#あの子

私だけに囁いてくれた愛を

今ではあの子にも囁いてるの？

私が欲しいのはあの子のいる席で

その場限りの感情なんかじゃない

独りでもいい

愛されなくてもいい

あの子が偽りのない幸福を

得られるのなら

君の姿を追っていっても

その先にいるのはあの子なの

あの子を想って泣くのなら

愛など欠片も望まないから

どうか私を嫌ってください

声をかけてくれたと思ったら
次はあの子の元へと

笑顔な君
頬が赤くなるあの子

嗚呼
何に縋っているんだろうか

苦節な思いを君に言えば
どうなるんだろう




















独占はしたいが
君の自由は奪いたくないんだ

君の為なら
一生を捧げることだって出来るから

わたしが友だちでさ

あの子が恋人なのは

なんとなく分かるよ

だってあの子なんか

めちゃ良い子だもん

あんな子中々いない

うん。うん。そう、

大切にしてね。

いや、私じゃなくて

その子のことだよ笑

私が欲しがった花の名前も

あの子に何気なく渡した花言葉も

貴方は気にしていないのが辛い

君があのこに向ける目は
君が私に向けていた目と
同じ色をしている。

不安な時ほど饒舌になる とか

不器用な優しさが暖かい とか

あの子も知っている君のこと

知ったかぶって笑っていたの

貴方と気兼ねなく話せるあの子

私にもその勇気があればいいのに

「あの子はできるのになんであなたはできないの！」

できるわけないよ。

あの子はあの子。 私は私。

比べないでよ。。

「夜明けに会いたい人は運命の人」

そんなこと言わないでくれ

僕はあの子に四六時中会いたいんだ

街は光を纏って
クリスマスだと騒いでいる

君とあの子は
きらきら光る幸せの中へ

私はひとり
君を想う

愛しい気持ちに蓋をして

別れることが正解だって

あの子も言っていたしさ