#うん

もしも願いが叶うのなら

今すぐ君に逢いに行きたいよ＿＿

僕やっぱ駄目だ

君と少しでも話せないのが

やっぱり苦しいんだよ


でも君は違くてさ、

苦しいのは僕だけなんだよな

手が届く距離


臆病者で卑怯者の僕



遠くで笑う君

自分の影ばっか見てた僕に


光は此方だと教えてくれた貴女こそが


光のようで美しかった。

私は、笑えるほど弱い

“自由“になれたと思った




でもそれは“束縛“の始まりだった

"どうして貴方は先生なの？"

って思う事がある。

でも"先生"じゃないと

出会えなかった人だから

私は貴方が先生で良かったって

今思う。

"好き"にならなくていいから

"嫌い"にはならないで___。

『monoworld 3.5』



monoworld


それが私の住む世界の名前


自然が豊かで


緑と色とりどりのお花たちに囲まれた世界


よその世界では『光の世界』


なんて呼ばれてたりする


小さな世界で人口は1000人くらい


王様から国民までみーんな仲良し


みんなが家族みたいな


自慢の世界



きっとそれは王様が心優しい人だからなんだろうな



国民の名前はみんな覚えてるし


誰にでも手を差し伸べる




そんな王様の優しい心に似て国民の心も優しい


困ってる人には誰もが手を差しのべる


平和な国だから


みんな国に何一つ不安なんてない





王様の住む家は城…ではなく


私たちのような普通の国民と同じような家に住んでいる


私だけ特別な住まいを構えてどうするんだ


それが王様の考えだった


そんな王様だから誰もが慕った





ある日


みんなが幸せに暮らしている中


王様が体調を崩した


耳にした皆々が


一大事だと大騒ぎした


国民が王様の家の前にわんさか集まる


全国民集まったんじゃないかと言うほど。


ベットで苦しそうに眠る姿を


見られる人は限られていたけれど


私は運良くしっかり見ることが出来た


『人間の…世界から…ピンクの…花を…』


そう王様が苦しそうに呟いた


そばにいた女王様が、額に汗を滲ませながら


「誰か！！人間の世界へ行ってきてちょうだい！」


と叫んだ


人間 という言葉に当たりがざわつく


いつも心優しい王様を助けたい


私たちのために力を尽くす王様を助けたい


みんなその思いは一緒だった


けれど人間の世界なんて


みんな怖くて怖くて仕方なかった


少し俯いて唇を噛む



私は一人 雲を掴む勢いで手をあげた


「私が行きます！」


みんなの視線が私に集まる


私は何故かワクワクしていた


「メル…良いのですか？」


「行きたいんです！！」


人間がどんなものなのか見てみたかった


みんなは怖い怖いって言ってるけど本当にそうかな


私は確かめてみたい


「それなら、急いでお願い！」


女王様が早口で言うと


私の足元から竜巻のごとく風が巻き上がって体が浮く


「わっ」


「お願いね！メル！」


女王様、焦りすぎです


花のこともっと詳しく


聞かないと


「王様！ピンクの花の名前はなんですか？」


『名前…は…』


体が風に包まれて上手く聞こえない


なに…？


ふわふわと浮く私の下で


みんなが おそらくありがとうと叫んでいる




『…また…会う…日を…』


最後に王様の口からそう聞こえて


私は風に飲まれた




･･･


ゆっくり目を開けると


見たことの無い景色が広がっていた


薄暗い


柔らかい匂いに包まれた


部屋…？


私の知る自然に囲まれた世界とは違う


とにかく何もかもが大きな世界にいた


「わっ！！」


思わず声が漏れる


私の知ってる机はこんなに大きくない！


私の知ってる椅子はこんなに大きくない！


すごい！これが人間の世界なのね…！


足元のふわふわとした肌触り


それは私の世界のお庭くらい大きなお布団


すごい…！


ゆっくりと布団の上を進むと


足が布団に取られて上手く歩けない


なにこれ！楽しい…！


るんるんと


進む先には


人間が眠っていた


ドキッと心臓が鳴る


これが…人間…


まじまじと顔を除く


見た目は私たちと似ているみたい


けれど何倍も何倍も大きい


そっと頬に触れる


何故だろう、素敵だなと思った


直感で


この人なら助けてくれる


そう思った


そこでふと気づく


私、どうしてここにきたんだっけ


すごく、心が焦っているのに


それが何故だか上手く思い出せない


王様はまた会おうって言った


「うっ」


頭が痛くなって考えることを諦める



きっといつか思い出すよね…



とりあえず疲れてしまったので眠りたい


この人が起きるまで


私はカーテンの内側の窓辺に座って待つ事にした


なんだか悪くない居心地



人間の世界とは時間の流れが違くて


私の世界の一日が


人間の世界の1週間


と、聞いたことがある


ならば


焦らないでゆっくり探していこう



きっと大丈夫


私の世界と同じように


素敵な世界が広がっているはずだから



『また会う日を楽しみに』

泣いた私を抱きしめてくれる人なんて居ないから

「泣いてないよ」
そう嘘をつくんだ＿＿＿

よっしゃ、分かったぞ

いじわるだとぉ…？！

騙された…(　'-' )

もう頑張った

オタクでもいいと思う。




うん（急にどした）

もっと気持ち伝えればよかった