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#2月14日

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全74作品・

君からのチョコは、こんな気持ちを

どこかに飛ばしてくれるのかな。

Star Leaf‐27 writer・2019-02-14
バレンタイン
2月14日

《コラボ小説》

朝。

ガチャリとドアを開けるといつも通り、

茶色の柔らかい髪が見える。

「ごめん、一樹!!」

「おせーよ、遅刻するぞ」

「お母さん、行ってきます」

「いってらっしゃーい」

バタバタと慌ただしく家を出て、今日も仲良く一緒に登校。

私、千紘と一樹は家が隣で幼稚園から今日までずっと一緒の幼馴染。

私は一樹の顔を覗き込んでにまっ。

「突然ですが、問題です!!」

「はー?何?」

「今日は何の日でしょうか?」

一樹の耳が少し赤くなった。

あ、照れてる。

「…知らねー」

「嘘つけー、2月14日だよ」

「バ…バレンタイン」

ちゃんと知ってるじゃん!!

「ふっふっふ、正解ー」

「何、チョコくれんの?」

照れる顔を見て調子に乗る私に一樹は意地悪モードになる。

「え、」

「それ、本命だったりする?」

悪魔の笑みで私に問いかける一樹。

「はー!?んなわけないでしょ!!そもそも一樹にあげるチョコなんてないしー」

「うわー、千紘ケチ。今日からケチヒロって呼ぶわ」

「え、何それやだ!!やーめーてぇぇ」

ケラケラ笑う一樹に私は怒ったフリ。

でも、ごめんなさい、嘘です。

かばんの中、一樹にあげようと作ったガトーショコラがばっちり入ってます…

いつもみたいになんだかんだ言いながら話してると学校についた。

私は毎年、一樹に幼馴染チョコをあげてる。

けど、高校生になって約1年。

一樹はそのルックスと学力と運動神経と性格の良さからモテまくり。

毎度振ってはいるものの女子に告白されるたびにハラハラドキドキしてる私がいた。

いつか、一樹の1番が私じゃない誰かになるのが不安だった。

私の知らない一樹になるみたいで嫌だった。

それで、ようやく気がついた。

あ、私、一樹のことが好きなんだって。

自分の気持ちに気づいちゃってからは感情をおさえるのに精一杯。

だって、前に『どうしてみんな振るの?』って聞いたらちょっと考えてから、『んー、秘密』って言われたんだ。

その時、一樹の耳が赤くなったのを私は見逃さなかった。

たぶん、好きな人がいるんだろうな。

一樹は昔から、照れるとすぐにそうなるから。

なんかショックだった。

一樹にとって私の好きは迷惑なんだろうなって思って。

今の楽しくて幸せな関係が壊れるのが怖くて、この気持ちはしまっておこうって思ったんだ。

でも、やっぱり諦められない。

日に日に想いは溢れていくばかりで。

バレンタインに告白するって決めたんだ。

振られたら潔く諦める。

そして、朝すんなり渡して息をするのと同じくらい自然に言うつもりだった。

それなのに、一樹が「本命だったりする?」なんて言うから渡しそびれてしまった。

それからきっかけがなくあっという間にお昼休み。

親友の優花とお弁当を食べる。

「あー、どうやって渡そう…」

「そんな悩まなくても、だって…」

「だって?」

「あ、んーん、なんでもない」

ちょっと眉を下げて笑う優花。

あぁー、と嘆く千紘に「一樹くん千紘のこと大好きじゃん」ってボソッと呟く優花の声は聞こえていない。

「あ、噂をすれば。チャンスだよ千紘。行ってきな」

「ん?」

振り返ると教室に一樹が来ていた。

「千紘、数Ⅰの教科書貸して」

「もー、しょうがないなぁ」

教科書をもって教室の外まで行く。

いくら幼馴染とは言え、女子の視線がね…

「さっすが千紘、やさすぃー」

「思ってないくせにー」

「あ、バレた?」

「ひどっ!!…そーいえばチョコもらえた?」

「んー、まぁそれなりに?」

「なんでもっと嬉しそうな顔しないの」

「1番欲しいやつからもらってないから」

「え、」

1番欲しいやつから、もらってない

「教科書サンキュー。じゃな」

ひらひらと手を振って帰ってく一樹。

「あ、うん。」

私も慌ててにこっと笑い手を振る。

ドッ ドッ ドッ

心臓がバクバクして口から飛び出そう。

『1番欲しいやつ』

一樹、やっぱり好きな人いたんだ…

「まぁ、そーだよね…」

ポツリと口から言葉がこぼれ落ちる。

世の中、マンガの世界みたいにうまくいくわけないよね。

「何があったのよー…」

ヒョコっと現れる優花。

「一樹、好きな人いたー…」

「え、嘘。」

驚いた顔をする優花。

「それ何かの間違いじゃないの?」

「そーだといいけどねぇ」

私は、ははっと笑う。

ちょっぴり安心の気持ちが湧く。

「好きって言わなくて良かった…」

好きな人かっこ悪い姿みせたくないもん。

「ほんとにそれでいいの?」

心配そうに優花が私を見る。

「うん」

「千紘…」

優花が涙ぐみながら私を見る。

そんな優花を見たら私の瞳からもポロポロと涙がこぼれだす。

「優花ぁぁ…」

優花が私にぎゅっと抱きつく。

私はこれ以上涙がこぼれないように、目頭に力を入れてたえるしかなかった。

一樹。

ほんとはね、

めちゃめちゃ好きだったんだよ。


放課後。

たくさんの生徒の声を聞きながら、私はのろのろとした足取りで下駄箱へ向かった。

すると、一樹の扉が微妙に空いている。

おもむろにキィと開いてみると、7個もチョコが入っていた。

可愛いデコの美味しそうなチョコ。

ほら、たくさんもらってる。

これじゃあ私のなんかいらないじゃん。

ひっこんだはずの涙がまた浮かび上がってくる。

私はバタンと扉を閉めて自分の靴を取り出す。

「あ、千紘。今帰り?」

ふいに後ろから聞こえる声。

振り向かなくたって分かる。

小さい頃から聞き慣れた大好きな人の声。

慌てて涙をぬぐって靴を履く。

「千紘?」

今は、会いたくない。

「おーい、ちーひーろー?」

「……」

私は一樹の声を無視して早足で歩き出す。

「なぁ、待てって。なんで無視すんの?俺なんかした?」

急いで靴を履いた一樹が追いかけてきて手を掴む。

私はそれをやんわりと振り払う。

家につくまで私はこれでもかってほど無視を続けた。

家の前について、一樹は言う。

「また明日」

「一樹、好きな人いたんだね」

「は?」

突然のことにこっちを見る一樹。

私はまっすぐ前を見たままで想いが溢れた。

「私が、ずっと1番近くにいたのに…!!」

そのまま私は家に入る。

ドアが閉まる直前、見えた一樹の顔はとてつもなく切ない表情をしていた。

一樹のあんな顔、初めて見た…

心がズキッとする。

ご飯を食べてるときも課題をしているときもお風呂に入ってるときも、一樹の表情が頭にこびりついて離れなかった。

自分の部屋に入ると窓から明かりが入ってくる。

一樹、部屋にいるんだ…

私はかばんからそっとガトーショコラを取り出す。

と、突然スマホが鳴った。

表示されていたのは今1番会いたくて会いたくない人の名前。

少しためらってからゆっくり通話ボタンを押す。

『千紘、窓開けて』

「え?」

『いいから』

言われた通りガラガラっと窓を開けるとその先には一樹がいた。

まだ2月、冷たい風が吹く。

「今年は俺にないの?チョコ」

「え…あ、あるけど…」

「ちょーだい、千紘のチョコ」

私は少し手を伸ばして窓ごしに一樹に渡す。

「やったー、ゲット!!」

無邪気に、嬉しそうに笑う一樹。

「いっぱいもらってるくせに」

そう私が言うと一樹はきょとんとした後にははっと笑った。

「何?」

「俺ねー、千紘からのチョコが1番嬉しい」

「ふーん…え?え!?」

「だって好きな人からのが1番美味いし」

「好き、な、人、な、な!?」

「千紘」

「あぅ、え、は、はい!!」

「好きだよ」

好きだよ スキダヨ すきだよ

頭の中で言葉がぐるぐると駆け巡り、

理解するまでおそよ10秒。

「まってまって、え、どゆこと、え、誰か誰になんで、え?」

もう頭の中パニックで何が何やら分からない。

1番欲しいやつってもしかして私?

つまり勘違いしてたってこと?

え、一樹が私を好き?

「千紘ー」

「な、なに?」

「冗談」

「え!?」

じょ、冗談!?

そーだよね…

そんなわけないもんね。

一樹が私を好きとかありえないよね。

あーあ、舞い上がってた私バカみたい。

「…じゃないから安心しろよ」

…?

「え、何それ!!」

「ふっ、おもしれー…」

肩を震わせながら笑う一樹。

「ひどすぎっ!!楽しんでるじゃん!!」

「楽しんでナイヨ?」

笑いながら言う一樹。

「ほんっとなんなのー…あははっ」

なんかつられて私も笑い出す。

今日は情緒不安定すぎる、一樹のせいで。

一樹、耳が真っ赤だ。

それが、すごく嬉しい。

「一樹、今日ごめんね」

無視しちゃって傷つけたよね。

「んーん」

笑って首を振る一樹はほんと優しい。

「あとね、」

「うん」

私は口に手を寄せて身を乗り出す。

「…?」

首をかしげながら一樹も身を乗り出す。

一樹の耳元で私は言う。

「私も、だーいすき」

一樹はびっくりした顔でこっちを見る。

そしてゆっくりと優しく笑って、

チョコよりも甘いキスをした。


ーーーーーーーーーーーーーーーー
あとがき

こんにちは、涙色。です。
ひとひらの幸介さんのお誘いを受け、
バレンタインの小説を書いてみました。
チョコ、勇気、学生をテーマに
どんな話にしようかとても迷いました。
3時間くらい紙とスマホに没頭w
思ったよりも長くなってしまって、
最後まで読んでくれた方に感謝です。
まだまだ未熟だけど、
誰かの心に届いて響くような
そんな投稿を目指して頑張ります。
これからも涙をよろしくお願いします。

幸介さんコラボ有難う御座いました。
いつもとても素敵な投稿でコラボなんて
大丈夫かな、と不安もありましたが、
楽しんで書くことが出来ました笑
幸介さんの小説も楽しみです!!

涙色。

涙色。・2020-02-12
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君に渡したい



届け、想い

T🏀=M⚽ *° 💛⚡🌻・2020-02-09
バレンタインデー
2月14日
バレンタイン
チョコ
君に
届け
想い

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に74作品あります

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明日の勇気が

ずっと続く笑顔に

変わりますように

花笑・2020-02-13
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❁はちみつれもん❁・2020-02-14
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実は…

君が人生で初めての本命チョコを渡した人なの。

初の本チョコが君で良かった

T🏀=M⚽ *° 💛⚡🌻・2020-02-14
バレンタインデー
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バレンタイン
君へ
届け
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こ の チ ョ コ と 一 緒 に


あ な た へ の 甘 い 気 持 ち も


受 け 取 っ て く れ ま せ ん か ?

T🏀=M⚽ *° 💛⚡🌻・2020-02-10
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届け
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君 へ の チ ョ コ は

本 命 が 良 い ?

そ れ と も

義 理 が 良 い ?



私 が あ げ た い の は

本 命 だ よ … ! ?

T🏀=M⚽ *° 💛⚡🌻・2020-02-10
バレンタインデー
2月14日
バレンタイン
チョコ
君へ
届け
想い

※重要 最後まで読んでください!
2月14日はバレンタイン!
一年でも多くの量のチョコレートが
消費される日です。

皆さんは大切な人や友達などに
チョコレートを貰ったり渡したり
することでしょう。

そもそも、皆さんのバレンタインの
目的はなんですか?

好きな人からチョコを貰うこと?

気になる人に勇気を出してチョコを渡すこと?

僕はそれよりも大切なことがあると思います。
難しい話かと思いますが良ければ続きを読んで頂けると嬉しいです。

チョコレートの原料であるカカオを
生産している国はとても貧しい国が多く
中には子供たちが学校にも行けずに
カカオの収穫をしているような国もあります。
そして驚くことにその国の人達はカカオが
甘くて美味しいチョコレートになる事を
知らなければ口にしたこともないそうです。

さて、あなたが渡すそのチョコレートの
原料「カカオ」は、
誰が、どんな思いで作ったものなのでしょう。
その事について今一度考え、
バレンタインという日をただチョコを
渡し合うというだけの日ではなく、
彼らに感謝の心を持つ日になると良いと思います。

「美味しいチョコレートを有難う」

LOVEST・2019-02-14
バレンタイン
チョコレート
感謝
ありがとう
有難う
2月14日

君に渡してもいいかな…?



好きでもない人から貰っても困るよね…?

T🏀=M⚽ *° 💛⚡🌻・2020-02-10
バレンタインデー
2月14日
バレンタイン
チョコ
君へ
届け
想い



もう少しで合格発表。





毎日絶望してるよ。



バレンタインなんて来てほしくない

まる・2020-02-11
合格発表
絶望
受験生
バレンタイン
2月14日

キミは知らないだろうけどさ…

実は本命チョコなんよ!?

ねえ、気づいてぇぇぇぇーーーー

:;(∩´﹏`∩);:ぴえん

T🏀=M⚽ *° 💛⚡🌻・2020-02-14
バレンタインデー
2月14日
バレンタイン
君へ
届け
想い
ポエム*°

今日はバレンタインデーですね!

みなさんどうお過ごしですか???

私は今年、モチベが無さすぎたので

手抜きチョコを作りました。笑

みんなクッキーとかブラウニーとか

クオリティ高くて女子力高くて尊敬。

先生のこと意識して

ちょっと多めに持っていったけど

結局渡せなかったまぁそうなるよね。汗

今よりもっと接触する機会が増えるから

来年こそはマジでガチで渡す。

そのために来年はちゃんと頑張ります。

ハッピーバレンタインッ♪

メリア𓍯・2020-02-14
バレンタイン
バレンタインデー
2月14日
先生
本命の相手

彼が、チョコ、喜んでくれてた!


「嬉し」って言われたけどー、

「ありがと」って言われたこっちの方が嬉しいわ笑笑


マジで神(☆∀☆)

T🏀=M⚽ *° 💛⚡🌻・2020-02-14
バレンタインデー
2月14日
バレンタイン
君へ
届け
想い

「友チョコだよぉ~」

って言葉の裏に

「ねぇ、好きだよ💗、!?」

って言葉があるの、気づいて…

T🏀=M⚽ *° 💛⚡🌻・2020-02-14
バレンタインデー
2月14日
バレンタイン
君へ
届け
想い
ポエム*°

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