はじめる

#長編小説

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全186作品・

君に謝罪、感謝、その何倍もの愛を死ぬまで贈ろう。



“島崎優愛”

この名前を聞くだけで俺は俺でなくなる。

なぜかはわからない。

ただこいつの声、顔、名前ですら俺を変えてしまう。

強い胸の高まり。そして強い胸の苦しみ。

こいつはただの幼馴染だ。

いや。幼馴染と言えるかもわからない。

ただ小学校から同じなだけだ。

喋ったことも無ければ、こいつは俺の名前も知らないだろう。

それでも俺はこいつのことが気になって仕方なかった。



その気持ちが恋だと知ってからもう2年。

神様は俺の初恋を見捨てなかった。

中3に同じクラスになって俺らはすぐに意気投合し俺はなんとか仲良しの友達のポジションについた。

そして高校も同じところに入れた。

今思えば俺のこの選択こそ間違いだったのかも知れない。



高校生になってこいつはますます可愛くなった。

いわゆる高校デビューを目指したのだろう。

俺はハラハラだ。

変な男がついたらどうしようか。

かと言って自分の気持ちを伝えられるほどの度胸はなかった。

ほんとに俺は女々しい奴だ。

“ねえ。好きでしょ?付き合って。”

俺は嬉しすぎて泣いてしまった。

こいつも泣いていた。

俺らの気持ちが通じた瞬間だった。



それから幸せな時間が過ぎた。

幸せすぎて俺は調子に乗っていたのかもしれない。

誰もが俺らを祝福してくれると思っていた。

優愛の母親に会った。

優愛が紹介してくれたのだ。

“私の彼氏の森本圭人君です。”

“はじめまして。森本圭人です。”

心が凍りついた。

優愛の母親が真っ青な顔で俺を睨んでいた。

優愛もまさかこんな顔しているとは思わなかったらしく驚いていた。

長い沈黙が流れた。

“別れてほしいの。お願い。

貴方だけはだめなのよ。”

優愛の母親の言葉が俺の心を刺した。

“お母さん!どうして?”

“優愛は黙ってなさい!

…理由は貴方の父親がわかるわ。”

意味がわからなかった。

ただわかるのは

俺は受け入れられなかった。



“俺、島崎優愛と付き合ってる。”

帰ってすぐに父親に話した。

父親も優愛の母親と同じ顔をしていた。

“そんなのだめだ”

“なんでだよ!”

父親の声を遮るように叫んだ。

“なんでだよ。優愛の母親にも言われたよ。

父さんが理由を知ってるって言ってた。

教えろよ。”

父親は大きなため息の後言葉を漏らした。

“優愛の父親がいないのは知ってるな。”

俺は頷いた。

“島崎さんの父親は交通事故で亡くなったんだ。

お前の母さんと同じだよ。”

寒気が体を襲った。嫌な予感がする。

“島崎さんの父親は車に突っ込む幼いお前を守ろうとした母さんを助けようとしたんだ。”

混乱した。

“昔からお前と優愛ちゃんは仲が良かった。

いつも一緒に遊んでいたよ。”

“嘘だ…だって”

だって優愛に初めてあったのは小学校の入学式だ。

“嘘じゃない。その日も島崎さんと遊びに行っていたんだ。

優愛ちゃんの落とした髪留めをお前が取りに行って車に向かっていって…

それを見た母さんと島崎さんが…”

そんな俺のせいで。優愛の父親が。

(お父さんね。優しい人なんだって!

会ってみたかったなあ。)

ごめん優愛。俺が俺が。

“あの時のお前と優愛ちゃんは目に当てられないほどボロボロになっていた。

だから僕らは2人に記憶を消す治療を受けさせたんだ。

その頃の記憶をごっそり抜いてもらった。”

混乱…していた。

記憶を消す…そんなこと出来るのか。

でも現に俺は幼少期の記憶はない。

言葉を失ってる俺に父親は笑った。

“僕もお前らには付き合ってほしくない。

優愛ちゃんだってこのことを知ればお前と付き合えないかも知れない。

お前だってずっと優愛ちゃんに罪悪感を抱いて生きなくちゃいけない。”

父親の言葉が重くのしかかる。

俺には優愛と付き合う資格がない。

違う。優愛を好きになる資格すら無かったんだ。

“それでもお前が本気なら。

優愛ちゃんが本気なら。

僕にそれを止める資格は無いよ。”

父親はそう言って笑った。


Tシャツで走るには寒すぎる夜に俺は優愛に会いに向かった。

“圭人!”

声が聴こえる。

俺を狂わせる声が。

俺の何よりも愛しい声が。

“ねえ。一緒に行こう!

二人で過去に向き合おう。”

優愛の言いたいことはすぐにわかった。

“怖くないのか…”

“怖いよ。でも圭人となら平気。”

そう言って優愛は俺の手を引っ張っていった。

10分くらい走って、小さい公園についた。

懐かしさと嫌悪感が混ざり合う。

頭が痛い。気持ち悪い。

吐きそうだ。

優愛と向き合いお互いを見つめ合った。

“優愛ちゃん” “圭くん”

俺らは無意識に昔の呼び方で呼んでいた。

記憶のピースが1つずつはまるにつれ、嫌悪感は増していく。

俺らは手を繋いだまましゃがみ込んだ。

“ああ…ああ…お父さん…”

“ごめんなさい…母さん…

優愛…ごめん…ごめん…”

記憶のピースが全部はまった今、フラッシュバックのように記憶が流れ込んだ。

俺らは何分、何時間もその場から動けなかった。

“圭人!” “優愛!”

父親と優愛の母親が俺らを抱きしめた。

温もりを感じて俺らはようやく涙が出た。



“優愛…ごめん。

ほんとにごめ…”

“圭人。これからもよろしくね。”

優愛は笑った。そして泣いた。

俺は泣いた。そして笑った。

“優愛好きだ。ずっと。”

“私も好き。ずっと好き。”



“ごめん。ありがとう。愛してる。”

君に謝罪、感謝、その何倍もの愛を死ぬまで贈ろう。

まな・2020-07-28
長編小説
下手ですいません
まなの小説

優しい死神は海が好き。後編


目が覚めた。

昨日のことが夢だったのではないかと思えてくる。

しかしそんな考えも一瞬で消えた。

いつもの部屋じゃなく真っ暗な世界だった。

どうやら死神になったようだ。

3日間どう過ごそうか。

“おい。海斗。お前どうすんだよ。”

突然の名前呼びにびっくりした。

“いや。誰だよ。”

“あ?どうした?

あーそういや海斗いい人間知ってるって言ってたな。”

ブツブツと独り言を言っていた。

そのすきに逃げようとしたところで捕まった。

“待て待て。ごめんな。

お前人間だったんだろ?可哀想に。”

可哀想?わからなかった。

“俺は圭介。お前は?”

“俺は…海斗。”

“マジかよ。おんなじ名前じゃん。

あ、お前が取引したやつとな。

海斗も気の毒だな。”

気の毒?

“どういう意味だよ。”

“あ?もしかして知らねえのか?

あいつ掟破ったな。

よし海斗、覚えろよ。

取引は3日間だろ?その3日間は仮契約みたいなもんでその3日間以内にまた誰かと取引しねえと人間には戻れねえんだよ。”

は?あいつはそんなこと言ってなかった。つまり…

“騙された…?”

“そういうことだ。”


それから2日なんてすぐにたった。

圭介に教えてもらった通りにしているはずなのに誰も見向きもしない。

もう圭介にも諦めろと言われてしまった。


ラスト1日。

どうせ無理だともう開き直ってた時、あいつがやってきた。

俺らが初めて会ったあの海に。

“その様子だと僕が付いた嘘わかっちゃったか。”

にやにやしながら俺の隣に腰を下ろした。

“ああ。すげーなお前。

騙してまで人間になりたかったのかよ。”

精一杯の嫌味を込めて笑った。

“うん。”

なのにこいつは真っ直ぐに海を見つめて泣いていた。

俺の中で何かが切れた。

“な…んでそこまでして人間になりてえんだよ。

人間なんて人を蹴落とし合うことしか考えてないクソなやつばっかりで。

肩書とか学歴とかしょうもねえもんで正義気取ってる奴らばっかりじゃねえか。”

海斗は不気味に笑った。

“うん。そうだね。僕もそう思ってた。

死神になる前はね。”

言葉を失った。

“僕も騙されたんだ。僕が君にしたようにね。

死神になってわかったんだよ。

空の青さも。花の美しさも。海の綺麗さも。

そして人の優しさも。人の強さも。

全部失ってから気付いたよ。君だってそうだろ?

あんなに白黒の世界が醜い姿になってようやく色付いた。

あんなに憎かった周りが、あんなに醜かった自分が愛おしくさえなった。”

世界が美しい?人が愛おしい?

違う。俺は…

“どうしても最後は人間で終わらせたかった。醜い死神じゃなくて。

海を見たかったんだ。あの頃好きだった海を。ううん。あの頃から好きだった海を。”

海斗はやっぱり不気味に笑った。

“ごめんね。君を巻き込んで。

でも安心して。取引内容は守るよ。”

“どうやって…”

“死神は取引成立したら人間になれるんだ。

内容は何でもいい。つまり僕に取引を持ちかければいいんだよ。”

海斗はずるい。そんな話を聞かされてそんなこと出来るわけ無いじゃないか。

“もう僕は十分だよ。

最後の願いも叶った。だからこのまま消えたいんだよ。お願いだ。”

“わ…かった。”

海斗の必死な顔を見たらこう言うしか無いと思った。

“俺と取引しないか。

素敵な取引だ。君を救えるかもしれない。”

“それ圭介でしょ?

こんな言い方しか出来ないからあいつはいつまでたっても死神なんだなあ。”

海斗が笑う。もう不気味さはなかった。

“君の命を俺にくれないか。

俺の一生をかけて君の命を守るよ。

君が今度生まれ変わる時素敵な人間になれるよう。それまで俺に守らせてくれないか?”

海斗は笑った。

“プロポーズみたいだね…

いいよ。取引しよう。”

海斗は右手を出した。

“取引成立だ…”

俺もそっと握り返した。


僕らは最後の会話を交わした。

“海斗。君は人間だ。

死神なんかじゃない。ただ誰かを苦しめるだけの死神じゃない。

自分の不幸を誰かにぶつける奴もいる。

自分の地位を確かめるために誰かを傷つける奴もいる。

でもね。それだけじゃ人間は成り立たない。

やられる奴がいる。じっと耐える奴がいる。

もちろん無いことが大前提だ。なくならないけどね。

だから守る奴がいるんだ。大丈夫って手を差し伸べてくれる奴がいるんだ。

海斗にもきっといる。大丈夫。

僕は海斗が強いことも優しいことも美しいことも知ってるから。

きっと他にもいるよ。だって世界は広いから。”

海斗は消えた。綺麗な光となって海へと消えていった。

ありがとうを残して。


それから季節は巡って10回目の冬を迎えた。今年もよく冷える。

あれから俺は高校卒業と同時に家を出た。

新たな場所で森本海斗として1からスタートさせた。

今では大工をしている。

海斗の言うとおり守ってくれる奴が現れた。俺も命をかけて守りたいと思った。

“今日の検診どうだった?”

“順調。

あ、男の子だって。名前考えなくちゃね。”

お腹をさすりながら頬を染めて言った。

ああ。そうかこれが、この感情が愛おしいんだ。

海斗ありがとう。

君もどこかで笑っていられますように。

まな・2020-07-30
長編小説
長いです
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まなの小説

『ROY after』




ーもしお前が1人残されても、孤独を感じないで欲しい。


いつだって心はそばにいるんだ。…なんて言ったって精神論でしかないかもしれない。1人は1人なんだ。


だけどさ、綺麗事じゃなくて本当に心はそばにいると思ってる。お前もそうだと嬉しい。


それでも、お前が社会に溶け込むまで、大人になるまで、見守るために作ったんだ。


…ロイは、父さんでも母さんでもあるんだ。


見つけてくれたかな。


お前は大丈夫


だって俺の息子だから。



・・・


ロイが停止して俺は再び空っぽになった。


それでも世界は回り続けて止まらなくて


だから俺も止まっている訳にはいかなくて


就職して、穢れた社会に飲み込まれて揉みくちゃにされながら生きていた。


生物的に生きていても社会的に死んでいた。


ただ、生きる理由がひとつだけあって


だから死ぬ訳にも行かなかった。


今日AIと人間の共存は現実味を帯びてきている。


父が残したROYの存在もあり、父の周りでAIの研究が進んでいた。


俺は、ロイを生き返らせなければならない。


ちなみにこれが俺の生きる理由ではない。


そのための一歩に過ぎない。


悲しみに暮れている暇はなく


悲しみの体勢もつけて


気づけば俺はまた数年涙を流さなくなった。


ある意味俺は


俺の心は


ロボットのようだった。


ただ淡々と目の前の事をこなし


感情に揺さぶられるどころか


楽しいとも


嬉しいとも


悲しいとも


思わなくなっていた。


職場の人も奇妙に思っていたかもしれない。


言われたことを何でもこなす辺りは都合よく使えるからどうってことない。


けれどロボットのプライベートに付け込む壁を破る人は現れず


孤独を貫いた


父の周りの科学者達と試行錯誤 切磋琢磨


新しい世界を作り出していた。




多忙な日々でも


必ず週に一度は父と母に会いに行った。


今日も生きていますと


父の見据えた世界が近くに見えていると


報告して


力を貰っていた。




仕事を終えては父の作業場を借りて作業に没頭する毎日。


時折、自分は何がしたいのか彷徨いながら


まだ


まだ


目標には程遠い


もっと


もっと


頑張れ自分


そう言い聞かせて


孤独の音の中で


淡々と。



ガシャンと音を立てて手元の器具が床にバラける


呆然と力をなくした器具を見つめていた


もう、辞めたい


はやく



終わりにしたい





本当は


心が悲鳴を上げていた


誰か壁を破ってくれ


俺は孤独が嫌いなんだ


怖いんだ


孤独に慣れるわけなんかないんだ


だれか、聞いてくれ


俺の声を


俺の世界を


見てくれ


誰か


誰か


そう叫ぶ心に蓋をして


考えないように


囚われないように


作業に没頭した


けれど邪念は頭を邪魔して


俺は誰なんだ


俺は何なんだ


そんな葛藤


厭になる


消えてくれ


俺は


俺は




寂しい





・・・



『…本日、アンドロイドが意志を持って故障できるという世界を驚愕させたアンドロイドを生み出した科学者が亡くなりました』


『彼はアンドロイド設計に携わり、アンドロイドと人間の共存世界を作り出した一人で…』


『…故障したアンドロイドを復元した後、複数のアンドロイドを生産し、彼の父が作り出した第1号機ROYと共に亡くなりました』


『心の孤独を癒すアンドロイドは今後も誰かを救い続けるでしょう』



・・・


あとがき


『ROY』読んでくださりありがとうございます

久しぶりの連続。久しぶりのあとがき。果たしてあとがきの需要はあるのか…。

senaの中で新しいものを書きたいと思い書いたものです。
新しいものになったと思います。クオリティは置いておいて…

このような世界
癒しのアンドロイドとは行かないまでも

アンドロイドと人間の共存は何年後の未来か分かりませんが、きっと来ます

想像のつかないことは怖いですが
慣れというのは怖いもので
慣れてしまう日が来るのでしょう…


脱線しました

如何だったでしょうか


前後編で終わりの予定だったので、内容つめつめだったのと、アフターストーリーで補えてない部分多々あると思いますけど

見逃してください…

面白いと思っていただけたら幸いです


これからはまたいつも通りの恋愛小説でも書きます笑


なにかご要望があればいつでもどうぞです


最後まで読んでくださりありがとうございますm(*_ _)m

Sena❁・2020-07-04
小説
ROY
長編小説
連続小説
番外編
アフターストーリー
新しい感じに
なったかな
満足
ということで
senaの小説
アンドロイド
恋愛小説
愛するということ

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に186作品あります

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何時かのまたね


















「もーいーかーい」


『まーだだよー』



皆が隠れるのを僕は目を瞑りながら待つ

まだかなーと思いながら待っていると

トントン 肩を誰かに叩かれた


「だれーなにー」


『私もかくれんぼやりたい』


聞いたことの無い優しい透き通った声だった


「いいよー僕鬼だから隠れて!」


その子は少しびっくりしたように

そして嬉しそうに


『...ありがとう わかった!』


タタタッ... その子が何処かへ走って行った

もういいかな そう思って


「もーいーかーいーー」


と聞く


『もーいーよーー』


いろんな所から声が返ってくる

よし!そう思ってみんなを探す


「あらたみっけ!」

「めいちゃんみっけた!」


次々にみんなを見つけてく

そしたらなんかみんな走って逃げるから


「え、まってーー笑」


なんかかくれんぼから鬼ごっこに変わってく



そして立ち止まった時

ふとさっきの子を思い出した

あれ...さっきの子は...?

まだ隠れてるのかな

遊びは次々に変わり

僕がいなくても進んでく

だから僕はさっきの子を探し出す

そして太陽が沈みだし空の色が

変わりはじめた頃


『おーいもう帰るよー?』

『なにしてんのー』

「あ、ごめん!!帰っていいよ!!」

『わかったーなら先に帰るぞー』

「うん!またあしたー」

『ばいばーい!』


帰る皆の声が次第に遠くなっていく


静寂が現れた頃またあの子探しはじめる

どこにかくれたんだろう...

あ、あそこかな??

遊ぶ時には行かない

木や葉っぱが沢山あるほうを

掻き分けて進む

抜けた先には

公園じゃないような

思ってもいない別世界に辿り着いた

そして

空の色が少し暗くなってきた頃


「あ、みつけた!!」

[あ、見つかった、?笑]

「ここにいたのかー」

[難しかった?笑]

「難しかった!笑 こんなとこ公園にあるんだぁ
 僕知らなかった笑」

[そうなの?私よくここに来るよ]

「え、ほんと!そしたらまた来てもいい?」

[いいよ 会えるかわかんないけど]


ザァッ 草木が風に吹かれて音を立てる


「ん?なんて言った?」


なんか言ってた気がするけど

風に掻き消されて聞こえなかった


[なんでもないよー笑
 あ、ここは秘密基地って言っただけ]

「秘密基地とかかっけーな!」

[私たちの秘密基地にしよ]

「それじゃあこれその印!」

僕はポケットにはいっていた

飛行機の模型を置く

[え、こんなのいいの?]

「いいに決まってるじゃん!笑」

話していると

カァーカァー カラスが頭上を飛んでいく


「あ、僕もう帰らなきゃ!」

[そっか 私はもう少しいる]

「わかった!気をつけて帰ってね?」

[うん ありがとう]

「あ、君の名前って何?学校違うよね」

[私の名前はあき]

「僕はとうま!よろしくな あき」


またカラスが鳴き声をあげて飛んで行く


「あ、ほんとに帰らないと!
 それじゃあまた明日な!」

[うんばいばい]


あきの笑顔はどこか悲しげだった

まだいたい

あきのそばにいたい

でも帰らなきゃ


「またあした!」


念を押すようにまた言って

僕は走って家に帰る

家に帰っても

あの時のあきの悲しげな笑顔が

頭から離れなくて

早く明日になれ

そう思って眠りに落ちた



そして次の日の放課後

あそんでくる!と言ってランドセルを

玄関にほおり投げ公園に走った



そしてあの秘密基地に向かった

そこにはあきの姿はなく

あったのは小さな1枚の紙だった





《ごめんね またいつか
     かくれんぼ楽しかった》



上手いとは言えない字で書かれてた紙


僕は拾ってその文字を何度も見つめ


綺麗に折りたたんで僕はポケットにいれた



友達に聞いてみても誰も知らない


あきは夢だったのかと思うほど


跡形もなく姿を消した


だけどあきはまたねと書いた

だからまたねの長さなんて

わからないけど

いつか逢える日を願って

空を見上げる

空は綺麗な青空で

なのに視界が歪んでく

これが涙だと気づいたのは

もう少ししてからだった

枦槌・2020-07-29
何時かのまたね
感想欲しいなって
小学生の記憶
駄作でごめんんんんん
下手すぎますね
ごめんなさい
はい
消します
好評じゃなかったら
明日消します
もうやだぁぁぁぁぁ
語彙力どこかに消えました((
これが何かはいつか多分わかります←は
小説
長編小説
短編小説
独り言
連載
ポエム
それでも君と
✍✟

『ROY #1』




22歳で俺は1人になった。


精神論ではない。実質的な話だ。


家族を、失った。


蔑むような冷たい風の中


灰色に淀んだ墓の前で両手を合わせる。


思えば怒涛の1週間だった。


元々幼くして母を亡くしていた俺は、兄弟も親戚も居らず、父と2人、この世にぽつんと取り残されていた。


けれど友達も近所の人も優しかった。


だから精神的に独りではなかったのが救いだった。


そうは言っても、家族はふたりぼっちだった。


父母兄弟と笑い合う友達が


どこからか聞こえてくる家族の笑い声が


羨ましくないはずがなかった。


一方で満足もしていた。


俺にとっては父とふたりきりの毎日が当たり前だったから。


それでも脅えていた。


いずれは本当の1人になるということ。


毎日頭の片隅に不安の腫瘍のような塊が居座っていた。


一人この汚れた世界に残されることを恐れて止まなかった。






しかし恐れていた自体は突然やってきた。


その日父は、いつも仕事から帰ってくる時間になっても


長針が何度回っても帰ってくることは無かった。


父は、不運な事故で突然死んだ。


目の前が真っ暗になる


いや真っ白だったかもしれない。


音を立てて崩れ落ちる何か


焦り 焦燥 唖然 恐怖 無力


いろんな感情が押し寄せて息が切れる。


何故か簡単な呼吸ができなくて


苦しくて仕方ないのに


涙は出なかった。


悲しくて悔しくて苦しくて仕方ないのに


無力だった。


どうしようもなかった。


もう22なんだ


ひとりで


全て


やらなきゃいけない。



役所の人に頼って


友達の親に頼って


近所の人に頼って


大学の人に頼って


哀れみの目にも


同情の目にも


耐えながら


一心不乱に


無我夢中に


必死で


目の前のやるべきことに取り掛かった。


人生で最も濃い1週間だった。


なんとか葬式通夜を終え、疲れきった身体と心で


独り、墓の前に崩れていた。


俺には、もう何も無かった。


空っぽだった。


全てを失ったようなもので


お先真っ暗どころか、盲目の中に断崖絶壁が足元まで迫っていた。


「なあ、堕ちてもいい?」


「そっちにいってもいい?」


記憶にない母にも、世話をかけた父にも


会いたくて堪らなかった


心が負けそうだった。


でもきっと父は


頑張れと言っている気がして


見守ってくれている気がして


ふわっと立ち上がり、静かな帰路へ向かった。


父の温もりがまだ残っている家へ。


匂い





手に取るようにわかる


今も同じようにいるようで



泣きたいのに


けれど現実は俺に突き刺さってくる。


大学の学費はどうしようか


保険は


固定資産税は


生活費は


とてもじゃないけれどバイト代だけではやっていけない。


就活だって目前だ。


ここで辞める訳にはいかない。


ひとり


一人


独り


なんて無力なんだろう。


例えば一日に二言しか言葉を交わさない日があったとしても、父がただそこに居てくれるだけで


存在があるだけで


どれだけ救われていたか


当たり前の幸せがあったか


改めて思い知る。


何よりも大切なものを失った俺は


もう思い残すことも無く、この世界に背を向けても良かった。


むしろ生きてる意味もなかった。


夕暮れ時


徐に、生前父が作業していた倉庫へ足を運んだ。


なにか、両親の元へ向かうのに丁度いい道具があるかもしれない

だなんて頭のどこかで考えていた


そんなこと、選ばない癖に。


ガシャンと鈍い金属の音を立てて倉庫のドアが開く。


埃っぽい匂いと木の匂いが鼻を突いてむせる。


父は建設会社に務めていた


事故当日も、家を建てていた。


倉庫には数多の木材と金属製の道具が散らばっていた。


一言で匠を感じる倉庫だった。


父親の大切な道具でまさか死ぬ訳にはいかない


父の思い出に埋もれて息苦しくて


踵を返そうとした時、工具棚の奥に暗幕を被った物体が目に止まった


物体は自分と同じくらいの大きさをしている


それが何だか気になり、そっと暗幕を取り払うと、人間のような物体が現れた


否、それはほぼ人間だった。


「うわあああ」


比喩ではなく本当に心臓が止まりそうになるほど驚いて腰が抜け、尻もちをつく


冗談じゃなくてお化け屋敷かと疑う


俺を驚かすために作りこんだのかと


そんなわけもなく、よく見れば物体は人造人間、アンドロイドだとわかった。


スイッチは入っていないようでアンドロイドは目を瞑っている。


女性のような顔立ちと体つきで


高い鼻と彫りの深い顔が特徴的だった


黒髪のボブヘアは手入れされたように艶が光っていた


父親の趣味だろうか


それなら遺伝だ


そんなことを考えてなんだか笑ってしまう


好みな顔であった


それにしてもアンドロイドは本当に人間そっくりで、全身に人間味が宿っている

見た目は柔らかかった


流れる前髪の隙間から、なにか文字のようなものが見えて、その前髪を払う


『ROY』


薄い橙色でそう書かれていた


名前だろうか


その文字に触れれば、人間より硬い肌が指に伝わる


「ロイ」


そう口に出した瞬間、おでこのROYの文字が青く光った。


「え」


少々の恐怖で身構える


アンドロイドだなんて、未だかつて見たことない


人間がAIと共存することが予測された世界と知っていても、受け入れ難いものがある。


アンドロイドはゆっくり目を開けて


その黒くて大きな瞳でまっすぐ前を見つめた。


「うご…い…た」


どんな原理だろうか


電池か電気か


彼女の動きは滑らかで、人間そのものだった。


黒い瞳を俺のおでこら辺に向け


「こんにちは」


そう呟いた


再び驚かされる


声は人間のように透き通っていて、電子感は感じない


「こ、こんにちは…」


恐る恐る呟けば、彼女はにこりとぎこちなく笑って


「この日を待っていました」


そう嬉しそうに話すのだった。

Sena❁・2020-06-28
小説
連続小説
長編小説
久しぶりの連続
新しいと思う
とはいえ安定の恋愛
私は恋愛小説家なので(笑)
仕方ない
前後編の予定です
長いのに読んでくださった方ありがとうございます
senaの小説
ROY
恋愛小説
好き
好きな人
人生
大切な人
愛するということ

『ROY#2』




「今夜はカレーでいいですか?」


「う、うん」


ロイのいる生活に段々と慣れていく


いや、慣れたと言ってもまだほんの30パーセントくらいで


この非現実はなかなか夢心地であった。


今日は平日の朝、彼女は玄関までしっかり俺を見送って口角を上げる


ぎこちない笑顔がなんとも愛くるしいと思った


彼女は人間そのものだった


アンドロイドだなんて嘘なんじゃないかと思う


感情すらあるように感じる


否、あるのだろう


なにが人間と違うかと問われれば、子孫を残せないことくらいだろうか。


「いってらっしゃい」


「いってきます」


まだこの温かさに複雑でありむず痒さを感じながらも


父の倉庫で出会ったあの日から徐々に


俺は彼女に惹かれていた


救われていたんだ


彼女をひとり家に残し、俺は学校と就活とバイトを並立させる。


大変じゃないと言ったら嘘になるけれど


どれも自分ひとりでは不可能だったことで


ロイには感謝してもしきれない思いでいっぱいだった。


これも父親の目論見なのだろうか。


そんなことを思えば父親に会いたくなる


かき消すように咄嗟にロイのことを頭に思い浮かべた。


1日頑張ればロイの手料理が待っている


ロイの手料理はいつも美味しくて、毎食楽しみなのである


そうわくわくを募らせれば、多忙な日常にも幸せを見つけられ、胸がいっぱいになる。


どん底の果てに堕ちていた自分を救ってくれたロイは俺の希望でしかなかった。


彼女がアンドロイドだなんて事実、忘れてつつあった。


ただ今は先程離れたばかりの彼女に会いたくてたまらなかった。


彼女にとっても自分が希望であればいいだなんて考えていた。




・・・




「いただきます」


2人、父の作った桧の机に向かい合い、カレーを口に運ぶ。


「んーしー!」


幸せが口いっぱいに広がる。


「それは良かったです」


一日の疲れが吹っ飛んでしまうほど、心に染みるものだった。


そう言えばロイは食べたものはどこへ行くんだろう。
いや、そんなのはどうでもいいや。


このカレーが美味しい それだけでいい。


「隠し味は愛です」


だなんて冗談を彼女が言うもんだから、暖かくて優しくて涙が溢れそうになった


人は悲しみよりも愛しさで涙するのかもしれない
なんて思った。





「なあロイ、親父に会いに行かない?」


「是非、行きたいです」


彼女はとても嬉しそうに笑い、その笑顔で俺は安堵する


父はロイを見たらなんて言うだろうか
待ちわびていた時が来たと笑ってくれるだろうか




・・・


寂れた墓石


2人で両手を合わせれば


線香の匂いが鼻をつく


匂いは記憶を呼び寄せるもので、胸がキリキリと痛む


ぎゅっと強く目を閉じれば


背中に暖かな感触がして

父を感じた


はっと目を開ければ、隣でロイが俺の背を摩ってくれていた。


「私がいますよ」


そのロイの言葉で


おそらく数ヶ月ぶりに


泣いた


馬鹿みたいに


赤子のように


喚いた




ああ


あの時俺は泣けなかったんじゃなくて


堪えてたんだな


頑張らなきゃ


しっかりしなきゃって


耐えて耐えて


辛かった


苦しかったんだ


ロイに抱きしめられ


その中に父の温もりを感じて


ただ俺は


ひたすらに泣いた


「ありが…とう」


親父、ありがとう


ロイに出会わせてくれてありがとう


俺を育ててくれて


だれよりも理解してくれて


ありがとう



涙が枯れるまで


ロイは傍にいてくれて


この温かさにずっと浸っていたいと思った



・・・




「ロイ、今日帰るまでに合格かどうかわかるんだ。そしたら、美味しいものでも食べに行こうよ」


「自信満々ですね」


ロイはにやとり笑って俺の背中を押してくれる


ロイの存在のおかげもあり、長期戦に耐え抜いた俺は就活に一区切りつけていた。


「行ってきます」


「行ってらっしゃい」


このやりとりもなんだか新婚さんみたいな空気が出来上がってきたななんて浮かれながら家を出る。


やっと就職の内定を貰って、安定した収入を得て


ロイと、幸せに暮らせたら…


そんな幸せなことはない


上がる口角と逸る鼓動を抑え、卒論のために学校へ向かう



・・・


毎日へのご褒美に


ケーキを買った


艶やかないちごの乗ったショートケーキふたつ


感謝の思いも込めて


きっとロイは喜んでくれる


早く彼女の笑顔が見たかった


自信通り内定を決め、軽やかな足取りで家路を歩く


カチャカチャと


あかりの灯る我が家の鍵をひねる


ドアを開ければ、ただいまよりも先に


ロイの姿が目に入った


「ロイ!?」


床に倒れたロイの姿


手に持つケーキもカバンも放り出して駆け寄る


「ロイ!ロイ!!」


ゆらゆらと彼女を揺すっても、彼女は電池が切れたようにビクともしなかった


冷や汗と動悸が止まらない


どうしようどうしよう


彼女のおでこのROYの文字が赤く点滅している


エラー


そうだ


彼女は


人間じゃない


「ロイ!頼むよ起きてくれよ!俺はお前しか居ないんだよ…!」


その声に、ガシャガシャとロボットのような音をたてて彼女がゆつくりと瞼を開けた


「ロイ!!どうしたんだよ!!」


「…幸せ…でしたか?」


「幸せだよ ロイが居てくれたから これからもロイがいてくれたら俺は幸せだよ」


「私も幸せでしタ」


どうしてか、ロイの目に涙が浮かんでいる


「ひとりにすんなよ…!」


「ひとリ…じゃナイ」


俺の涙の雫がロイの頬にこぼれ落ちて


自分が泣いていることに気づく


「ソバニ…イル…カラ」


目の前のロボットはガタガタと音を立てあげる


傍にいるなら、いなくならないで



「…アイシテ…イマス」



「ロイ!!!!」



プシュー



空気の抜けるような


電車の発車音のような音を立て


ロイは


止まってしまった


壊れてしまった


俺はただ、喚くでもなく静かに


涙を零し続けた


いつか終わる


それでもその道のりに幸せは零れ落ちていて


それを教えてくれたのは


父で


ロイで


俺は


幸せだった


「…愛してる」


俺の人生はきっと


ここから始まるのだろう




彼女は泣いた



涙は


愛しさと共に


あるのかもしれない


fin

Sena❁・2020-06-30
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ROY
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反省すべきことはただひとつ
なぜ前後編にした
キツキツやんけ
もっと伸ばしても良かったね
あとがき書けないじゃん
ぴえん
恋愛小説
感動
したかな
したらうれしい
悲しい
切ない
そんなお話
前後編……
マジで読んでくださりありがとう

「ホットミルクをどうぞ」

ミモザの母親が私に差し出した

「いただきます」

優しさに溢れたその味は

今までに食べたどんなものより

私の心を笑顔にした

なんだか泣きそうになった

この2人を幸せにしたいと願った








「お姉ちゃん、見て見て!」

小さな手に咲いている美しい花

私が知っている花によく似ていた

「綺麗でしょ?お姉ちゃんにあげる!」

思わず笑みがこぼれた

「とっても綺麗、ありがとう」

「ミモザ、アリスさんは疲れているんだからあんまりはしゃがないの」

「えー、私お姉ちゃんと話したいのに」

そんな可愛げ溢れる母娘の会話

私が創りたかったのはこんな世界だ









…創りたい?

私なんかが操作出来る世界じゃないのに

何を考えているのだろう

しかし同じことを昔にも考えていた気がする

思い出せそうで、思い出せなくて

もどかしい、もどかしい、もどかしい

忘れてしまいたいと思えば思うほど

蘇ってくる思い出

思い出したいと願えば願うほど

奥深くに閉じ込められていく想い出

私にとってのニンゲンってどんな存在だったっけ?

分からない、考えたくない












そうやって考えているうちに

私の心は泣いていた

懐かしいあの世界を思い出せず












「やっと見つけた」

「僕の愛しい人」

「一緒に戻ろう」

「純白の世界へ」

「みんな待っているよ」

どこかで白い羽が風を切った

光雅・2020-07-12
8
小説
創作
【漆黒の堕天使】
長編小説
連続小説
海に柚蘭船を浮かべて

もし、俺が___

長編小説


あの時、あの時、俺が言葉さえ間違って居なければ___

--------キリトリ線--------


ねぇ、そうくん、言ったよね?
“俺はお前が笑うならそれでいい”って
だから、私海の中で笑いながらバイバイするね
そうくんは、それでいいっていったよね

そういって、千鶴は海中へ消えていった


ーーーーーーーーーーー

ばかっ、お前なんていなくていいんだよ
お前が居るとめざわりっ

私は“めざわり”私は“邪魔”

私なんて存在しなくていいんだ
だけど、1人だけ、たった1人だけど私を必要としてくれた人が居た、

だから、だから、生きてこれた

いつもの帰り道、そうくんと2人でアンパンを片手に海辺を歩く
いつもどうり無言で
でも、安心する不思議な時間だ
それが私にとっての唯一の幸せ


だったんだ__



私はそうくんに聞いた
ねぇ、そうくんは何が幸せ?

そう聞いた

“んー、千鶴が笑顔でいることかな”

そっか、なんか嬉しいようで苦しかった、
私はそうくんの前では泣いてるとこも弱いとこも全てを受け止めて“幸せ”と言ってほしかった、そう思う私がいた

じゃあさ、そうくんは何もほしいものはないの?

心のどこかで願ってした
私が必要って言ってくれることを
だけど、そうはいかなかった、

“俺は千鶴が笑うならそれでいいかな”

あぁ、じゃあ、私って生きていなくていいんだ

私が笑って死んだら君はそれでいいんだ

なんか、深い深い穴に落ちた気がした

きっと、そうくんは悪気はない
そんなこと分かってるわかってるんだよ…

だけど、なぜか、私の中に“死”という言葉しか思いつかなかった

“じゃ、俺帰るな!また明日!”

ってそうくんは笑顔で帰ってった


--------キリトリ線--------

“おはよう”

あぁ、また今日という日が始まった
でも、今日が私の最後の日

ねぇ、そうくん、放課後海行こーね

(私の最後をそうくんみまもってね)

“なにいってんだよ‪wあったりめーだろっ”



“お疲れ様ー”
海辺をいつもどうり歩いて行く

ねぇ、そうくん、私さ、今日で終わりにする。この人生
毎日続くこの嫌な毎日を終わりにするね


“えっ、どうゆうこと?”

そうくんは私が笑っていることを願うんだよね?

“そうだよ”

じゃあさ、私さもうこの毎日嫌なんだ
私なんて居ないほうがこの世界はいいんだよ
私なんて誰も必要としてないから
だから、私さこの人生に悔いはないんだよね
だから、笑って人生終えるよ

“えっ”

そうくん私の最後を見届けて
これが私の最後のお願い

“まっ”

そうくん!!
もういいから
私、海の中に帰るね
さよなら___

この人生悔いないよ
ありがとうそうくん
冷たい水が足首からお腹、肩どんどんつかっていく
でも、私は笑顔でわらっていた___




ーーーーーーーーーーーー



俺は千鶴をコロした
あの時、千鶴はどんな気持ちだったのだろう
千鶴はどんだけ苦しかっただろう

ごめんな千鶴

海に入っていく千鶴はなぜかこれまでで輝いているようにみえた
千鶴は千鶴は本当に悔いがなかっただろうか、

あの時俺があんなこといわなければ…
俺が、俺が、俺が、


コロしたんだ___







BADEND



言葉は時に人を追い詰める事があります。どうか、どうか、言葉を慎重に選んでください。
また、感想などいただけたら嬉しいです。
そして、小説初心者なので暖かい目でお願いします。

紫月 杏莉・2020-07-24
1人でも多くの命を救うために
誹謗中傷
小説
感想くれると嬉しいです
長編小説
辛い
死にたい
アンリ
アンリの小説
もし、俺が___






2人を繋ぐ一夜限りの魔法
繋ぐは縁か
それとも未来への道標か




ー夜空をかける私たちー




「あ…七夕祭り」




いつも通りの帰り道。
掲示板のポスターを見たレオが声をあげる。


「あれ、こんなとこに貼ってあったっけ?」

「多分…?」



見れば日付は今日。
紙によれば屋台が出たり花火が上がったり
地域の催しものがあったりとなかなかに豪華なものらしい。


そういえば去年は部活の大会があって
行けなかったとか愚痴をこぼした記憶がある…。




「祭り…行かね?」

「祭り、行きます?」


弱々しく吐かれた誘い文句。
少し上を見上げれば薄く染められたレオの頬。
暑さのせいだろうか。



「スバル、祭りとか好きだったろ?」

「まぁ、行けたら行くぐらいには、ね」

「じゃあ、今日の6時!ここ集合な。ちゃんと浴衣着てこいよ!」



言うが早いかすぐに走り去る後ろ姿。
今の時刻は4時。あと2時間。

浴衣なんて何年ぶりだろう。
確か母のお古があった気がする。
夕焼けが傾く中弾んだ帰り道。





藍色の浴衣に合わせて結った髪。
簪は祖母の形見で紅色がよく映える。
母に着付けを頼めば気持ち悪いほど頬を緩ませていた。
レオと夏祭りに行くなんて珍しいことでもないのに。




小走りで行けば既に待っているレオ。
掲示板の前に佇む姿に足が止まった。

あんなに身長高かったけ。
数センチしか変わらないって思ってたのにもっと差があるみたいだ



「レオ、早かったね」

「あー、うん、準備早く終わったから」

「甚平似合ってるね」

「スバルも、浴衣似合ってる」



本日二度目の薄紅色の頬。
やはり熱があるのじゃないだろうか。
提灯の連なる方に向かって2人足を進める。


「綿菓子、食べたい」


店先に並ぶ色とりどりの綿菓子。
甘い香りに誘われてひとつ買う。


「…レオも食べる?」

「え、い、いいの?」

「うん、流石に一人じゃ食べれないよ」



ひとつの綿菓子。ふたりで食べる。
曖昧などこか生ぬるい空気が漂う。
いつもと同じはずなのに居心地悪い気がする、



「花火がよく見える場所あるんだ」


人混みから隠れるように進むレオの後を追う。
履きなれない下駄の音が不協和音のようになる。



「…っ!」

「どうした?!」

「あ、足擦れちゃって」

「え、あ、ちょっとまて」

「…焦らなくていいよ。一応絆創膏持ってきたし」

「そっか、…大丈夫?」

「うん、平気。行こ?」


神社の境内。遠くから提灯の光が溢れてる。
月の光に小さく響く虫の声。
私たち以外世界から消えしまったみたいだ。



「花火…そろそろっぽいな」

「そうだね、」

「あ…あのさぁ!」


空いっぱいに咲く大輪の花。
赤白青。
一瞬の間に咲いて幻想だったかのように消えていく。
…儚い。


「あ、なんだっけ?」


林檎みたいに真っ赤なレオ。
暗い世界にいるのにレオの頬の色だけハッキリわかる。


「あの…さ、」

「…もしかして体調悪いの?今日ずっと変だったし」

「違う。俺は全然大丈夫…」

「じゃあなに?」

「俺、スバルのことが好き。ずっと前から好きなんだ」


世界中の音が消えた。
レオの言葉が脳内で反響する。

ずっと前から、?それはいつからなの?
幼なじみだと思ってたのは私だけだった?


「スバルが俺の事そう思ってないのもわかってる。けど考えて欲しい」




足がすくんだ。レオの顔が見えない。
レオの体温が移ってしまいそうな距離なのに
私の体はどんどん冷えきっていく。
怖い、、レオがレオじゃないみたいだ。



「…ごめん。ごめん、私には考えられない」

「そう、だよな、わかってた」

「本当に、ごめんっ、私…」

「スバルが謝ることじゃないだろ?俺こそこんな気持ちにさせてごめんな」

「なんでレオが謝るの…」

「わかった、謝んないからスバルもそんな顔すんな」


断ったのは拒絶したのは私なのに
レオはどこまでも優しかった。
瞼からこぼれる雫を優しくハンカチで拭ってくれた。


「俺先に戻るから…落ち着いたら連絡して」

「うん、」



1人にするのは気が引けるけど今は俺がいない方がいいだろ、なんて最後まで私を思ってくれた。

浴衣を染める熱い雫。
この胸の痛みをどう取り除くかなんて私には分からなくて
石段に腰をかけて空を埋める星を見つめる。


いつかこの気持ちに答えが出たら
その時はまた君と祭りに来よう。

茜色の詩 ✲・2020-07-07
七夕
七夕の願い事
小説
恋愛小説
長編小説
彗星が尾を引くように
七夕らしいこと何もしてないんですけど寂しいです…

『恋を知らない私達』ー長編小説ー


"まず1本行こう!"
"はい!!"

私はバスケに励む中3女子
岸本 小雪(キシモト コユキ)だ。
残念だが副キャプテン。

今は最後の大会に向けて1番気合いの入っている時期_
私も頑張らなくちゃいけない。

でも、私は、今まさに精神的に限界である。

勉強
クラス
対人関係
ネット関係
家庭環境
色んなことに悩んでいる。
でもそんなのさほど問題ない。
キミ
問題は"部活の仲間"についてだ。

もちろん仲間も友達も家族も知らない。
どうやら私は嘘をつくのが上手いらしい。

問題ないとは言いつつも辛いものは辛い。
それでも誰も気づかない。
偽りの笑顔にも、言葉にも。

気づかないように演じているのは私なのに、
気づいて欲しいと願うのは我儘だろうか。

まぁいい。
一番の問題は君だ。

もし私が「「死にたい」」と言えば、
君は笑うかい?
"構ってちゃん"とか"重い"とか思われるのが
怖くて、私は今日も君の前で笑う。

いつもそうだ。
私は君に嫌われることばかり恐れている。

思えば2年前から君は特別だった。
2年前のあの日。
君は言った。
「死にたい」と。

いつもクラスの中心で笑ってるような奴が、
今にも泣きそうな顔で放った言葉。
どれほど勇気を振り絞ったのだろうか。

どんな言葉をかけていいか戸惑った。
そんなこととは裏腹に、
何があっても守ろうと心に誓った。

それから、君の表情をよく見るようになった。
無理して笑っていることにも、少しひきつった顔にも
気づいてしまう。
あぁ、嫌だ。
気づいているのに踏み込めない自分が。

守りたいのに、自分が傷つけてしまうかもしれないのが怖かった。
触れたら壊れてしまうんじゃないかと思うほどに繊細だった。

触れたいのに触れられない。
もどかしい。

悲しそうに笑う君を見るのが辛かった。
「泣けよ」「そんな顔して笑うなよ」
何度も飲み込んだ言葉達。
自分のエゴでしかないから、言えなかった。
何も知らないから、
踏み込めない境界線でもあった。

君が心から笑っていれば、
それが私の隣じゃなくてもいいと思った。
君が辛くて泣きたい時だけ
傍に居られればそれで良かった。

…筈だった。

でも、君があまりにも楽しそうに友達と笑ってるのを見るとさ、
悔しかった。
隣にいるのが自分じゃないことが。
不安でもあった。
私の未来に君はいるのに、
君の未来には私がいない。
幸せになって欲しいと願ったはずなのに、
君の幸せに、私も入れて欲しいと思ってしまった。

私なんか必要ないんじゃないかと思う度、
不安で胸が引き裂かれそうだった。

だから、君が当たり前のように触れてきてくれることが
何より嬉しかった。
その瞬間が幸せだった。

でも、とっても苦しかった。

この感情をなんと呼ぶのか私は知らない。
苦しくて辛くて、泣きたいのに、
幸せだと思う自分がいる。

この思いにもいつか終わりが来るなら、
綺麗な記憶のまま
終わらせてしまおうかと何度も思った。
でもその度に、
10年後、20年後、
君と肩を組んで笑いあってる自分を夢見てしまう。

いっそ嫌われたかった。
拒絶されたかった。
君の手で__して欲しかった。

君のことを想うと、
勉強とか人間関係とか家族のことなんてどうでも良くなった。
でも、君を想う程に、
自分が嫌いになる。

大切だからこそ触れられないことに、
気づいても踏み込めない弱さに、
悲しい笑顔を見せる君に
自分の無力さに、
もどかしさを感じる。

気付けば、大会は終わっていて、
部活も引退。
2年前のあの日私は君を守りたいと思った。
2年後の今日は最後のミーティング。
君は言った。
「辞めたいと思うことも、辛いこともあったけど、
"変な奴"に助けられて、今まで続けることが出来た。ありがとう。」
"変な奴"そういった君の瞳は
確かに私を捉えていた。

君の中に、ちゃんと私はいた。
その事実が嬉しくて、
その事実が切なくて、
私は涙を笑顔で隠した。

君はずるいよ_

切なくて、もどかしくて、
愛おしい。
これを人々は『恋』と呼ぶ_


_完_

♔エリンジウム♔ヘッダー見て( '-' )・2020-07-31
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そう言って、茶化した。
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(-ε- )

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Mino Hira 一言毎日見てね! 小説休止中 ピクトリー始めました!・2020-06-27
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Mino Hira 一言毎日見てね! 小説休止中 ピクトリー始めました!・2020-06-27
アクティブお嬢の可憐な努力
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小雪と小梅第26話です。
赤ペンの説明していませんでしたね。
進研ゼミの月末のテストですよ。
30日にやるのもね。
今日はサボってます。
メインレッスン、もう少しあるけど、
休憩。
トークをしてくれてる方、
励まして!
ごめんね、マイペースで。
でも、人のお願い断れない人間にとって、言って貰えると、特効薬なんだよ。
お願いします。
莉子に土鍋ちゃんに夜くんにゆーりんちーさんにたかし君に位かな取り敢えず。
それでは続きどうぞ!

第26話
~小雪サイド~
まだ、あれが続くの?!
不味いのに、苦いのに。
良薬口に苦しって信じてみたけど、
あんま効果ないし、、、
「余命はへってないけどね。」
短いわ!
「取り敢えず、武者さんの所へ行くには、手土産が必要なのよね、、、」
手土産?
「ここに、リストがあるわ。
1野菜&果物
2美味しいお酒
3面白い話
4武者小路実篤への熱烈
この、4つよ。」
ふぇ~。
「1人で淋しいんだね。」
そうだね。
「この二人、、、」
「恐ろしく優しくて鈍感の天然ね。」
『?』
≪作者≫{この文を、友達に見せたら、お前にだけは言われたくない。って、言うと思うな。後独創的だねとか。経験、、、、、、、}

そこはさておいた4人。

「このシクベスだっけ?ここには4個揃ってるわね。」
「はい!」
それでは、向かいましょう!
「Let's Go」

英語は無理矢理さ。

Mino Hira 一言毎日見てね! 小説休止中 ピクトリー始めました!・2020-06-27
狼と赤ずきんのひ孫の運命
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【年齢なんて…】

ープロローグー

嗚呼、どうしてあなたは私より年上なんだろう

これは許されない…感情なの?

それでもあなたが好きだから…



少しだけでも近付きたい

ーーーーーーーーーーーー

設定
スイゲツ モモカ
主人公:水月 桃々華
↓↓↓
中2
小3からテニスを習っている。
コーチが好き。


ヒビヤ ショウ
コーチ:日比谷 翔
↓↓↓
25歳
桃々華が小6の時にテニスクラブに来た。

現世 虚実(低浮上※ひとこと見てください。)・2020-07-06
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ふと視線を感じる

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「遠慮しなくていいの!

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家へ着いたらこっそり逃げよう

そう心に決めて






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柔らかく温かい雰囲気を纏っていた

何故だか心が疼いた

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きっとこの子の母親だろう

「ママ、この人困ってるの

お家に入れてもいいでしょ?」

「もちろんよ、さあ中で話しましょう

お名前を聞いてもいいかしら?」

「…ありがとうございます、アリス と申します」

初めて人間の優しさに触れ

涙が溢れそうになった

体が水分を欲しているのに

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温かな家の中へ進んだ








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アリスは知らぬ間に"元の姿"に少し近づいた_

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