#後輩

自分で勝手に恋をして、

自分で勝手に期待して、

自分で勝手に傷ついて、

自分で勝手に終わらせて。


全部、自分勝手な私が

招いた結果だ。

好きだった時間が忘れられないのは、

好きだったという気持ちの抜け殻

だけが残っているのは、

それだけその恋が大切だった証拠

たった一夏の

花火みたいな恋でした

貴方に会えて嬉しいと思うなんて

私だけでいい

私だけがいい

貴方に気付かれることもなく、

私のたった一輪の恋花は

一生の終わりを告げた。

貴方の好きになりたい

貴方の大切になりたい

貴方の運命になりたい

2日ぶりの再会だなんて早すぎるかな

体感は一週間だったけど

貴方はどうだったかな

なんて聞けるわけないか

いたずらっぽく笑う君が、

私の気持ちを加速させて。

嫌いになった訳じゃないよ。

ただ今は、貴方の先輩として

貴方に接していたいから。

好きな人という肩書きは、

一旦保留にさせてほしいの。

少し離れた席にいる貴方が

こっちを向く度に、

私を見てるんじゃないかと

期待してしまう

十分うるさい心臓を、

君は容易く貫くから

好きなんかじゃない

好きなんかじゃないはずなのに、

気づいたら君のこと考えてるの

貴方のさよならという一言に、

いつも心がざわめくばかりで

好きという言葉よりも

貴方のことが好き

忙しいのを言い訳にして、

君のことをこれ以上好きになって

しまわないようにしてた。


でもきっともう、手遅れだ。