……










そうして僕は眠りについた















ーーーーーーーーーーーーーーーー



「今その話はしないで!」



「!?」



ガタンッと大きな音を立てて立ち上がった



兄ちゃんも母さんもビックリしている



あ…



静寂がよぎる



さっきまでみんな笑ってた



なのに僕が…壊しちゃった……



そう思ったその時



僕の頭の中に誰かが囁きかけた



[あーあ、せっかく楽しい時間だったのに
お前のせいでこの有様だよ]



それはこの場にいた誰でもない声だった



いや、そう願いたかっただけかもしれない



だってここにいるのは



いつも笑ってくれているお母さんと



いつも優しい兄ちゃんだもん



そんなの言うわけない



そう、頭に言い聞かせた



たがその声は容赦なく僕を責め立てた



[お前のせいだ] [お前がいなかったら]

[邪魔なのが分からないのか?]



と囁いてくる



それが誰なのかは分からない



お母さんと兄ちゃんじゃない



でも二人じゃない確証もない



もしかしたら本当に二人が…?



頭ではそんなことないと否定したいのに



何度も何度も囁いてくるこの声が



少しずつお母さんと



兄ちゃんの声に聞こえてきた



辞めて…お願い……



心臓の音が早くなってる



未だ囁きかける声は



辞めることを知らなかった



怖い…




怖い




怖い!



「ゴメン、また今度話せたら話すよ」



そう言って僕は逃げるように



自分の部屋に入った



バタンと扉を閉めた時



足腰に力が入らなくなり



電気も付けずにその場に崩れ落ちた



また逃げちゃった



「兄ちゃん…ゴメン」



「お母さん……ゴメンナサイ…」



そう呟いても本人に聞こえるわけがなく



ただただ自分を責めるだけだった



[あーあせっかく楽しい時間だったのに]



僕が…壊してしまった……




[やっと部屋から出てきたと思ったら
また部屋に閉じこもるのかよ]



僕だって…こんな自分嫌なんだよ…



[そう思っても何もしないくせに]



「うるさいな!わかってるよ!」



僕は一人、叫んだ



僕以外誰もいないこの部屋で



シーンと静まり返る部屋で



僕の心からの叫びは闇へと溶けていった



ゴメンナサイ



僕がもっと強い人間だったら



僕がもっとしっかりした人間だったら



「ゴメンナサイ…!ゴメンナサイ」



そう言って僕はひたすら泣き続けた



相手もいないこの部屋の隅で



泣きながら謝った



誰に謝るわけでもなく



ただ、ひたすら謝った



次第に僕は泣き疲れて



硬いフローリングの上で寝てしまった










そして僕は夢を見た







幸せな幸せな夢を見た






それはまだ僕が引きこもる前






お父さんが生きていた頃の





   カコ
幸せな幸せな夢を見た








みんな楽しそうに笑ってる





これはいつかのピクニックの日だ


珍しくお父さんの仕事が休みで


みんなで少し遠くの公園へ


ピクニックに行こうと言う話になった


そこは広い広い公園で


遊具の種類もいっぱいあった


日曜日だったから


僕たちの他にもいっぱい人がいて


遊具が順番待ちになっていたんだよね


僕が好きなブランコも長い行列ができていた


順番待ちに疲れた僕は泣いて怒ったっけ


そうしたら代わりに兄ちゃんが並んでくれて


時間まで僕はお父さんと鬼ごっこをしたね


順番になって兄ちゃんが呼んでくれて


二人で一緒にブランコを漕いだよね





あー…楽しかったなぁ…







お母さんもお父さんも兄ちゃんも僕も







みんな笑ってる









幸せだなぁ…













そしたら次の瞬間






[お前のせいで壊れたんだ]





そう、聞こえた










その声と同時に僕の夢が暗転した






           カコ
そして次は1番思い出したくない夢になった










それは、お葬式だった










みんなが泣いてる










母さんも兄ちゃんも僕も周りの人たちも








お父さん…死んじゃった………









僕はいっぱい泣いた









悲しかった、辛かった、苦しかった










僕はお父さんが大好きだよ







なんで死んじゃったの…?

















するとまた僕の夢は暗転した






   カコ        カコ
次は今までの夢の中で一番新しい夢だった








「お母さんね、再婚しようと思うの」


え…?



「相手もねバツイチ子持ちの方で
瑛士と同い年の娘さんがいらっしゃるの」



ちょっと……待ってよ…



 ウチ
「明日もし良かったら家に来ませんか?って
招待されているの、でも啓斗が嫌だったら
無理していく必要はないんだけどね

もう瑛士に話したんだけど
瑛士は良いって言ってくれたわ」



兄ちゃんも…お母さんも…それでいいの?



お父さんじゃない人がお父さんになるの?



みんなそれで…いいの…?





そんなの……













また暗転した






次は真っ暗だ









目を閉じているのか



開いているのかもわからない






ただ今はそんな事どうでもよかった





お母さんが……再婚…?




兄ちゃんも…それを許…した…?




何で…?





何で?





僕たちのお父さんはお父さんでしょ?




それなのに知らない人が




僕たちのお父さんになるの…?





おかしいよ…





そんなの酷いよ





お母さんはお父さんの事





嫌いになっちゃったの?






僕たちを置いて死んじゃったから?





もうここにはいないから?






そんなの…酷いよ…









また涙が溢れた






再婚する事実よりも



お母さんがお父さんの事を



裏切った事がただただ悲しかった



僕はずっとお母さんはお父さんの事が



好きなんだと思ってた




でも、違ったんだね…













次の瞬間僕は闇に引きずり込まれた気がした





真っ暗なのは変わらない




でもさっきとは違う何かを感じる




そこは真っ暗と言うか






何もなかった






ただただ孤独だった






何も、ない…






誰も、いない…








ここ…どこ…?








誰か…いないの………?








お母さん







お父さん







兄ちゃん












「助けて……」





















意識が飛んだ

















体がふわふわしてきた




















「……」













何か言ってる

















「…と」















名前を呼ばれた気がした
























「啓斗!」






「!?」




















僕は目を覚ました


















ーーーーーーーーーーーーーーーー










「啓斗!」


「!?」



啓斗が目を覚ました



良かった…倒れたわけじゃなかったんだな



あの後やっぱりこのままじゃ後悔すると


眠い目をこじ開け


動かない体を無理矢理動かし


啓斗の部屋へ行ったんだ


そうしたらいつもは


かかっているはずの鍵が


かかっておらず電気もついていなかった


不審に思い一言断ってから扉を開けると


部屋の隅で啓斗が倒れていた


電気をつけ啓斗の体を揺さぶり


声をかけたところで啓斗は目を覚ました



「兄…ちゃん…?なんで…」


寝起きで状況が理解できていないようだ


電気で照らされた啓斗の顔は


泣いていたのか水で濡れて目も腫れていた


「さっきはゴメンな…
僕がもっとしっかりしていたら
啓斗にあんな顔させずに済んだのにな…」


そう、心から謝った


すると啓斗の顔がみるみる歪んで


うわーんと泣き出してしまった


啓斗は年齢に似合わない体で


僕に寄りかかってきた


「ゴメンナサイ…!ゴメンナサイ!」


そう言いながら泣いていた


この時僕は、苦しんでいたのは


自分だけじゃないことに気付いた


「…もう大丈夫だよ
今まで一人にしてゴメンな…」


そう言いながら僕は


啓斗の頭を優しく撫でた


啓斗の号泣は僕も泣きそうなほど


激しく心を揺さぶられた


もっとしっかりした兄だったら


こんなにも弟を泣かせなかったのに


もっと強い兄だったら


弟を一人、苦しませるような事は


決してしなかっただろうに


ゴメンナサイと謝りながら泣く啓斗を見て


謝らなければならないのは僕の方だと思った



5分くらいしたら啓斗は落ち着いて


部屋から出てきた理由を話してくれた



啓斗はお母さんがお父さんを捨てて


新しい人と結婚するんだと思ったらしく


お父さんじゃない人がお父さんになる


その事実が受け入れ難く反対したらしい


部屋から出ていたのは


再婚相手の情報を入手する為に


母さんの持ち物を見ようとしていたところで


帰ってきた僕等に見つかったそうだ



啓斗の気持ちは分からなくもない


僕も正直なところ


再婚の件は快く思っていない


でも母さんが決めた事はきっと


僕らのことを考えての事だろうから


反対はしなかった


そして啓斗もまた家族のことを想っていた


今は亡き父さんの居場所を


今でも啓斗は守ろうとしてくれていたのだ


僕はその事実が嬉しかった


啓斗の本心を聞けたことは勿論だが


今でも家族の絆は繋がっていた


その事が何よりも嬉しかった


そして僕は、再婚をしても


家族の絆が切れる事はない、僕たちが


忘れない限り、父さんの居場所はここにある


そう啓斗に言った


啓斗はまた泣きそうなほどに顔を歪ませたが


再婚の話を了承してくれた



泣き疲れてウトウトし始めた啓斗を


ベッドに寝かせて僕はリビングへ行った


そして一言、啓斗と話をしたから


もう大丈夫だと母さんに伝え


僕も自分の部屋に入った


母さんに報告した時


母さんはまた優しく笑ってくれた


そして僕は笑顔を返した


安心した母さんの顔が心地良かった


そしてベッドにゆっくりと寝転がり


天井を見上げた


さっきとは違い気が楽で


なんの躊躇いもなく眠りにつくことができた



【名前のない小説 3話】

龍邪・2020-06-05
名前のない小説
3話目
好きが50で4話目書く
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長編

【名前ない小説 4話】



『じゃあ私教室戻るね、お大事にー』


そう言って私は保健室から出ていった


瑛士、大丈夫かな…


と多少の心配はあるものの


瑛士にも一人の時間は必要だろうし


それにもし風邪なら


私に移っちゃうかもしれない


そうなったら瑛士は自分の事責めるだろうな


(…瑛士にはそうなってほしくない)


私はそう思いながら廊下を歩いていた



保健室は1階で


私達の学年の教室は4階にあった


普通3年生が4階でしょ!と思ったけど


自分が3年生になった時を想像してみた


3年生と言えば受験生


受験勉強に集中したい時に


あの長い階段を4階まで上る…



うん、1年生が4階で良いと思う!


体力つくし、頑張ろ


そうして私は長い階段の一歩目を


力強く上った


・・・・・・・・・・・・・・・・





キーンコーンカーンコーン



騒がしいチャイムの音がなって


途中から参加した数学の授業が終わった


『ん、んーーーっ……』


大きく伸びをして椅子から立ち上がった


すると斜め後ろの席から


「顔すごいことになってるよ(笑)」

           ミドリカワレナ
って小学校の時からの親友、緑川玲奈が


ケラケラ笑いながら話しかけてきた


席順で言う瑛士の後ろの席だ



玲奈は私と違って


髪は短くショートで少し硬めの髪質


いつも元気でめっちゃ面白い


皆んなを笑わせるムードメーカー的な存在


運動神経抜群で入部希望は


女子テニス部なんだって(玲奈っぽいなぁ)


今日は私と色違いで買った


薄い緑色のヘアピンをつけていた


『え!嘘ー!(笑)』


って私もフザケてノリに乗った



小学生の時から玲奈は


私の一番の理解者で、一番の見方


この学校にいる誰よりもずっと一緒にいる


一緒にいる時間はもしかしたら


家族と同じくらいかも


私にとって玲奈といる時間は


何よりも楽しい時間



すると


「あ、そうだ。さっき杏梨が
保健室連れてったのって誰だっけ?」


って玲奈が聞いてきた


『後ろの席でしょ(笑)覚えてないの?
   マシロ エイシ
瑛士だよ、真白瑛士!』


って私は戯けて言った


「あー!全然知らないわ(笑)」


そう言って玲奈が笑うもんだから


可笑しくて私までつられて笑った


二人で笑っていたら


近くにいた友達数人が


「何何?」「どうしたの?」って


集まってきた


「ううん!何にもない!」って


とぼけたら



キーンコーンカーンコーン


ってチャイムがなった


「あ、ヤバ!次移動教室じゃん!
みんな急げー!」


玲奈のその声にみんなつられて


笑いながら廊下を走っていった


「杏梨、行こ!」


走るの早いのに私の事を待ってくれる


私も足は早いほうだけど


玲奈には敵わない


『ありがとう、玲奈!
でも私のスピードだったら
二人とも遅刻しちゃうね(笑)』


そう冗談っぽく言ってみたら


「まぁ、杏梨と一緒なら
私は怒られても楽しいから(笑)」


ってニカッと歯を見せて笑った


私はその言葉が嬉しかった


『ありがと、じゃあ行こっか』


少し照れ隠しのつもりで


いつもより少し速く走った


玲奈はもっと早く走れるはずなのに


私に合わせて走ってくれてた



次の授業は美術、美術室は3階にある


階段を降りて3階へ


玲奈は2段飛ばしで下っていく


途中で玲奈に抜かされたけど


階段の下で玲奈は待ってくれていた


待たせちゃダメだ、と思ったその時


『あっ……!』


玲奈の真似をして


2段飛ばしで下ろうとして


足を踏み外した


玲奈のいる3階までまだ7段くらいはある


階段の真ん中を走っていたから


手元に手摺はなかった


(ヤバい!落ちる!)


そう思った時


「あっぶね、何してんの?」


体が誰かに支えられてた



振り向くとまたもや

          ハイザキヤマト
小学生の時からの友達、灰嵜大和が


バックハグをする姿勢で


私の体を支えてくれていた


彼の手元を見ると美術の教科書を持っていた


(あ、そういえば大和も同じクラスだった)


彼は家が私と同じ住宅街にあって


親同士が仲が良かったこともあり


仲が良く小さい頃はよく遊んでいた


玲奈も近所に住んでいたから


3人で遊ぶことも多かった


大和も運動神経が良く


水泳、野球、サッカー、空手、剣道


の5つの習い事をしていて


その他にも習字、英会話、塾と言った


教育の習い事も一流だった


大和は元々体がデカくて


小3で150cmくらいだったのが


今では多分180cmくらいありそうな程の巨体


その上空手や剣道のおかげで力もすごく強い



そんな彼に1つ、弱点があるとするなら


女子が苦手な事くらいかな


大和は小さい頃から女子が苦手で


モテるにも関わらず小学校の時は


私と玲奈以外の女子とは一言も喋らなかった


「十中八九、遅刻間際なのに焦って
玲奈の真似して階段2段飛ばししようとして
失敗してこの有様って感じか?」


『うっ…い、いやぁそんな事はないよぉ』


図星を当てられ目を逸らしていたら


あることに気が付いた


今日の1時間目大和の姿が無かったことに


『ってそう言う大和こそ
今学校来たでしょ!』


逸していた目をもう一度


大和に向けながら私がそう言うと


「お!正解、お前の割には
よく分かりましたねー(棒)」


って軽く流しやがった


『て言うか離してよ!下ろしてー!』


さっき流された事にムカついたこともあって


大和の腕の中で少し暴れた


すると


はぁ…とため息を付きながら


私を階段の踊り場に


ゆっくりおろしてくれた


そして


「お前は玲奈よりも運動神経悪いんだから
危なっかしい真似はすんな」


そう言って私にデコピンをしてから


玲奈にも気を付けろよと一言掛け


美術室へゆっくりと歩いていった


大和らしくないキザな行いに


唖然としていると


「杏梨、ゴメン大丈夫だった?」


って玲奈が駆け寄ってきてくれた


あんまり心配させたくなかったから


『ううん、私は大丈夫だよ
でも私等遅刻確定だね(笑)』


って笑ってみせた


すると


「あ、二人ともこんな所にいたのね

もうとっくに授業は始まっています
早く美術室に来なさい」


って美術の先生が私達に声をかけた


多分欠席者を聞かれて


誰かが私達の事を先生に教えたんだろうな


「あ、はーい。今行きます!」


玲奈はそう良い返事をして


私の手をとって少し小走りで


美術室へ行こうとした


私も玲奈に手を引かれ、美術室に向かった







・・・・・・・・・・・・・・・・






キーンコーンカーンコーン



6時間目の終わりを告げるチャイムがなった


6時間授業は私の1番嫌いな教科の英語だった


疲れ果ててグダッとしていた私に


声を掛けてくれたのはやっぱり


「お疲れ様ー!杏梨途中寝てたでしょ(笑)」


玲奈だ


『だって分かんないんだもん
もー、全部が意味分かんないー!』


そう言って私は落書きの多い


ノートと教科書を閉じた


「んー、杏梨の気持ちも分かるけどさ
授業寝てたら分かるものもわからないよ?

それにわからない所いつでも聞いてよ
私が教えてあげるから!」


って玲奈はニカッと笑った


(なんだろ、女神かな?笑)


『ありがとー!恩に切るよ!』


そう言って私は玲奈に抱きついた


いきなり抱きつかれてビックリしたのか


玲奈は顔を真っ赤にしてアワアワしてる


(玲奈はホント純粋だよね(笑))


普段から私はよくハグをするのだが


いつになっても玲奈はハグに慣れない


そしてふと瑛士の席が目に入った


(あ、今日の事お父さんに言わなきゃ)



そう思った瞬間


誰かが私と玲奈を引き離した


それは


「おい、またやってんのか?
困ってる顔が見えないようじゃ
玲奈に嫌われるぞ」


大和…


大和は玲奈の頭の上に腕をのせて


その反対側の手で私のおでこを


無造作に押しのけていた


『ちょ、触んないでよー!
前髪のセットに結構時間かかったのにー』


大和の手を振り払って


鏡を見ながら前髪を直す


せっかく綺麗にできてたのにボサボサ…


キッと大和を睨みながら


『私の玲奈返してー!』


って玲奈の腕を掴んだ


「私のって(笑)玲奈は誰のもんでもない
そんなん言ってると玲奈に嫌われるぞー」


玲奈の頭の上に置いていた腕をどけて


大和は玲奈の体を軽く押した


玲奈は少しよろけて私の方へ来た


すると


「私が杏梨の事嫌うことなんてないよ
冗談言わないでよ大和」


って玲奈が私を庇ってくれた


素直にそれが嬉しかった


「はいはい、分かってるって
あ、そうそう俺
杏梨に用があってきたんだわ」


(あ、名前…)


久しぶりに名前呼ばれた


その事が少し、ほんの少しだけ嬉しかった


『よ、用って何?』


緊張なんてしていないはずなのに


言葉に詰まった


「お前の親父、迎えに来てるってよ
担任がお前に伝えろって」


(また「お前」に戻った…)


今度は少しだけ悲しかった


でも、それよりも…



『………お父さんが…?』


一瞬だけ体が強張った気がした


要件は瑛士の家族の事だろうけど


まさか迎えに来るなんて…


段々と血の気が引くのを感じた


お父さんは少し…苦手……


朝のお父さんの顔を思い出して


少し歪めてしまった


「……杏梨、何かあったら言えよ」


何かを察したらしく大和が


私の頭をビックリするくらい優しく撫でた


『…え……?』


お父さんが来てることへのショックで


上手く頭が回らなかった


「杏梨、無理しないでね!
いつでも話聞くし何かあったら呼んで!」


玲奈も私の手をギュッと握ってくれた


二人の優しさが私の心を和ませた


さっきまで怖くて曇っていた心が


霧が晴れるように明るくなった


『ありがとう、二人とも』


私は二人に満面の笑みで返事をした


そしたら二人とも笑顔を返してくれた


(ありがとう、二人とも。)


(私は大丈夫だからね)


キーンコーンカーンコーン


チャイムがなりみんな早々に帰る準備をした


そして終学活を終え私は


お父さんの車が待機する


中庭へ走って向かった



今の空は朝の清々しい天気が嘘のように



曇天の空だった__



【名前のない小説 4話】

龍邪・2020-06-13
名前のない小説
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好きが60で5話目書く
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名前募集
長編

自己紹介

贈り物強制な?
くれないと課題押し付けるぞ☆

・名前-名無し((募集中

・性別-男

・年齢-高2

・1人称-俺、僕

・性格-M、S、明るい、うるさい、
何気優しい、ノリ良い、
キス魔、ハグ魔、依存する by友達

また今度ちゃんとしたやつ出します
((名前決まったら


トーク募集中
俺を拾ってくれない?
構ってくれたら一生離さない((は

無言招待◯

好き
好き連◎
でもちゃんと読んでな

贈り物◎


























































ここまで見た君、はじめましてだけど
俺の名前つけてくれない?
名前募集締め切ります

名無し・2020-05-19
自己紹介
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誰でもいいから贈り物して
名前募集
トーク

自己紹介

名前 歌音(かのん)
心優しい方につけてもらいました!(৹ᵒ̴̶̷᷄﹏ᵒ̴̶̷᷅৹)♡

年齢 中2です!

血液型 O型
よくマイペースって言われます( '-' )

性格 バカ( ᐛ👐) 
依存魔
嫉妬魔

部活 吹奏楽部🎶
トロンボーン吹いてます!!

好きな教科 体育!
楽しいよね( * ॑꒳ ॑* )♪

嫌いな教科 数学、理科!
連立方程式が解けません…(っ'ヮ'c)タチケテ

好き ありがとおおお!
好き連 好き連し返しに行きます!
贈り物 泣いて喜びます。°(°´∀`°)°。
トーク こんな私で良ければぜひ!

ひとこと ヨロ(`・ω・´)スク!

歌音・2020-06-10
自己紹介
はじめまして!
名前募集
こんな僕を受け入れてくれますか
トーク募集

【名前のない小説 5話】




曇天の空の下


教員と保護者用の駐車場がある


中庭へ向かって走る



お父さんの車を見つけるのに


1秒もいらなかった


お父さんの車はリムジンみたいな形の


重々しい黒が目立つ車だった


先生達の車も並ぶ中で


その車だけが異様に目立っている


見慣れているのとは


また別の意味で目に入った



私は車の近くまで来て


車の外から運転席の窓をノックした


ノックされるまでお父さんは


私に気づいていなかったらしく


一瞬驚いたような素振りを見せたが


すぐにまたいつもの堅いお父さんに戻った



そしてゆっくりと窓が下がって


『何してる、早く入れ』


お父さんは低く冷たい声でそういった


『はい』


と小さく返事をして


運転席とは反対側の助手席に乗り込む


バタンとドアを閉めたのと同時に


『早くシートベルトを締めろ』


と言われた


友達同士なら分かってるよって


笑って返せるのに


お父さん相手だと体が強ばる


私は返事も出来ずに


黙ってシートベルトを締めた



ゆっくりと車が動き出した


私たちの家から学校は少し遠いところにある


無言のままの時間はとても長く感じられた


元々お父さんはよく喋る方じゃない


むしろ無口な方だ


私はどちらかと言うと喋る方だから


無言はちょっとしんどかった


でもこれと言った会話もないし


どうしようかと悩んでいたら


『真白さんの息子さんとはどうだ』


とお父さんが口を開いた


さっきと変わらず低く冷たい声だ


『あ、その事なんだけど…』


『うるさい、もう少し声を抑えろ』


つい、声に力が入ってしまって


少し声が大きくなってしまった


(怒っちゃったかな…)


『ゴメンナサイ…あのね、お父さん
今日、瑛…真白君ね熱で早退しちゃったの
だから今日の話延期にできないかな?』


しどろもどろ、と言うよりは


恐る恐る、という感じでお父さん聞いてみた


すると


『はぁ…そんな事なら
窓をノックした時に言えばよかっただろう

それじゃあお前を乗せる必要なんて
無かったじゃないか…』


と、ため息混じりにそう言った


(早く乗れって言ったのはお父さんじゃん…)


なんて、そんな事言えるはずもなく


また気まずい沈黙が流れていく


車を降りようかとも思ったが


お父さんに声をかけるのが怖かった


『今回の件はまた真白さんとも話をする

お前はここで降りろ
今日の為に開けた仕事を戻してもらう為に
今から会社に戻る

今日の晩飯はいらない
一人で食べておけ』


そう言って目で私に早く、と催促した


反抗する間もなく私は車を降りた


私が扉を閉めると車はすぐに動き出し


道の先に消えていった



(あの空間より一人の方が気が楽かな)


そう思いながらとぼとぼと歩く


私の数歩後ろでは


楽しそうに話す女の子たちの声がした


(良いなぁ…私も玲奈たちと帰りたかった)


勿論、周りに玲奈たちの姿は見えない


はぁ…と大きなため息をつきながら


ゆっくり歩いてく



すると私の横を自転車が通り過ぎていった


その後ろ姿が少しだけ瑛士に似ていた


(瑛士、体調大丈夫かな…)


ふと、そんな事を思った


(でも今日の話を無しに出来た)


(私、頑張ったよね…)


普段自分を褒めるようなことはしないけど


今日は特別だった


私はお父さんが、ずっと苦手だった


今から7年前、私の本当のお父さんが死んだ


そこから1年後にお母さんが


今のお父さんと再婚した


だから正確にはお父さんじゃなくて


お義父さん、でも今では私の唯一の家族


血は繋がってないけど


私の事は十分大事にしてくれてる…はず


でも…もしかしたら本当は…



「あ、杏梨じゃん
なんで歩いて帰ってんの?」


『わぁっ!』


考え事をしていて気付かなかったせいで


自転車で隣を徐行してる


大和に気が付かなかった


「ビビり過ぎ(笑)
ボーッとしてっと危ねーぞ」


そう、クシャッとした笑顔で言った


(なんか…)


自分の心が安らいでいくのを感じた


さっきまでのネガティブな思考は


何処かへ消えたみたいだ


『大和、帰るの早いね…』


私は精一杯の笑顔でそう言った


すると大和は


「まぁ、自転車だからな
んで、どうしたんだ?何かあった?」


って優しく聞いてきた


私はバレないように


隠した…つもりだった、でも


私の笑顔が作られたものだって


大和は分かっちゃうんだね


(ありがとう)


心の中でそう呟いてから


『ううん、何にもないよ
私が歩きたい気分だったの』


って心から笑った


そしたら大和も


「……そっか、たまには歩くのもいいよな」


って笑って自転車から降りて


私の隣を歩いた


その距離感がくすぐったくて


心遣いが嬉しかった


多分大和の事だから


何かあるって分かってても


敢えて聞かないんだと思う


そう言う優しいとこは


昔から、全然変わってない


『全然変わらないね』


ボソッと呟いた


「ん?なんか言ったか?」


『ううん、何も言ってないよ(笑)』


(この何気ない時間が楽しいと思えるのは)


(もしかして横に居るのが大和だからかな)


なんて冗談でクスッと笑う私を


一人で笑ってるヤバい奴だ


という目で見てくる大和と


二人で喋りながら帰った



「じゃあ、また明日」


『うん、また明日』


大和の家の前で別れを告げ


住宅街の一番奥にある自分の家へ


少し小走りで向かった



ガチャンと扉を閉めて


2階の自分の部屋に向かう


家の構造上、2階へ行くには


リビングを通らないといけない


だから、私はリビングにある


少し大きいテーブルの上に


1つの置き手紙を見つけた


その手紙は白い封筒に入っていて


中央に赤い花のシールが貼ってあった


『!』


その手紙の側には


小さなメモが添えられていた


(これは…お父さんの文字…かな…)


お父さんの文字は


まるで書写のお手本の様に整った字で


すごく綺麗だった


まぁ、そもそもこの家に住んでいるのは


私とお父さんの二人だけだし


他の人って事はあり得ないしね


私は背負っていたリュックを床に置いて


メモを手にとった



そのメモには


[恵梨の荷物を整理していたら
こんなものが出てきた
読んだあとは好きにしてくれ]


と、書いていた


[恵梨]は私のお母さんの名前だ


(懐かしい…)


(名前見るのも何年ぶりかな…)



私は手紙を手にとって


封筒を裏返してみた


そこには


[杏梨へ 杏梨以外は見ないで]


と懐かしい文字で書かれていた


それはお父さんの字よりは汚くて


でも丸文字で読みやすい


そんなお母さんの字が私は好きだった


リビングで手紙を読もうか迷った


でもなんだか自分の部屋で


読みたい気分だったから


2階で読むことにした


私は自分のリュックと手紙とメモを持って


2階へ上がっていった


ふと窓の外を見ると大粒の雨が


ポツポツと降り注いでいた




リュックを定位置に置いて


私服に着替えた


手紙についたシールはかなり粘着が強く


無理に剥がそうとすると


封筒まで破れそうだった


お母さんからの手紙は破りたくなくて


私は丁寧にシールを剥がした


そして半分に折りたたまれた


2、3枚ほどの手紙を


開こうとして、手が止まった



(何が…書いてるんだろう……)


それは好奇心ではなく恐怖だった


これは本当に読んでも良いものなのかとさえ


思ってしまうくらい


手紙を開く力が入らなかった


(なんで…?力が入らない…)


段々と強くなっていく謎の恐怖に


手が震えてきた


(あっ…)


パサッと音を立てて


手紙が床に落ちた


拾おうとしゃがみ込むも


手が伸ばせなかった


次第に足にも力が入らなくなり


私は床に座り込んだ


『はぁ…ホント………ダメだなぁ…私
まだ…あの時の事引きずってる…』


ふと涙がこぼれそうになって


天を仰いだ


(お母さん…なんで私をおいていったの?)


(なんで私を独りにしたの?)


(なんで?ねぇ、お母さん…なんで?)


私は情緒不安定になりながら


涙を必死に堪えていた



それから


何分の時間が流れたんだろう


後々分かったが


力が抜けて座り込んでから


1時間くらいが経っていた


段々と日が沈み外が暗くなっていくのに伴い


電気の付けていなかった


私の部屋も暗くなっていく


(電気付けなきゃ…)


そう思って動こうと足に力を入れる


するとさっきよりは力が入り


近くにあったベッドの柵を掴んで


勢いをつけて立ち上がった


(あ、立てた…)


勢いよく立ち上がったせいで


少しの立ちくらみはあったものの


そこからは割とスラスラ動けて


電気を付けるまでに時間はかからなかった



電気をつけるとさっきよりも


お母さんからの手紙がさっきよりも明確に


ハッキリと目に映った


封筒に書いてある


母さんの優しい文字で書かれた


本当のお父さんがつけてくれた私の名前


女の子らしく育つように


誰からも愛されるようにって


名付けられた私の名前


(私は、そんな人になれてるのかな…)


私は手紙にゆっくり手を伸ばしていく


一度手を止めそうになったけど


頑張って不安を頭から追い出し


手紙と封筒を掴んだ



私はそれを持って椅子に座った


そしてドクドクと激しくなる鼓動を


抑えようと深く、深く深呼吸をした


そしてゆっくり手紙を開いた


そこで1番に目に入ったのは__




【名前のない小説 5話】

龍邪・2020-06-24
名前のない小説
5話目
アドバイスください
読んだ人感想頼みます
好きが60で6話目書く
名前募集
長編

自己紹介

名前 零音、水無月 素晴、
志野、弥衣、凛人

呼び方 どれかの名前
呼び捨てorニックネーム

性別 俺( ' - ' )
男でも女でもない
俺( ' - ' )

性格 メンヘラ,ヤンデレ
依存体質,ばか
砂糖&塩,ハグ魔
口悪い,言動がイケメン(?)
モテる(?),優しい(いいやつ)
絡みやすい

By 俺の親友

恋愛 女も男も
好きになったことある
好きな人はいない( ' - ' )
彼氏or彼女はいない

好き ありがとう
なるべく返すけど
できない時もある、許して

好き連 ありがとう
ちゃんと読んでるならな‪w

贈り物 まじありがと、好き
仲良くしてね、よろしく

トーク しよ( ' - ' )
贈り物して

無言招待(無断招待) 怖ぇわ‪w
俺がいいって言った時はいいよ

LINE いいよ
タメ口&構ってくれるヤツ
限定で()
よろしくな‪w

顔出し 目腐るぞ( ' - ' )
それでもいいならいいよ

電話 家ではできないから
できる時ほとんどないけど
できる時はいいよ
声きもいよ、覚悟してw

like すとぷりさん、甘いもの、ぎゅー

don't like 虫、雷、辛いもの、塩対応

一言
よろしくな
贈り物ちょーだい()
だれか、かまって( ' - ' )
そこのお前、
俺にかまえ( ' - ' )
仲良くしてね




大切さん

亜沙菜ーあさなー

傷つけたらだめ



































































ここまで見てくれたん?
ありがとう
んじゃ、もうちょいがんばれ














































































































すげぇ( ' - ' )
スクロールお疲れ様
ここまで見てくれたお前なら
贈り物くれるよな?()
あ、俺さ、今な?
すげぇチョコ食いてぇ
気分なんだわ‪w
ってことで置いてってー
よろしくー

水無月 素晴 みなつき すばる @低浮上気味・2020-06-24
自己紹介
よろしく
仲良くなりたい
よろしくな
名前
名前募集
名前変更
メンヘラ
ヤンデレ

はじめまして!

backnumberが好きで、
美味しいものも好きで、
映画が始まる前のワクワク感も好きで、
少女漫画は読み始めると止まらない、
そんな中学3年生の女子です。

名前はまだ決まっておりません。
いい名前が思いついた方は教えていただけると嬉しいです。٩(*´︶`*)۶🍀

NoName・2020-06-15
自己紹介
プロフィール
よろしくお願いします
名前募集

誰か名前つけてください

真愛_Ai (高2,男です)・2020-06-28
独り言
名前募集
自己紹介

ー自己紹介ー

よかったら贈り物ください(*´︶`*)🎁
━━━━━━━━━━━━━━━


{名前}

お名前くださいな(*´︶`*)
(ください、マジでください…!考えてくれた方
にはお礼として[好き]を10個あげます!)


{年齢}

中学生です(๑و•̀ω•́)و
↑詳しいことはトークで!


{性格}

アホ 優しい

頭おかしい うるさい
↑By友達


{性別}

女子デスッ!
↑性格は男ぽっいですw


{誕生日}

3月27日
↑同じ人いますか?!


{趣味}

絵描き

音楽聴くこと
↑ボカロ 洋楽etc…


{好き}

カエル🐸( '-' 🐸 )カエルパンチ

動物 日常組🥦

ノリのいい人٩( ᐛ )و

リア友みたいに仲良くしてくれる人


{苦手}

ナス ピーマン 虫( ・᷄ὢ・᷅ )


{繋がれるアプリ}

identity V

Sky

Twitter
↑みんなローマで笑う( '-' )


{NOTE15}

好き 嬉しいです!(*´︶`*)

好き連 ちゃんと見てからな◎です!(๑⃙⃘ˊ꒳​ˋ๑⃙⃘)

贈り物 一生ついていきます┏( .-. ┏ ) ┓

トーク ぜひぜひ!話しましょ!

無言招待 ちょっと怖いので×で…!

LINE めっちゃ仲良くなったら交換○です!

顔出し ブスでもいいなら((


{よく投稿するもの}

好きな歌詞 ポエム 恋愛です!


{最後}
ここまで見てくれてありがとうございます!
質問とかあったらじゃんじゃんください!w
気軽に絡んでくれると嬉しいです!(*・ᴗ・*)و

お名前くださいな‪・2020-06-13
自己紹介
プロフィール
トーク募集
名前募集
中学生

名前募集する

前の名前は涙月恋音だったけど

男っぽい名前にしたい

苗字はあってもなくてもいい

名前は必ず

よろしくー

水無月 素晴 みなつき すばる @低浮上気味・2020-06-24
名前
名前募集
よろしく
よろしくお願いします
名前変更

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