#花

重ねたはなびら　彩り増して　二人の間　春　笑う

僕は種にすらなれなくても願ってる

君の幸せが再び咲きますようにって

咲きかけた花が少しだけ恋しいんだ

もう散ったから今は海馬の中で眠る

ごめんね、上手に咲かせられなくて

咲かせたいけど咲かせられないのは

僕の育て方が慎重になりすぎたから

君の明日が枯れないように種を蒔いた

咲けなくても種が裂けないことを願う

特別な花が咲いたときに

私の心は虹色に染まるの

咲きたい心はきっと奇跡

苦味だけを残して溶けた果実

恋しい心だけが熱く香ってる

君という花が咲うように咲いた

僕はそれを「幸せ」と呼ぼうか

水分不足の花の悲鳴が聞こえるかい

咲いてても笑ってるとは限らないね

知らない世界で咲いても花は咲ってみせた

お呼びでないと言われて狂い咲いて泣いた

美しさに気を取られて棘には

気づかないままで構わないわ

私も君の笑顔に隠した心には

気づけないで咲いているから

恋の花にだって棘は含まれていたんだよな

花が散っても棘は僕の心を刺そうとしてる

私だけを見て欲しいなんてエゴ

目移りしないでなんてわがまま

花束に選んで貰える自信は皆無

枯れかけた心に枯れそうな程の水分を注ぐ

涙出身だから冷えてもいつかは咲いてよね

私にとって散らせたくない程に

大切で護りたい一輪の花だった

もう咲けなくても抱えていくね