はじめる

#家族

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全5243作品・

『別れー君と見た夢ー』



6、優しい成さん



バスに揺られて



家に帰って



部屋に篭って



その間、ずっとモヤモヤしていた



「あ、れ…っ、なんで…泣いて…っ」



あの言葉が



あの顔が



頭の中を埋め尽くす



初めてのキス



嬉しかった、とても



でも、それと同じくらい



”苦しかった”



寝るに寝れなくて



私はしばらくうずくまっていた



その時ふと、パーカーのポケットに



あのノートがある事を思い出した



「…あった」



ふぅと息を吐いて



三ページ目を開く



「三日目。



こんな辛いのなら



早く死んでしまいたい。



何で俺なの?



俺、なんかしたっけ



俺、恨まれるようなことしたっけ



一人の人を一生懸命愛して



普通に生きてきただけなのに



神様、酷いよ



俺と想羅との時間…引き裂かないで」



ぎゅーっと胸が締め付けられる



本当、何で蒼くんなの



病気になるのが



私だったら良かったのに



溢れる涙を拭って



次のページを開こうとした時



「…ただいまぁ」



お母さんが帰ってきた



「…おか、えりっ」



何とか嗚咽を抑えて



心配かけぬようにと返事をした



「まだ、起きてたんだ」



買い物袋を床に置きながら



お母さんは言った



「寝れなかったから… 」



蒼くんと…なんて言えない



そっか、と間を置いて



お母さんは言う



「あの、ね…」



「な、なに」



「外に、成、来てるんだけど…」



そう言った



「…成」



再婚相手の名前だろう



「会って、くれない、かな…?」



不安げな視線



震える拳



「い、いよ…わかった」



私はそう言うしかなかった



「ほ、んと?じゃ、あ、呼んでくるね」



何となく気まづい時間が流れる



しばらくすると、お母さんと



成さんがやって来た



「成…この子が、想羅」



「想羅ちゃん?」



成さんはしゃがんで



私の目を真っ直ぐ見て来た



「想羅…です」



「成です」



優しく微笑んでくれた成さん



「その…急で、驚いた、よね…」



申し訳なさそうに眉を下げた成さん



「でも、ね、青葉の事、本気なんだ」



青葉



お母さんの名前だ



とても真剣な目をした成さん



悪い人ではないんだろう



でも



「ご、ごめんなさい…っ」



やっぱり耐え切れなくて



私はあの場所に向かった



「…はぁ…はぁ…はぁ…っ」



無我夢中で走った



あの場所まで



「…い、た…っはぁ…はぁ…っ」



「どしたんだよ…その格好…」



驚いた顔の空雅くん



そりゃそうだろう



泣き腫らして腫れた目



ボサボサな髪の毛



草か何かで切れた足



「再婚相手の人…っ、き、て…っ」



「ったく…取り敢えずここ座れ」



空雅くんは私を座らせて



「痛くても我慢しろ」



そう言ってから怪我の手当をしてくれた



「うっ…準備いいね…」



「女子みたいとか思ったら潰す」



「お、思ってないです」



そんな冗談を交えながらも



最後まで手当してくれた空雅くん



「意外と優しいね」



「一言余計じゃあほ」



「いたっ」



少し強めに頭を叩いて来た空雅くん



私の涙はもうすっかり止まっていた



「で、どんな人だった?」



空雅くんが聞いてくる



「…優しそうな人だったよ」



私は答える



そんな人なのに私は…



「でも…逃げてきちゃった」



ちゃんと、信じきることが出来ない



私は、どうしようもなく弱いから



「春川が優しいって思うんなら



春川の考え信じてやれよ」



「私の、考え…?」



相変わらずぶっきらぼうだけど



空雅くんは優しい



「自分の一番の味方って自分だよ」



儚げにそう言う空雅くん



「へぇ…」



「でも、一番の敵も自分なんだよ」



「矛盾してるね」



「それ言ったらアウトだから黙っとけ」



「ごめんって!?」



優しいのか怖いのか



空雅くんは不思議な人だ



「ほら、立て」



ゆっくりしようと思っていたら



空雅くんに起立させられた



「い、た…ぁ」



「ほら、行くよ」



「ん…」



空雅くんは道路側



私は歩道側を歩いた



車が来たら私を安全な場所に追いやり



「お前本当に危なっかしいわ」



そう言いながら守ってくれた



「あ、ちょ…」



家に着いて早々空雅くんは



チャイムを押した



「…昨日、の」



お母さんが出てきた



「想羅…」



「ごめん…また逃げちゃった」



「大丈夫…」



お母さんはそう言って笑ったけど



私はモヤモヤした気持ちのままだった



「…その、成さんに…酷いこと…」



「成は…何とも思ってないから」



大丈夫だよと言うように



私の肩に手を置いた



「…ほら、行ってこい」



空雅くんは背中を押してくれた



「うん…っ」



ふと後ろを振り返ると



そこに空雅くんはいなかった



ふぅと息を吐いて



家に入る



本当は、怖い



本当は、家に入りたくない



お母さんと私



二人きり



この当たり前が壊れる気がして



嫌なんだ



「…想羅ちゃん」



成さんは少し寂しそうに



私の方を見てくる



「成さん…その…」



「いいんだよ。謝るのは俺の方だし」



成さんは真面目な顔で



「想羅ちゃんと青葉の間を



こんな部外者が引き裂いてごめん」



「……」



「お母さんを取られるようで



今までの時間が無くなるようで



怖いんだよ、ね?」



そう言った



そんな事言われたら



泣きたくなくても泣いちゃうよ



暖かな涙がそっと溢れる



嗚咽を我慢しようにも



やっぱり我慢できない



「俺は、青葉も想羅ちゃんも



どっちも守っていきたい」



「成…」



「…成さん」



成さんは、とてつもなくいい人だ



優しくて正義感があって



成さんなら、お母さんを任せてもいい



でもやっぱり



怖い



「…少し、時間を下さい」



少しでいいから



考える時間を



心の余裕を作る時間を



「ゆっくりでいいからね」



そう言って成さんは



家から出ていった



そっと息を吐いて



バクバクうるさい心臓を



落ち着かせようと頑張った



苦しくて痛い



蒼くん、助けて



蒼くんに、甘えたい



会いたい時に会えない



このもどかしい距離さえなければ



「…想羅」



「な、なに…?」



「小さい頃の話、しよっか」



そう言ったお母さんの顔は



今までにないくらい



暖かい顔をしていた



「想羅はね、奇跡の子なんだよ」



「え…?」

Raimu・1日前
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『別れー君と見た夢ー』



7、奇跡の子



「それって…どう、いう」



すぅーっと風が吹き抜ける



お母さんは数秒間を置いて



「想羅はね…」



全て、話してくれた



お母さんは、体が弱く



何度も流産を経験していること



私がお腹に宿った時も



”今回もダメだろう”



”諦めなさい”



と、沢山の人から言われた事



私がダメだったら



子供はもう諦めようと思っていた事



予定日の1週間前



お母さんが倒れた事



「…青葉…青葉っ…!!」



幸いお父さんが横にいて



頭を打つことは無かった



それでもお母さんは



「…お腹の子が無事でよかった」



と、泣きながら言った事



お母さんは三日間眠っていた事



そのまま死亡…という可能性も



少なくは無かった事



倒れる数日前



トイレに行った時に



大量の血が溢れ出て



その時にはもう、諦めていた事



「…お母さん、想羅が無事なら



想羅が生きててくれれば



それだけでいいって、心から思うよ」



柔らかな笑みには



悲しみの色が混じっていた



お母さんは、私のお兄ちゃんの話をした



出産まで、あと少し



そんな時だった



「う、うぅ…っ…」



信号待ちをしている時に



倒れてしまった



頭から大量の血を流してしまった



緊急手術を受けた



お母さんが目覚めて



最初に言った言葉



「…お腹の子は…!!」



お父さんは泣き腫らした顔で



首を横に振った



お母さんの命を考えると



どうしても断念しなきゃいけなかった



お母さんは小さな箱を抱えて



一晩中泣いていたらしい



「…私が、倒れさえしなければ」



後悔の色でいっぱいだった



震えるお母さんの肩を



優しく抱き締めた



「お母さん。産んでくれてありがとっ」



「う、うぅ…っ」



しばらくお母さんを抱き締めて



私は布団に入った



早く蒼くんに会って



この事を伝えたい



そう思った



次の日



いつも通りテーブルに向かうと



割引シールの付いたトンカツと



チーズが1つ、置いてあった



”大好きだよ”



そう書かれた紙の上に



500円玉



昼を食べずに



500円玉は貯めてある



その事は秘密だ



パーカーを被り



いつものバスに乗る



あっという間に蒼くんの病室に着いた



コンコン



控えめにドアをノックして



「蒼くん!」



それからお決まりのハグを…



するはずだった



「…あれ、検査かな」



そこに蒼くんの姿はなかった



しばらく待ってみた



10分後、乱暴にドアが開かれた



「あ、あ、お…くん…?」



全てを諦めたような



そんな顔



「…想羅」



今までで一番強くキツく



抱き締められた



動こうとしても



更に力を込められて



少し、痛い



「あ、蒼くん…?」



「…これで、最後だから」



苦しそうな蒼くんの声



逃げるに逃げれなくて



私は蒼くんの肩に顔を置いた



「…空雅と仲良くなっとけよ」



「え…?」



「…こんなすぐ死ぬ奴、早く捨てなよ」



小さな小さな声だけど



私にはちゃんと聞こえた



本音、だと思う



蒼くんの、本音



「そ、そんな…」



「それが嫌なら…離れないで」



「離れるわけないじゃん…」



弱々しい蒼くんの声



「死にたく、ないよ…っ」



蒼くんの涙が



私の肩を濡らす



何があっんだろう



何かしてあげたいのに



何も出来ない



「松居さんのとこ…」



「だめ…行かないで」



更に強まった力



どうすればいいか迷っていた時



「蒼くん…」



松居さんが入ってきた



「来るな…来るな!!」



今までにないくらい



荒ぶった声だった



私を後ろに隠して



まるで悪魔でも見るような目で



松居さんの事を見ていた



「松居、さ…」



「この前から始めた薬の副作用だよ」



悲しそうに松居さんは言った



蒼くんは何人かの医者の人に抑えられて



麻酔を吸わされ眠らされた



「蒼 くんの病気の進行を遅らせるには



この薬しかないんだ…」



ただ、その薬の副作用が…と



松居さんは話してくれた



幻覚が見える、幻聴が聞こえる



物凄い不安に取り憑かれる



「そんな蒼くんでも、好きでいれる?」



先生のその問いに



「もちろんです、大好きでいれます」



私はそう答えた



優しく微笑んでくれた松居さん



松居さんが何か言いかけた時



「蒼くんが目を覚ましました!」



看護師の柚音さんが



私と松居さんの元に走って来た

Raimu・23時間前
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せぇが/頑張ってご飯食べる〜w・1日前
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友達

家族へ

このぬいぐるみのように

いつまでも優しく私のことを

見守っていてください。

mina✩.*˚・2020-04-02
家族
いつもありがとう
これからもよろしくお願いします
大切な人

- 貴方との幸せ日記 -

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幸せな日々を

このタグに書いてみててください。


《例》

貴方といった、あの海も

貴方と見た、あの夕日も

貴方と喋った、あの公園も


全ての時間が

 幸せでした。

星華_・3日前
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笑えることではなく



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星宮 久遠(ひとこと見て)・1日前
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大切な人
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友人
恋人
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だから、好き




じゃなくて




でも、好き






今日、うざくても






明日は、




やっぱり好き





って思う







いつもいえないけど






ありがとう

∗HINA∗・2日前
ありがとう
家族
彼氏

友達とくだらない話で笑いあって

学校に行って普通に授業を受けて

家族と一緒にご飯を食べて

いつも通りベットで眠りにつく

そんな「普通の生活」が

あんなに素晴らしいことだったなんて

冬の私たちは知る由もなかった。

あめり*☂︎・21時間前
学校
友達
家族
大切な人
当たり前
休校
コロナウイルス

私の母はいつもニコニコしている。


母子家庭というのもあり

母は毎日仕事で忙しそうだ。

でも、いつも、

「大丈夫」「安心して」と笑うんだ。


お母さん、私知ってるよ。

お母さんは

私の前では大丈夫と笑うけれど

夜、私が寝たあと

いつも泣いているでしょう?


小さく縮こまり、

嗚咽を必死に抑え、

自分を抱きしめる母。


その背中を

さすりに行くことなんてしない。


泣きたい時は泣かないとダメだから。

もし、私がお母さんに話しかけたら

お母さん、もう泣かなくなるでしょう?

泣きたくても泣けずに

毎日過ごすことになるでしょう?


だから私は

その、震える肩を

じっと見守ることしかしないの。


母の子守唄(嗚咽)を聞いて

眠りにつくことしか出来ないの。

灰色。((幸呼愛だった人・22時間前
フィクション
この物語はフィクションです。
母子家庭
家族
辛い
悲しい
大好き
愛してる
嗚咽
居場所

何気なく会うクラスメイトは

いつも話しかけてくれる友達は

なんでも相談し合う親友は

当たり前に一緒に居る家族は

僕が居なくなったら悲しんでくれるのかな

りお。・3日前
クラスメイト
友達
親友
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もし死んだら
悲しい
寂しい
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