#おとぎ話の裏側

12時に解ける魔法なら

今宵は魔法かけないで

深い海底に沈んだとしても

人魚姫は僕を助けてくれない

悲劇のヒロイン演じていたら

王子の目に留まったみたいね

貰った林檎は背中に隠して

お手製の毒林檎にキスをする

魔法は解けるけれど

貴方と会える口実は

残してきた硝子の靴

＃おとぎ話の裏側


おとぎ話をリメイクしたポエムや

おとぎ話の別視点、別解釈などなど！！

とにかくおとぎ話をテーマにした

ポエムが見たいんです( '-' )！！((

ただの私の自己満ですが

投稿してくれたら嬉しいですっ

赤ずきんちゃんはね

寄り道したからこそ

出逢えたんだよ狼に

若い子には旅をさせろと

学ぶことができたね

硝子の靴を割って魅せるの

私の好きな私になるために

王子さまが現れずとも

わたしが口遊んだ音で

花や小鳥が笑えばいい

白昼夢の幸福劇

王子の気を引く真っ赤な嘘は

甘ったるい蜜の味

「 ふふふ…さあ、狼よ。
今すぐあたしを喰らいなさい……！ 」







森の奥で飢え苦しんでいたオレを、
この婆さんが助けてくれた。

毎食たらふく飯を作ってくれて、
婆さんと揃いの洋服も縫ってくれたんだ。

…………それも全部、
この日のためだったのか？

“赤ずきん”なんて名前の餓鬼のせいで。

婆さんは狂っちまったんだ……っ。







でも、もう後戻りはできない。

これが婆さんの最後の願いだったから。







「 あら、もう来たの？ 」

オレの、最期の婆さんを演じなければ。







ストーリーには抗えなかった。

オレは今、
知らない野郎に腹を裂かれているらしい。



あー…死ぬな。




最後の最期で涙がこぼれた。

















「 婆さんの名前、知らねえや。 」

















……。
















♡

ふわっと浮いてお花の上で踊ってるみたい



だぁーれも入れない小さい扉も

真っ赤に塗られた白いバラも

甘酸っぱーい宝石のタルトも



ぜんぶぜーんぶ、私のモノ






優雅なティーパーティー

見知らぬ猫がニヒっと笑った


❀

ひとつ歳を重ねて
傷を増やしました

ひとつ歳を重ねて
汚い大人が嫌いになりました
ひとつ歳を重ねて
キレイな人間を嫌いになりました

ひとつ歳を重ねて
拒むことを覚えました
ひとつ歳を重ねて
流されないことを

ひとつ歳を重ねて
強がりを覚えました
ひとつ歳を重ねて
寂しいと言えなくなりました

ひとつ歳を重ねて
愛されたいと泣きました

ひとつ歳を重ねて
生き急ぐことを覚えました

ひとつ歳を重ねて
消えたくなりました

ひとつ歳を重ねて
もう少し生きていたい
そう思いたい僕がいます

何年も通して
消したいそんな過去が
消えてくれないそんな過去が
今でも僕を苦しめています

12時の鐘がなり

急いでカボチャの馬車に乗ろうとした時に
王子様と目があって＿
わざとガラスの靴を
おいて＿

また、王子様に会えならなぁ
会える時はどんなに
嬉しいか
シンデレは微笑んで
帰っていった