はじめる

#小説

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全9909作品・






【リンドウの花
~悲しんでいる貴方を愛する~】



―始まりの章―








六歳の時、お父さんは肺炎で死んだ。

煙草を吸いすぎたからだ。


あれほど辞めろとお母さんが

言っていたのに一日に多い時は

五、六本。吸っていたと思う。


今思うと、家族は心配して止めたのに

それを裏切って煙草を吸い続けた

お父さんの考えが理解できない。








そしてお父さんが死んでから

僕とお母さんと妹で暮らす事になった。



まだ零歳の妹、晴(はる)の

六歳の僕、冬音(ふゆと)が

お母さんが忙しい時の世話係。



十歳になると弟の桜(さくら)が

生まれた。



男なのに「桜」だなんて

可哀想だなと何度思ったことか。






でもその度に

お母さんの言葉を思い出す。






「冬音は冬の音が聴こえる

12月に生まれたから冬音。」




「晴は梅雨の久しぶりに晴れた日に

生まれたから晴。」




「桜は桜がひたすら綺麗な春に

生まれたから桜。」







僕が冬で晴が夏で桜が春。



この調子だと四人目は秋に生まれて

お母さんのことだからどうせ

「紅葉」とかいう名前を

性別関係なく付けるんだろうと

そう思っていた。





神様は僕の予想を外れさせたかったのか

知らないが四人目は生まれなかった。













「俺、ブラジルに行こうと思う。」




それはもう真剣な眼差しで


新木 楽生(あらき らい)が言う。







「どうして?」




「あるサッカーチームに

スカウトされたんだ。」






私。横島 晴(よこしま はる)は

最低な男と付き合ったと

今、実感する。




こんなに優しくて可愛らしい彼女が

居るというのにサッカーを優先して

海外に行くというのだ。






「えっと、それはつまり。

別れろと?」




「いや、別れたくはないんだ。」






なんだこいつ。自己中。


と、思いながら

深めのため息をつく。




でもそんな所に惹かれたのかも

しれない。




「しょうがないな。

この晴様がアンタをこれからも

好いてやってもいいがな。」





「あはは(笑)

晴様やさしー。」





「ふふ。そうでしょう?」






まぁ、いいだろう。

こんな変な男を好きになった

私も変なのだから。






「じゃあね。サッカーバカ。」




「おう。」





素直じゃない私の言葉に



「おう」の二文字。






LINEで送られたらそっけない

感じだけど、此奴の「おう」は

何だか暖かい。




「此奴、覚えてろよ。」的な

思いを浮かべながら言っていると思う。




片方の口角が上がって歯が見え

二重のパッチリした目が

少し閉じている。



この顔。結構好きだ。









「さーて。これから

超超遠距離恋愛か。」




今からものすごく大量の

課題に取り組むかのような声で言った。






ある意味、大量の課題なのかもしれない。



あの男のことだから

ブラジルなんか行って

浮気しないわけが無い。




まあ、私は浮気されても

気にしない女だから

いいのだけれど。





大体、浮気するってことは

その相手じゃ何か物足りなかった

からでしょう。


だからカップル二人とも悪いと

私は思う。






そんなことを考えていたら

家に着いた。






ヴー。



楽生からLINEが来た。









『浮気しないでね。』



何を言っているんだ此奴は。

特大ブーメランだっつの。



と、言いながら笑っていたと思う。

瀬在_@セザンヌ( '-' )・9時間前
リンドウの花~悲しんでいる貴方を愛する~
小説
自作
瀬在(小説)
疲れた
んご
リンドウ
花言葉
兄弟
四季
遠距離恋愛
続きあるよ?
見てよ?
贈り物くれてもいいんだよ?
あははははははほ

⚠観覧注意⚠

この小説には、

少々大人要素が入っております。

苦手な方、耐性のない方は

お控えすることをおすすめします。

(あ、リア友さんは観覧禁止です)


ヨル



では
↓↓






















「「向き合って。」」

















俺を一言で表せるなら

「不真面目」

そんな奴だった。



とにかく、

この世界に相応しくなりたくなかった。

こんな世界が嫌いで、

簡単に人を奪うこの世界が、憎かった。























俺は、中二の後半には

もう“初めて”も済ましていたし、






















警察には、

何度お世話になったかわからない。


















親は飽きれ、

友達は裏の奴ばかり。




俺はどんどん普通から離れていく。








でも、そんな日々を、

辛いとは思わなかった。




それどころか、

かなり楽しんでいるようにすら感じる。








俺は毎日、

放課後に女を飽き教室に連れ込んで

遊んでいた。












家には帰りたくないし、



友達とはなるべく会いたくない。








丁度いい暇潰しだった。





「私ってセフレ?」

「どうだかな」


    
下着姿の女が言う。




俺はいまだに、

ヤった女を好きになったことはない。











「瀬川君、何考えてるかわからないよ」

「考えてるよ」





俺は女のスカートに手をかけた。



































家に帰ったら、時計は一時を指していた。



















「遅かったね」

「何でいんだよ」


俺を出迎えたのは、

     ウミ
幼馴染みの羽海だった。

「また遊んでたの?今日はお鍋だったのに」

何で夏に鍋なんだよ。


「別に、」

「瀬川、楽しい?」




「楽しいよ」

自然に口からこぼれた。



嘘ではないはずだ。


俺は、楽しい。





「そっか」


そのまま、羽海は俺のとなりを通りすぎ

ドアを開けて帰っていった。
   






どうしようもなくイライラした。







次の日は休みだったもんだから、


俺は一日に四回、

四人の女とホテルに行った。












消せると思った感情は、



逆に虚しさを残してく。

















どうすればいい?
















夕方頃には飽きて、


部屋でゲームをした。






「瀬川」

振り替えると、羽海がいた。



「なんだよ」

「駄目だよ。

 真面目にいきようよ」


お節介だよ。


「何で変わったの?」


「なんでだろ」



「お兄さんがいなくなったから?」



「…違うよ」

「私は、今の瀬川、大嫌い」





「うるさい」





トーンで制するが、

また羽海は語り出す。





俺の怒りを煽るだけの言葉は、

俺を限界値に持っていった。





「せが…」

俺は羽海の手を掴み、

力ずくで、床に押し倒す。









「なに」


でも、羽海は焦るどころか、


冷たい声で言い放った。



「いい加減にして」



「嫌だよ」



何でこいつは、俺を怒らせるんだろう。

何でこいつは、未だに俺に構うんだろう。








親に見捨てられ、




女で遊び、






暴力事件ばかり引き起こし、


そんな俺は、ホントに楽しい?





「お兄さんは、きっと悲しいよ」


羽海の瞳から、涙が零れ落ちる。


すると、羽海の頬に

ピチャッ、と何かが落ちた。




俺の涙だとわかったのは、


少したってからだった。




兄貴はとにかく真面目だった。

真面目すぎて、いじめられた。



あっさり自殺した。











「俺は、何が、したい?」















そう言ったとき、





























唇に、柔らかい何かが当たった。


















キスなんて、もう何百回もしてきたけど




初めてのような、感触。







温かい。







「私がいるよ」



「そうな」



「無理して逃げないで。

 瀬川なら、向き合える」









「そうだな…」




























1ヶ月が過ぎた。


もう、女と遊ぶことはなくなった。






友達とは切っておいた。












キス一つで変わるなんて、

馬鹿馬鹿しいと思う。







それだけで、


この世界が好きになれるはずではない。





でも、向き合うようには、なれた。
































「羽海、好きだよ」



「私も」




























生きていこう。







青臭くても、ダサくても。
















この世界で、羽海と、ずっと。










やっと気づけた。



愛すること。










俺は、生きていたいんだ。





















end

夜・2日前
小説
つぶやき恋日記
独り言
夜波
観覧注意
人生
大人投稿
夜火
向き合って。

小説






いつも通り、

変わらない景色。






田舎の風景はつまらない。


そんな、真っ白なパレッドの上に

僕等は色をつけてくんだ_。






「「幸せパレッド」」























真夏。


何処までも変わらない景色は

余計に暑さを感じさせる。







半袖のシャツも、

長い黒色のズボンも思いきり捲って、

暑い暑いと唸りながら歩いていた。








たどり着いたバス停には、


片手にラムネをもって、

ネクタイを緩くした彼女が居た。




ラムネを

カラ、とビー玉を揺らしながら

軽く口に入れると、

僕に気付いて振り替える。

肩までも満たない長さの髪が、

サラリと揺れた。




「暑くない?」


「暑すぎ」


「ラムネ、飲む?」

「入らね」




プシュー、バスが止まる。

順番に乗る。




行き先は二人とも決まっていた。





「毎年毎年、鬱陶しく思われてないかな」

「大丈夫だって」




田舎のバスは人が少ない。

僕等二人を含めても、

乗客は五、六人ほどだった。



やがて、一人、二人と降りて行き、

最終的には僕たちだけとなる。



ツギ、トマリマス


ついたところは、海の見える墓地。




そこからは、言葉を交わさず歩く。


先導していた彼女が止まって、

僕も止まった。


その場に膝をつき、

花を取り出す。



先にさしてあった花はまだ新しかったから、

きっと家族が来ていたのだろう。


僕は、そこに一本さしたし、

線香2本に火をつけた。


彼女に手渡して、一人ずつたてる。


手を合わせて、

もういないアイツに話しかけた。




“久し振り。

もう三年がたつよ。

何で死んだんだよ。

もう、どうでもいいよ。

会いたいよ。”





伝えたいことだけ、一方的に伝える。

目を開けて、隣を見ると

まだ目を閉じて手を合わせていた。







少しすると、目を開けて、

僕を見る。








「帰ろうか」


「そうな」

 



空はオレンジ色になっていた。




またバスにのって帰る。




置いていた自転車で二人のりをして

彼女を家に送ってから帰った。







アオキ ナギサ
青木 凪沙

センノ ハル
千野 晴

カザミ ソウスケ
風見 颯介


僕等はいつも一緒だった。



中三の夏、今日の日に

颯介は死んだ。




 




交通事故だった。






























音楽がなった。


青木からの電話だった。


「ハル?大丈夫?」

「青木こそ」

「私は、死にたいよ」

「僕も」






そんな流れで、深夜二時に俺たちは抜け出した。


「どこ行く?」

「海」

自転車で二人のりして、

海まで走ることになった。

滅茶苦茶だった。


走れるかよ、と思った。


それでも漕いだ。

ひたすら漕いだ。

僕が疲れたら、

青木が代わった。


すぐにまた僕になって、

漕いで、漕いで、漕いで。


一時間くらいしたら、

海についた。







何をしてるんだろう。




思えば、颯介が死んだ次の日も

こんなことをした。







突然、青木が倒れて、

驚いて見ると

涙を流して仰向けになっていた。


「青木」

「ソウ君」

「ハルだよ」

「凪沙だよ」


僕もつられて、視界がぼやけて

凪沙の隣に倒れた。


「凪沙」

「会いたいよ」

「僕も、会いたいよ」


「こんな世界、大きらい」

「しょうがないよ」




ザザ、ザザン、

ザザ、ザザン_。




波の音だけが、その場に流れる。


「星が綺麗だね」

凪沙が、言った。


「そうだな」


だんだんと明るくなって、

二人で朝日を見た。




「ソウ君の分まで、生きれるかな」

「生きれるよ」


「これから何しよう」

「何でも出来るよ」

  


無責任な言葉だった。


それでも、

僕等は信じていたかった。





颯介がいなくなって、

真っ白になったパレッドに

再び色が戻ることを。






あの頃とは違うけど、


ちゃんと幸せを築くことを。







「帰ろうか」

「またチャリ?」

「今日、何曜日だっけ」

「土曜」




ゆっくり漕いだ。





僕が漕いでいると、

後ろからたまに嗚咽が聞こえて、


ふと視界がぼやけるのを必死に抑えた。












波の音を聴き、朝日を浴び、潮風を感じ、

二人乗り。



付き合ってるみたいだ、なんて思った。







「凪沙」

「ん」

「一緒に生きよう」


「当たり前だ、馬鹿野郎」





泣いて、笑って、照れて、ふざけて





そんな色が、




僕等のパレッドに色づいた_。



















end

夜・1日前
小説
幸せパレッド
独り言
人生
つぶやき恋日記
夜波
死にたい
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俯いて涙を流した今日

世界は変わらずまわっていた





まだ、この世界は

僕を飼い慣らしてたいみたいだ

望み通りいいだろう

美しくもがくよ






『幸せだね』 『大丈夫だよ』


辞書にある言葉で

出来上がった世界を憎んだ



君は僕の前ではにかんでは澄まして見せた

この世界の教科書のような笑顔で




『大好きだよ』

愛し方さえも君の匂いがした



『はっはは』

「お前なあ、もっと可愛い笑い方しろよ」

歩き方さえもその笑い声がした






『ねえ、いつか私達も別れる時が

来るんだよね』


「かもしれないね」


『はっはは

普通そこはそんな事ないって言うとこ』


「でも、未来の事より今を大切にしたい」




いつか消えてなくなる君の全てを

この眼に焼き付けておくことは

もう権利なんかじゃない義務だと思うんだ








『ばいばい 』

笑って背を向ける君

ああ、君はいつもそうだ




何か不安になると必ず右手で耳を触る



すぐ表情に出る



辛い時、無理やり笑おうとする






そんな君の手を僕は掴むよ




『私、病気なんだよ』


「うん」


『私達別れる運命なんだよ』


「うん」


『君の未来を奪いたくない』


「うん」


『だから____』


言葉を続けなかった君

いや、涙で言葉が出なかった君




「僕からいい?」


『うん』













運命だとか未来とかって

言葉がどれだけ手を伸ばそうと届かない



そんな世界を2人で一生いや、何章でも

生き抜いていこう




By スパークル

瀬音 蓮叶_小説感想ください。・5時間前
ポエム
独り言
小説
歌詞
歌詞小説
久しぶりに書くと死ぬ
辛い
人生
夏恋
つぶやき恋日記
好きな人
永遠はないと悟った日のこと

『最後の花火』




これが最後。


君は夏が終われば、許嫁と結婚してしまう。


家庭の差なんか無ければいいのに


そんなどうしようもない思いは捨てて


今日だけはどうか


私だけの君だって


ひとりじめさせてください。










慣れない浴衣は息が苦しい。


いや、慣れより緊張のせいかもしれない。


青くて広い海を紅くて小さい金魚が伸び伸びと漂うような浴衣


その金魚と同じ色の帯を巻いて着飾った。


そっと下駄に脚を通すと、指の間が痛む。


少し歩くだけで足が疲れそうだけれど仕方ない。


最後に玄関の全身鏡と向かい合って身なりを整える。


藍色の巾着


朱色の髪飾り


君の隣に並ぶ笑顔


今日の私は自信を持って君の隣に並べるだろうか。


そっとドアを開けば、浴衣姿の君の後ろ姿が目に入り、心臓が跳ねる。


ドアの音に気づいた君が振り返る。


18時


君は夕焼けのオレンジに照らされていつもより輝いて見えた。


信じられないくらいかっこよくて、その姿を見ただけで頭がおかしくなりそうだった。


「すげぇ似合ってる。可愛い」


恥ずかしげもなくさらりとそんな言葉が飛び出してきて頬が熱くなる。


でもそれはきっと夕焼けが隠してくれる。


「そっちも、似合ってる…かっこいい」


恥ずかしさを飲み込んで告げれば君は嬉しそうに微笑んだ。


いつもと違う君と私


夏の雰囲気に呑まれて


いつも言わないようなことを口走ってしまわないか、けれど口走ってしまいたいような


もどかしい思いを抱いた。


つかず離れず、並んで歩く


カランコロンと下駄の音が耳をくすぐる


花火大会は目前に迫っていた。







会場に着けば、空は暗さを増していた。


蒸し暑い温度が私たちを撫でる。


人混みが祭りの雰囲気を引き立てていた。





2人並んで歩けば


私たちは恋人に見えるだろうか


そんなことを考えて口角が上がる。


屋台の間をゆっくり進む。


人の並が押し寄せて


自然と距離が縮まる


触れる肩がむず痒くて


心臓が破裂しそうだった。


「…腕、掴んでなよ」


右側の君が、左の腕を指さしてそっぽ向いた。


照れてでも居るのだろうか。なんて。


弾む胸を抑えて


そっと、君の左腕を掴む。


「ありがとう…」


手に伝うは筋肉のついた左腕


こんなにがっしりしてたかな なんて考えてまた恥ずかしくなる。



どうしよう


大好きが溢れてしまいそうで


ぎゅっと腕を掴む手に力を込めた。








二人で食べた焼きそばもかき氷も


あまり味がしなかったのは


緊張のせいか君のせいか


冷やしパインの冷たさが少し冷静さを取り戻して


甘酸っぱさを飲み込む。


どの味もきっと


幸せの味だった。






ヒュゥ


と音を立てて花火が上がり始める。


大きな破裂音が闇夜に咲いて、人々は空を見上げその大輪に見惚れる。


隣の君を見上げれば、光に照らされた君の横顔が


あまりにもかっこよくて


また腕を掴む手に力を入れた。


「綺麗だね」


花火の音と混ざりあって聞き取りにくいけれど


きっとそう、言ったのだろう。


私を見下ろす瞳


ぶつかる視線が恥ずかしくて、空に目を逸らす。



ああ、私幸せ


この時間が


ずっと続けばいいのに


君の隣にずっといられればいいのに


そう大輪に願った。



火薬の匂いが宙を舞っていた。











「わっ」


足がもつれて少しコケたところを君が支えてくれる。


慣れない下駄はやはり疲れる

赤く腫れた指は、靴擦れかもしれない。


「大丈夫?」


君は、やれやれ手のかかる奴だ とでも言いたそうな顔でそっと左手を差し出してくれる。


暑さに濡れた手だけれど


それでも君の手に触れたくて手をとる。



汗ばんだ手の恥ずかしさよりも


繋がれた手から


私の想いが全部伝わればいいのにと思った。




遠くで鳴く虫の音も


道路を走る車の音も


からんころんと鳴る下駄も


心臓の音には負けてしまうんじゃないかと思った。








家の前に着いてそっと手がほどかれる


急に生ぬるい風が手を掠めて


寂しさが手を伝う


もっと、触れていたかった。


「…あの…さ、」


君を見上げれば、私の心の中なんて全部読まれているんじゃないか と思わせる大人っぽい笑みで


「またね」


そう呟いた。





ねぇもう終わりなの?


いやだよ。行かないで。


まだ一緒にいたい。


「好き」


溢れた言葉は


咲かない花火のように


空に伸びただけだった。


君は私の頭を優しく撫でて


「…知ってる」


と切なそうに笑った。


ねえ


君も好きなんでしょ?


私だって知ってるよ。




飲み込んで


溢れないように


蓋をして


「…またね」


手を振った。


君の後ろ姿が見えなくなるまで


振り続けた。



きっと闇夜に紛れて


零れる涙は光らないだろう。




触れていた手の感触がまだ残っている


君を照らした花火の音がまだ脳をよぎる


君の好きが、まだ心を抱きしめて離してくれない




来年も再来年も君の隣で花火を見たかった


ずっと君の隣にいるのは私が良かった



ただ、見えなくなった君の残像を追いながら


金魚が泳ぐ海に雫を落とすことしかできなかった。




広い広い海を


泳ぎきることを夢見ることしかできなかった。

Sena❁・15時間前
小説
夏恋
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最後の花火
恋愛小説
叶わぬ恋
花火大会
ただ花火大会の話書きたかっただけ
あっためていた話
やっと投稿できた
自己満
senaの小説
senaの短編

「ホットミルクをどうぞ」

ミモザの母親が私に差し出した

「いただきます」

優しさに溢れたその味は

今までに食べたどんなものより

私の心を笑顔にした

なんだか泣きそうになった

この2人を幸せにしたいと願った








「お姉ちゃん、見て見て!」

小さな手に咲いている美しい花

私が知っている花によく似ていた

「綺麗でしょ?お姉ちゃんにあげる!」

思わず笑みがこぼれた

「とっても綺麗、ありがとう」

「ミモザ、アリスさんは疲れているんだからあんまりはしゃがないの」

「えー、私お姉ちゃんと話したいのに」

そんな可愛げ溢れる母娘の会話

私が創りたかったのはこんな世界だ









…創りたい?

私なんかが操作出来る世界じゃないのに

何を考えているのだろう

しかし同じことを昔にも考えていた気がする

思い出せそうで、思い出せなくて

もどかしい、もどかしい、もどかしい

忘れてしまいたいと思えば思うほど

蘇ってくる思い出

思い出したいと願えば願うほど

奥深くに閉じ込められていく想い出

私にとってのニンゲンってどんな存在だったっけ?

分からない、考えたくない












そうやって考えているうちに

私の心は泣いていた

懐かしいあの世界を思い出せず












「やっと見つけた」

「僕の愛しい人」

「一緒に戻ろう」

「純白の世界へ」

「みんな待っているよ」

どこかで白い羽が風を切った

秘密さん・1日前
8
小説
創作
【漆黒の堕天使】
長編小説
連続小説
海に柚蘭船を浮かべて





【君に明日がありますように】

♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡story.7


やり直せるなら

全てを消してしまいたい_


--------------------


今日は本当に疲れた。


私は盛大なため息をついた。


智夏】麗乃、帰ろぉ~


荷物をまとめた智夏が
私の席にやって来た。


麗乃】あ…うん…

智夏】どっか寄ってこーよ
最近できたお店行きたいなぁ


智夏はそのお店の写真を
スマホで見せてきた。

麗乃】そ、そうだね


今日は体調が悪いから

できれば早く帰りたいのだけれど。

そんな事も言えるはずもなく、
私は笑みを作った。


智夏】あ、でもその前に…





「遊んでから、行こっか!」




ガシャン、と

音がトイレに響く。


智夏】おい、ちゃんとやれよ

智夏はイラついてるのか扉を蹴った。


びく、と梓那は身体を震わせた。

梓那】ご、ごめんなさい…


私はその光景をただ見つめていた。

そう言えば、
こんなこともしていたっけ。


…バカバカしいな。


憂美】あー、もううざっ!


智夏の横にいた憂美(ゆみ)は、
梓那の髪を掴んだ。

憂美のストレートの髪が揺れる。

梓那】いたっ…


憂美】イライラすんの、その態度!
いつもオドオドしてさぁ!


そして、

バケツに入っていた水を
梓那にかけた。


麗乃】…


私は必死に腕の震えをおさえる。


自分もやられたから、

この先の未来で、何度も。


でも私は助けることができない。


変わろうとしていた自分は
もう消えかけていた。



助けたら、次は私…。


吐き気や目眩まで起こってきた。



下を向いて唇を噛み締める。



梓那の悲鳴が木霊する。


耳を塞ぎたかった。


色んな感情が溢れかけたとき_



ぽた。



あれ、なんで私



泣いてるんだろう…。



_To be continued_


♡♡

柊杏 低浮上気味・8時間前
小説
君に明日がありますように
NOTE小説部
ポエム
夏恋
いじめ
過去
人生
辛い






目の前には、



黒く美しい前髪を掻き上げた



妖艶な女が居りました。























-------------------------------------

このポエムを元に、



小説を書いてもらえませんか?



私も書くかと思いますが、



皆さんの小説を見たいんです。



贈り物で言ってくだされば



書いて大丈夫です。









追記



このポエムの"居りました"


は、"おりました"と読みます



"妖艶"は、"ようえん"と読みます。

沙織-𝕊𝕒𝕠𝕣𝕚✙__また小説書きます( '‐' )しばらく無浮上。話したい方はトークで。・2日前
下にまだ続きがあります。
沙織/小説メモ
沙織/ネタ提供
GL
ポエム
独り言
ネタ
小説

君の笑顔の理由は私がいいな。

りな. 浮上率高め・1日前
後ろの席の君
片思い
片想い
好き
好きな人
大好き
大好きな人
初恋
同級生
クラスメイト
クラスメート
独り言
ひとりごと
小説
ポエム

白い世界_

あぁ。

もう冬なんだ

窓から見える白を眺めている

暖かな部屋は無機質な程に白くて

無駄が省かれていてやはり好きだ

まるで病院じゃぁないか

なんてよく言われるが別にいい。

白は昔から好きなんだ。

あぁまた降ってきた。

白に白が積み重なる。

綺麗なままの白を眺める

手が届かない位置にそれはあって

伸ばすことの出来ない手を恨んだ。

暖かな部屋とはいえ少しは寒い。

寝間着のままだから仕方がないか。

ずり落ちていた布団を胸元まで上げ

また外を眺める。

小さな子供が明るく白を壊していく

純粋無垢なその行動は

やはり白いものだと改めて実感した

ぼやけていく世界は白くて

微睡みの先も白くて

それは直ぐにやってきた。

赤い紅い朱い_

白が汚されていく

マグマのように溢れるそれを吐き出していく

紅い赤い朱い塊

ただ苦しいが続いたその時は

長かったようでもしかしたら瞬間的なものだったのかもしれない_

ただ荒々しい音と人が行き交う音の中で

意識を手放した僕は

降る雪の様な永遠の白に閉じ込められた

髏・2日前
小説
ロウ
ポエム

花火~雨と線香花火~








やっと明日だ!

そう思った私がバカだった。

そう言えば私は雨女で、

楽しみにしてたり、テンションが上がるほど

雨が降るのは、いつものことだった。

そういつものこと

「いつものこと...」

そう言いながら悠亜は

昨日着るはずだった浴衣を横目に蹲る。





窓を開けると、

雨に濡れたコンクリートの匂いと蒸し暑さが

身体に纏わりついた。






ゴロンと横になる勢いで

スマホを手に取るが連絡はない。

グループラインの既読は昨日のまま。




2人きりではなかったけれど

好きな人と花火大会なんて人生初。

バスケ部の君と陸上部の私。

夏になれば真っ黒で、脚についた筋肉は

女の子らしさを微塵も感じさせない私を

君は1度も馬鹿にしなかった。

それどころか

「かっこいいじゃん」

とあの笑顔で言われたら

恋に落ちないわけが無い。






これを機に告白して、あわよくば...

なんて邪な考えを持ったせいで

バチが当たったのだろうか。


でも、もう遅い。

花火大会の予定は雨とともに流されて

そのまま夏休みに突入。




やっと普通に挨拶も出来るようになったのに。

きっと夏休みが明けたら、

今までのことが無しになって

またぎこちない挨拶に戻ってしまうのだろうか



「あーぁ!全部台無し。

もう学校行きたくないや」


考えれば考えるほど、じわじわ涙がでる。


その瞬間、手にブブッと振動がくる。





右手に持ったスマホの画面には

"はるく”

はっきりそう映っている。

「えっ、ちょっまって!?」

誰も居ない家に声が響く。

震える手で開いたLINEには





"花火大会残念だったなー”





一言のそれに私は舞い上がる。




私と行きたかったとか?

いやダメだ、期待したら、落ちた時辛すぎる。

しかも、個人で来てるし!

なんて返せば正解?

既読つけちゃったから速く返さないと。




舞い上がった私が打った文は

"そうだね”

それだけ。


やっちゃったよ。

これはどう考えても

"その代わり2人でどっか行かない?”

のくだりだったでしょ…。


もしかしたらあっちから...

なんて少し期待したけど

返ってきたのはスタンプ1つ。





これは終わりの合図か。





赤く膨れて、

君の言葉に一喜一憂して弾ける恋心は

音を立てて雨に濡れたコンクリートに堕ちた。

線香花火みたい。


儚いって言っちゃえば聞こえはいいけど

そんなんじゃない。

競争に負けただけ。

早く落ちちゃっただけ。



「まだ何もしてないのに」

















………ん?


蝉の声に混じって何か聞こえた気がした。


恐る恐る近づいた窓から下を見下ろすと





「なんで!?」

私は勢いよく窓を開ける。

「な、なにやってんの!?」





自転車に跨りながらこちらを見上げているのは

紛れもなく

「はるく!」





はるくは袖で汗を拭いながら

太陽に顔を顰めながら此方を見上げる。


「落ち込んでるかと思って

来てやったんだよ!」




「お、落ち込んでるわけないでしょ!

はるくこそ逢いたいなら素直に言えっての!」




「強がんなって。

まぁ悪態つく元気あるなら大丈夫か」



そう言うと、そのまま方向転換する。



「待って!」

気づけば大声を出していた。

「ん?」


やっぱ言わなきゃ。

長い言葉じゃなくても伝わる。

2文字だけでも。




「好き!......なアイスを買いに行きたいから

連れてっても、いいよ」



はるくは軽く目を見開くと

またあのくしゃっとした顔で笑う。



「着いてってやるよ」







告白は無理だったけど

前と同じじゃない。



まだ終わらない。終われない。


好きだから。















今度線香花火でも誘おうかな。






end

ひなぎ❀.*・゚✩°。⋆・5時間前
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目の前に数千 数億の星が
水甕から溢れたように

僕はその一つひとつに声をかけ
僕という存在を刻む

真っ黒な空に
突きつけられた銃口

撃ってしまえ あんな星

望遠鏡の置かれた小さな丘に
今日も誰かやって来た


「リゲルの探しもの」

近日連載開始予定

鏡虚師 カガミウツシ・3日前
リゲルの探しもの
小説

『消えたい』

沢山の人が美しい花火を楽しむ中
そう呟いた少女の前だけは
霧がかかっていて何も見えなかった。

左右、後ろは
見えるのに

前だけは
どう頑張っても
見ることが出来ない

少女の先のことは
みんな そして自分も
想像出来ないだろう

だが
少女は今日も
霧のかかった前を向いて
歩いて行く

選択肢はそれだけだから__。

薇蘭霞 raraka  低浮上・10時間前
消えたい少女の道の先
最後に超意味不なポエム?小説?作ってみましたw
小説風
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消えたい
前に進んで
時には寄り道だってしたっていいから

「青春のS」

第3話

雅士「汐莉ちゃん」

汐莉「ん?なあに?雅士」

学校が終わり、放課後。
帰りの道路で雅士はポケットに手を入れて
言いにくいそうな顔をしてこう言う

雅士「入学祝いに今度、遊びに行かない?」

普段、遊びを誘わない雅士に
私は驚いた。

汐莉「ほんと!?良かったー私も丁度買い物に出掛けたいなって思ってたとこなんだ。」

本当はそう思ってないけど
恩返ししたいから。
雅士を喜ばせたいから。
嘘をついた。

すると雅士は驚いて鼻で笑って
疑ってくる。

雅士「ほんと?」

私は笑って

汐莉「LET'S GO!!」

雅士「今?!」



























































あと4日の授業を受けて
遂に土曜日。

その日は雅士と遊びに行く予定。
雅士と遊びに行くから
いつもよりもお洒落な服を来て
玄関のドアを開く。

開いて一歩。
周りを見て左に顔を振ったら

水色の服にショルダーバッグを
付けてこちらを見ている。

何となく「色白だな」と思っていたけど
まさか、拓海とは思わなかった。





拓海は、亜沙美とのデートで
これから待ち合わせの場所へ
行く予定なんだって

デートかあ、、いいな。

じゃあこれから雅士と遊びに行くのって
これもデートと言う?

いや、デートは恋人のするものだと思うし全然違うと思うけどなぁ、

一応幼なじみであり
兄でもある。

だからこそ、私は

家族と遊びに行く感覚だと思った






途中まで拓海と一緒に歩いて
別れて、待ち合わせの場所へ向かう。
雅士は用事があるからと言って
1時間前に家を出た。
1時間後には待ち合わせの場所に
いるから安心して。と言われた。




学校の事もあって
勉強の事もあって
部活の事もあって
親友の事もあって
友達の事もあって
家族の事もあって

色々忙しい私には
いつも頭に算数…違う。数学の事ばかり。

小学校と中学校とは違っていて
授業の進み方も違う。

だから数学と英語はかなり進んだ。

道路の端っこで歩きながら
数学の事を考えていた。



考えて気づけば待ち合わせの場所に着いてた。

慌てて雅士を探したら
既に後ろにいたと言う。



雅士「汐莉ちゃん。入学おめでとう」

と言って雅士からリボンの付いた袋を
貰った。開けるとそこには



ピンク色と黄色の蛍光ペン
修正テープ
きえいろのり
シャープペン

が入っていた。

雅士「…使える…モノを買っといた」

嬉しい。
ありがとう。雅士






































雅士とスタバへ行ったり
雅士とショッピングモールへ行ったり
雅士とタピオカ店へ行ったり
雅士とペットショップへ行ったり

色々楽しかった。




















そろそろ日が暮れるから
家に帰ろうと言おうと思った。

すると

雅士が歩き止まって
私はどうしたのかと尋ねる。



雅士「…この花、綺麗だな」

通りすがりの花に目に止まったらしい。
「かわいい。」と思いながら
くすくす笑う。

雅士「…汐莉ちゃんは、どうして俺の通ってる学校にした?」



雅士は花を見ながら
質問してくる。

汐莉「それは、、内緒!」

雅士「はっ?!」





卒業した後に答えてあげよう。

無理だったら

恩返しした後に答えよう。
まだ、目標は完遂していないからね










































































汐莉「ヤバッ!課題やんの忘れてた」














_______

毎週土曜日更新予定!

次回は7月18日更新予定
「青春のS」

_______





_______
-報告-
「青春のS」キャッチコピー決定!
⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎

『三人のSは最も哀しい物語。』

-もう1つの報告-
「青春のS」来週から
土曜日&日曜日更新予定になります

「青春のS」
作者の有栖川 陽晴は、まだ中一であり
大変でストレスが溜まっております…。

新型コロナウイルスの影響もあるので
体調を崩さないよう気を付けたいと
思ってます。

まだまだこれからなので
気をつけて頑張りたいと思ってます。


まだ3話ですよ。
遅くないですか?
まだまだですよ。

何か遅く感じてしまいます。


最近暑くなってきたので
マスク熱中症にお気をつけて
水分補給を忘れずにして下さい。


今からゲームをするので
沢山好き!を押しといて下さい。
後で見ますから。


それでは蚊に気をつけて下さいませ~

有栖川 陽晴・2日前
青春のS
三人のSは最も哀しい物語。
切ない
キュンとする
毎週土曜日更新予定
小説
第3話
青春
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【colorfulbouquet】 詩人
第5幕「金木犀」
花言葉:謙虚、謙遜、陶酔、初恋
僕、スレイクには、想い人がいる。
「スレ君!これからもずっと一緒だよ?」
「なあに考えてんの、明るく生きなって!」
「あ、先輩!これ、教えて欲しいんですけど…」
「有難うございます!勉強になりました!」
しっかりしていて、相手を下に見ない、誰にも平等に接する彼女。僕は、ルュイにずっと想いを寄せていた。僕らは幼なじみで、いや、きっとそれ以上にはなれないんだ。そう思ってた。だから、いっその事伝えてしまおう。どうせ振られて嫌われるなら、早く切ってしまおう。

ルュイは、俺の隣の部屋(マンション)だ。だから、バルコニーから身を乗り出して、隣の部屋にある花を置いた。金木犀の花だ。ルュイは植物に詳しかったから、これで終わりに出来ると思った。

翌日の夜、窓を叩かれたような気がして、バルコニーに出た。すると、バルコニーの縁に花が置いてあった。その花は、僕が以前渡した金木犀。ただ、量が増えている気がする。
隣の部屋の窓が開いて、ルュイが出てきた。それで、僕の方をじっと見て、言った。
「スレ君、月が綺麗だね」
ーーその言葉の意味を、知って言ってるのだろうかーー

《あとがき?》
ハッピーエンドともバッドエンドともつかない所謂トゥルーエンドを作ってみました。意外とハッピーエンド書ける…(何度も言うが未だ拙い文章は変わらない)かな。

詩人 ーひとこと見てくださいー・1日前
小説
花言葉
colorfulbouquet
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