はじめる

#きみと、1年の花束。

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全15作品・

STORY.2 恋人繋ぎ
陽菜「おはよ」

美里「おはよー!」

陽菜「...あのさ、話があるの」

美里「...話、?」


(屋上)
陽菜「...あのね、私、余命1年なの」

美里「え、?」

陽菜「死んじゃうの、私。」

美里「...嘘でしょ、?」

陽菜「嘘じゃない。本当なの、」

美里「え、、陽菜が死ぬ、?そんなの嫌だよ」

陽菜「私だって嫌!、...だけど、これが私の人生なの」

美里「陽菜、」

陽菜「それで考えたの。やりたいことノートっていうの作って、親友とやりたいことっていうのを作ったの。だから、美里とやりたいの」

美里「っ...陽菜、、うん!、やろ!たくさん、全制覇しよ!!」

陽菜「ありがとう!...あと、紹介したい人がいて、」

美里「紹介、?」

陽菜「放課後空いてる?」

美里「うん」


(放課後・カフェ)
陽菜「...てことで、彼氏の陽斗」

陽斗「...よろしく、」

美里「彼氏?!陽斗が、?」

陽菜「でも、本当の彼氏じゃないからね...って、え?なんで知ってるの、?」

美里「え?」

陽菜「陽斗は私が死ぬまでの彼氏。」

美里「そうなんだ、」

陽菜「ふたりは、知り合い?」

陽斗「美里は親が仲良いだけだから。それで知ってるだけ」

陽菜「そっか」

美里「あ、ごめん。そろそろ行かなきゃ」

陽菜「うん。今日はありがとね、美里。バイバイ」

美里「うん。バイバイ」


陽斗「...今日は、2つ目のやつ?」

陽菜「うん。『親友に彼氏を紹介する』っていうやつだよ」

陽斗「そっか。3つ目ってなに?」

陽菜「えっとね、『手を繋ぐ』」

陽斗「手か、」

陽菜「...嫌ならいいよ、また今度にしよ、」
(手を繋ぐ)

陽菜「えっ」

陽斗「いいよ、やらなきゃ付き合った意味ないでしょ」

陽菜「...っ、ありがとう」

陽斗「いいえー」

陽菜「ほ、本当は繋ぎたくなかったでしょ!だったらいいよ、」

陽斗「...繋ぎたくなかったら、恋人繋ぎなんてする?」

陽菜「え?これが、恋人繋ぎなの?」

陽斗「え、?知らなかったの?」

陽菜「うん、」

陽斗「はぁ、まじか」

陽菜「だって、恋愛なんてわかんないから、」

陽斗「じゃあ俺が教えてあげるよ。全部」

陽菜「っ、うん!」

Yuzuki.🌸・2024-03-19
きみと、1年の花束。
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STORY.3 そんな自分が嫌だから。
逃げてしまった。陽菜から
さっき、陽菜に彼氏が出来たと
紹介された

それが陽斗だったなんて、、

私、齋藤美里は昔から陽斗のことが
好きだった。

だから私はあの場から逃げた、
なにしてんだろう、私は。

(LINE)
陽斗 今、会える?

美里「(陽斗からなんて、めずらしい、)」

美里 会えるよ


(橋)
陽斗「あ、ごめん。急に呼び出して」

美里「うんん。」

陽斗「...今日のこと、驚いた?」

美里「え、」

陽斗「だから、逃げたんだろ?」

美里「(なんで、わかるの、)
...ごめん、陽斗が陽菜の彼氏なんてって思ったら驚いちゃってさ」

陽斗「そっか、」

美里「...ごめんね、」

陽斗「いや。...あと、美里ってさ、
俺のこと好きなの、?」

美里「え?」

陽斗「なんか、思って」

美里「え、、(どうしよう、これ、、)」

陽斗「...冗談だよ。忘れて、」

美里「う、うん」

陽斗「家まで送るよ」

美里「え、いいよ。大丈夫」

陽斗「いや、こんな遅くにひとりで帰らせるのも、」

美里「ねえ、陽斗!」

陽斗「ん?」

言わなきゃ、言ったら私はちゃんと、
陽菜に応援ができる。

親友に嘘ついて、居たくない。
そんな自分が嫌だから。
決めた。言おう。

美里「私、陽斗のことが好き」

陽斗「え」

美里「でも、もう諦めるから。」

陽斗「美里、」

美里「陽斗は、陽菜こと守ってあげて」

陽斗「...なんで、俺のこと、」

美里「ずっと好きだったよ。優しくてかっこいい陽斗が。好きだったよ」

陽斗「美里。...ごめん」

美里「...いいの、もう。でも、なんで陽菜と付き合ったの、?」

陽斗「...」

美里「陽菜とは喋ったことなかったのに、、なんで?」

陽斗「俺の人生、変えてくれそうだから。」

美里「...そっか。」

陽斗「うん。」

美里「じゃあもう忘れたの?沙良のこと」

陽斗「っ、...沙良は、」

美里「似てるもんね、陽菜と。そっくり」

陽斗「...」

美里「本当に、さっきのこと思ってるの?陽菜と沙良が似てるから付き合ったんじゃないー」

陽斗「...っ、黙れ。」

美里「っ、ごめん、言いすぎた。帰るね」

陽斗 「...」


陽菜「美里、お昼食べに行こ」

美里「うん」

(ドアの前にいる)
真斗「あ、いた!陽菜ちゃーん!」

陽菜「え、私?!」

真斗「そう、君!ちょっと来て」

陽菜「う、うん」

美里「...」

真斗「...」

Yuzuki.🌸・2024-03-20
きみと、1年の花束。
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STORY.8 俺は陽菜のこと好きだよ
陽斗「どーぞ」

陽菜「わー!ナポリタンだ!美味しそう」

陽斗「『彼氏の手作り料理を食べたい』って書いてあったから」

陽菜「ありがとう。これ撮っていい?」

陽斗「いいよ」

陽菜「ありがとう。」

陽斗「...」

陽菜「いただきます!...(もぐもぐ)美味しい、!」

陽斗「よかった。」

陽菜「ねえ、陽斗」

陽斗「ん?」

陽菜「私の彼氏になってくれて、ありがとう」

陽斗「どうしたの、急に」

陽菜「本当の彼氏じゃないけど、嬉しかった。ありがとう」

陽斗「...うん、」

陽菜「もう、半年しかないからさ、伝えたかったの。」

陽斗「そっか、」

陽菜「うん、」

陽斗「じゃあ俺も伝えたいことがある」

陽菜「ん?」

陽斗「俺は陽菜のこと好きだよ」

陽菜「え、?」

陽斗「陽菜と付き合うってなった時
最初は、陽菜のこと利用してたのかもしれない。...沙良と似てるからとか、陽菜と居たら、沙良のこと忘れられるとか、そんなこと考えてたのかもしれない。でも、陽菜と、一緒にいるうちに、本当に陽菜のこと好きになってて、俺は陽菜の願いを叶えるための
彼氏なんだって思ってる。だけど、
俺は本当の彼氏にはなれない。
...陽菜だってわかってるはず。
本当に好きになったら辛いから。
俺たちが一緒にいれる時間は
タイムリミットが決まってるから。
だから、俺は、これだけは伝えたい。
陽菜、好きだよ。」

陽菜「っ、陽斗。私も好きだよ、、大好きだよ、、」

陽斗「っ、...俺からの、お願い聞いてくれる?」

陽菜「うん、」

陽斗「嫌じゃなければ、俺と本当に付き合ってくれますか?」

陽菜「陽斗、、」

陽斗「辛いってことはわかってる。だけど、中途半端でいる方が辛いから。」

陽菜「...付き合いたい、陽斗と付き合いたいです」

陽斗「ありがとう。...陽菜?」

陽菜「ん?」

陽斗「42個目のやつ、やってもいい?」

陽菜「え、、それって、」

陽斗「キスだよ。」

陽菜「...」

それは、私が一番に叶えたかったやつだ。
どうしてって?そんなの聞いたからだ。
私のお母さんから。

-12年前・当時6歳-
陽菜「ねえ、お母さん」

母「んー?」

陽菜「お母さんは、お父さんといつちゅーしたの?」

父「ゴホッゴホッ(コーヒーを飲んでむせる)」

母「いつかしらねぇ、したの」

父「結婚式の時か、?」

母「その後もしたでしょ。」

父「したな、」

陽菜「ちゅーはさ、いつするやつなの??」

母「したいときに、していいのよ」

父「そうだぞー」

陽菜「誰でもしていいの??」

父「それはだめだ。」

陽菜「なんでー?」

母「いい?陽菜。ちゅーはね、大切な人とするものなのよ。」

陽菜「大切な人?」

母「そう。好きな人よ。だから、お母さんとお父さんは陽菜にちゅーしてるでしょ?」

陽菜「うん」

母「大切な人とするために、とっておきなさいね。」

陽菜「うん」


陽斗「いいの?しても」

陽菜「うん」

陽斗「...」

陽菜「...」

私の大切な人。それは、陽斗なんだ。

Yuzuki.🌸・2024-03-31
きみと、1年の花束。
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これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に15作品あります

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STORY.6 なぜか、君のことが好きになってるの
美里「じゃあ花火の時まで、自由行動ね。またここに集まろ」

陽菜「うん」


陽斗「なに、食べる?」

陽菜「んー、たこ焼き」

陽斗「買ってくるよ。」

陽菜「でも、」

陽斗「いいの。俺に買わせて」

陽菜「...ありがとう」

陽斗「いいえー」

陽菜「(聞かなきゃ、陽斗に。)...っ、」

陽斗「買ってきたよ。」

陽菜「ありがとう。...あ、あのさ!」

陽斗「ん?」

陽菜「聞きたいことがあるの。」

陽斗「聞きたいこと、?」

陽菜「うん。」


美里「あのふたり、大丈夫かなー」

真斗「美里はさ、偉いよ。陽菜ちゃんのために自分の思いを伝えるなんて」

美里「っ、陽菜のためなんかじゃない。自分のためだし」

真斗「そうなの?」

美里「真斗にはわかんないでしょ。こんな気持ちなんて」

真斗「わかんないよ。でも、好きな子がそんな気持ちになってるなら俺は、その子を俺が大切にする」

美里「え、」

真斗「俺、美里が好きなんだよね。」

美里「え、?」

真斗「返事はいつでもいい。待ってるね。」

美里「う、うん」


陽斗「聞きたいことって、?」

陽菜「陽斗は、さ、どうして、私と付き合ってくれたの?」

陽斗「え」

陽菜「付き合って人とわたしが似てたから?」

陽斗「陽菜、」

陽菜「どうなの?こたえてよ」

陽斗「...陽菜、そんなことどこで」

陽菜「その人のことが、忘れられなくて、私と付き合ってくれてるの?それなら、もういいよ。そんなの、嫌だから」

陽斗「陽菜、...全部話すから。聞いてくれる?」

陽菜「うん、」

陽斗「付き合ってた人が、陽菜と似てるのは事実。だけど、沙良のことはもう、考えてもないし、忘れないように陽菜付き合ってるわけじゃないから。俺は、陽菜がやりたいことを叶えるために、陽菜と付き合ってるだけだから。」

陽菜「...その人は、沙良さんって言うの、?」

陽斗「うん、もういないんだけどね。」

陽菜「え、?」

陽斗「...陽菜、?」

陽菜「っ、ごめんなさい、こんなこと聞いちゃってごめんなさい、、(泣きながら言う)」

陽斗「陽菜、」

どうしても、陽斗に言えないことがあった。
私は陽斗のことが本当に好きになってるってことを
だから、陽斗のことをもっと知りたい。

陽菜「そろそろ、時間だね。戻ろっか、」
(陽菜の腕を掴む)

陽菜「え、?」

陽斗「行かなくても良くね?」

陽菜「なん、で?」

陽斗「俺たちで見ればいいじゃん。俺はそうしたい。」

陽菜「陽斗、」

Yuzuki.🌸・2024-03-29
きみと、1年の花束。
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LASTSTORY なにがあっても、私は陽斗のことが大好きです
美里「陽菜!陽菜、死んじゃだめ!!生きなきゃだめだよ!!」

陽菜「...」

美里「っ、、陽菜!!」

(電話)
美里「(出てよ、、お願いだから)」

陽斗「もしもし?」

美里「っ、陽斗!陽菜が!!」

陽斗「どうした、?」

美里「陽菜が大変なの!早く来て!」

陽斗「...うん。」


陽斗「っ、美里、」

美里「陽斗、、真斗、、」

真斗「陽菜ちゃん、大丈夫なの、?」

美里「わかんない、」

陽斗「...」

医者「意識が戻りました!!」

美里「え、陽菜、!」

陽菜「...み、みんな、?」

美里「っ、」

真斗「っ、」

陽斗「陽菜、」

陽菜「陽斗、なんで、、」

陽斗「俺と、別れたかったの、この理由か、?」

陽菜「っ、、陽斗と一緒にいたら、陽斗が可哀想だから、、わたしも、陽斗と居ると、辛くなっちゃうから、、ごめんなさい、、」

陽斗「陽菜、」

陽菜「今日、来てくれてありがとう、、」

陽斗「っ、陽菜!まだ、やりたいこと2個残ってんじゃん!!死ぬなって、俺は、陽菜とずっと一緒にいたい。大切な人をもう失いたくない、、陽菜、、死ぬなよ、、」

陽菜「2個、、じゃあ、今するね、、」

陽斗「え、」

陽菜「私は、陽斗が、田坂陽斗が、夢を追いかける陽斗が、世界でいちばん大好きです。」

陽斗「陽菜、、」

陽菜「夢、頑張って目指してね。」

陽斗「陽菜!」

美里「陽菜!」

真斗「陽菜ちゃん!」

陽菜「...」


(2年後)
あれから、2年が経った
俺はシンガーソングライターになって、曲も大成功
そして今日はLIVEの最終日だった。

陽斗「今日は楽しんでくれましたか!」

歓声「いえーーーい!!」

陽斗「では、最後に新曲をみなさんに披露します!」

歓声「ふぅーーーー!!」

陽斗「この曲は昔、僕に大切な人がいて、でも、自分が会った時から、余命を宣告されていました。それでその思いをこの曲に詰め込んで、みなさんに届けたいなって思っています。それではいきます。“運命”」

君は僕が出会った時から、自分がこの世界から消えるだなんて思ってて、僕の夢を聞いて憧れをもってた。

陽斗『そう。俺、シンガーソングライターになりたくて』

陽菜『そうなんだ、、いいなぁ。夢を目指せるなんて、羨ましいなぁ、』

君はいつでも笑顔で。僕に元気をくれて、たくさんいろいろあったけど、最高の日々だったよ。

僕は君がいたから、いつも楽しかったんだ。いつまでも君がいれば良かったなんて思ってる


スタッフ「陽斗さん。」

陽斗「はい。どうしました?」

スタッフ「なんか、陽菜さん?という方のお母さんだそうです。」

陽斗「え」

母「どうも、、」

陽斗「どうも、」

母「少しお話出来ないかしら」

陽斗「はい。」


母「急にごめんなさいね、来てしまって」

陽斗「いえ、」

母「今日は、陽菜のことで、話に来たの」

陽斗「陽菜のことですか」

母「そうなの。1年間ね、陽菜の部屋にまともに入れて居なかったの。でも、最近、入れるようになって、これ、見つけたの。」
(手紙を渡される)

陽斗「これ、」

母「たぶん、陽菜が書いた手紙だと思うんだけど、」

陽斗「ありがとうございます」

母「陽斗くん。」

陽斗「はい、」

母「陽菜のこと、ありがとね、」

陽斗「いえ、こちらこそです。」

母「それとこの、やりたいことノート。貴方に持ってて欲しいの。その方が陽菜は嬉しいと思うから。この、アルバムも全部。陽菜のこと、好きじゃなくなったら、いつでも、返しに来ていいからね。」

陽斗「...俺は、陽菜さんのこと、嫌いになったり、しませんよ。」

母「っ、、ありがとう。」


陽斗「陽斗へ、」

陽菜「陽斗へ」

陽斗へ

お元気ですか?夢、叶いましたか?

私は今、この手紙を書いています。

何書こうかずっと、陽斗のだけ、悩んでました。

陽斗は私の初恋でした。

最初は彼氏ってだけで、好きでもなんでもなくて、

付き合ってるのは、私のやりたいことを叶えてくれるって

それだけの彼氏でした。でも、陽斗のことが

最近気になってきて、陽斗のことをもっと知りたいなって

思いました。陽斗はいつもかっこよかった。

優しくて、優しくて、陽斗が、私の彼氏でよかった

大好きな私の彼氏くん。それは陽斗だけだよ

陽斗が大好き。嫌いって言ったりしてごめんね

私は陽斗のこと、一度も嫌いになったことないよ

私は陽斗のこと、大好きなんだ。

誰よりも、大好き。

私と、出会ってくれて、付き合ってくれて、

やりたいこと、一緒にやってくれて、

ありがとう。

あと、2つ。99個目は、この手紙を書くこと

100個目は、また陽斗に会うこと。

出来ればいいな、、

いつまでも、幸せにね。

陽菜より

陽斗「っ、、陽菜、、ありがとう。」

陽菜と会えて、良かった。

Yuzuki.🌸・3日前
きみと、1年の花束。
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STORY.4 どこがいいの?
真斗「ごめんね、呼び出して」

陽菜「いいえ、大丈夫ですけど、えっと、」

真斗「俺の名前でしょ?田中真斗、陽斗とは幼なじみ」

陽菜「そうなんですね、」

真斗「ねぇ、陽菜ちゃんさぁ、陽斗の彼女なんでしょ?」

陽菜「え。あ、はい」

真斗「そっか、だよね。思った通り」

陽菜「なんでですか、?」

真斗「陽菜ちゃんさ、陽斗のどこを好きになったの?」

陽菜「え、」

真斗「...答えられない?」

陽菜「私は、夢を目指す陽斗が好きなんです」

真斗「どうして?」

陽菜「...私には、夢なんて目指せないから、」

真斗「なんで目指せないの?目指そうと思えば目指せるのに」

陽菜「...それは、」

陽斗「おい、真斗。そこまでにしろ」

真斗「陽斗、」

陽菜「...」

陽斗「陽菜、戻っていいよ。」

陽菜「え、でも」

陽斗「いいから。早く、美里が待ってるから」

陽菜「うん」
(走っていく)

陽斗「...なんで、陽菜を呼んだ?」

真斗「気になったから。陽斗がどんな子と付き合ったかって」

陽斗「俺に聞けばいいじゃん」

真斗「直接会って話したかった。陽菜ちゃんと」

陽斗「っ、お前、」

真斗「どこがいいの?陽菜ちゃんの。...やっぱり、顔なの?沙良と似てるから、」

陽斗「...違う、」

真斗「...嘘つけ、あの子さ、言ってたよ?陽斗のどこが好きなのって聞いたら、夢を目指す陽斗が好きなんだってさ。」

陽斗「え、」

真斗「もしかして陽菜ちゃん、死ぬの?」

陽斗「...はぁ、放課後教えてやるから、空けとけよ」

真斗「わかった。」


(放課後・教室)
陽菜「...」

真斗「...で、教えてくれるんでしょ?」

陽斗「あぁ。」

陽菜「な、なにを、?」

陽斗「陽菜は、余命1年なんだ。」

陽菜「っ、」

真斗「え?」

陽斗「だから、俺はそのための彼氏だから。もう、陽菜にあんなこと聞いたりすんな。」

真斗「...わかった。ごめんね、陽菜ちゃん」

陽菜「いえ、」

陽斗「...」

真斗「こんなこと言ってごめんなんだけどさ、俺と仲良くしてくれる?」

陽菜「え、」

真斗「いやなら、いいんだけど、」

陽菜「いいですよ!しましょ、仲良く!」

真斗「ありがとう」

Yuzuki.🌸・2024-03-22
きみと、1年の花束。
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これは、余命1年のひとりの少女
“陽菜”と

夢を追いかけるひとりの少年
“陽斗”の物語。


俺、田坂陽斗は小さい頃からの夢、シンガーソングライターを目指す

だけど、そんなこと上手く、簡単にいかない

諦めようと思った時、名前も知らない、余命1年の同い年の少女と出会った

俺に少女は言った。

『夢を目指せるなんて、羨ましいなぁ』

と、そう言った。

夢は無いのかと聞くと、私はないなぁと答えた。

少女と出会うのはこれで最後だと思っていた

だけど、また出会ったんだ。

少女と。

そして、少女は言った。

『私の名前は、陽菜。貴方の名前は?』

と聞かれて、陽斗と答えた

陽菜は俺に言った。

『嫌じゃなければお願いがあるの。死ぬまで、私の彼氏になって欲しい』

と言った。

なぜか俺は、いいよと答えてしまった

-プロローグ 陽斗-

Yuzuki.🌸・2024-03-17
きみと、1年の花束。

STORY.10 私の選択肢
陽菜「だから、言ってるじゃん!私たち、もう別れよ。それで、もう私にも会わないで!」

陽斗「陽菜、」

私、佐伯陽菜。余命なんてなきゃ、陽斗とずっと一緒に居られたのに。あーあ、なんであんなこと言っちゃったんだろう、なに後悔してんだ私。陽斗が悲しまない方法あれしかなかったじゃん。ごめんね、陽斗。


医者「もうそう簡単に長くはもたなくなって来ましたね。」

母「そ、そんな、、」

陽菜「私、もう死ぬの?」

医者「...そうですね、、陽菜さん。」

陽菜「はい。」

医者「助けられなくて、すいませんでした。」

陽菜「先生、」

母「先生、、」

陽菜「先生は、なんも悪くないよ。治せない病はあるんだからね、」

医者「陽菜さん」

陽菜「また会おうね」

医者「はい」

陽菜「ありがとうございました」

母「ありがとうございました」
(お辞儀する)


陽菜「お母さん、先帰ってて」

母「え、?」

陽菜「私、会わなきゃ行けない人がいるんだ。」

母「...ついに、陽菜にもそんな人が出来たのね、、」

陽菜「うん、」

母「っ、ん、...ごめんねぇ、丈夫な体で産んであげられなくて、、」

陽菜「お母さん、っ、お母さんはなんにも悪くないよ、、私、お母さんとお父さんの子供で生まれてきてよかった。」

母「陽菜、、陽菜は私たちの自慢の娘よ。」

陽菜「っ、うん!」


陽斗「なに、?話って」

陽菜「...陽斗、私と別れようよ」

陽斗「え、?」

陽菜「なんかさ、陽斗と付き合ってたらさ、陽斗のこと巻き込んじゃったなって思っちゃって」

陽斗「陽菜、」

陽菜「だからさ、!別れちゃお!私たち、お似合いじゃなかったんだよ。運命ってやつ。そんなじゃなかったんだよ。」

陽斗「...俺は、陽菜が死ぬまで、、絶対に別れたくない。俺は陽菜のことが好きだから!大好きだから」

陽菜「っ、、なんなの、ばか、(ボソッ)」

陽斗「陽菜!」

陽菜「だから、言ってるじゃん!私たち、もう別れよ。それで、もう私にも会わないで!」

陽斗「陽菜、」

陽菜「もう、私、陽斗のことなんて好きじゃないから!(泣きながら言う)」

陽斗「っ、」

陽菜「じゃあね」

陽斗「っ、陽菜!」
(陽菜が走っていく)

陽斗「なんで、、」

陽菜「大好きだよ、、陽斗、、(ボソッ)」

それから、私たちは会っていない。
一度も。

(病室)
美里「ねぇ、よかったの、?陽斗と、」

陽菜「なに、が、?」

美里「別れて、本当によかったのって」

陽菜「しょうが、ないよ、あれしか、陽斗をわたしから、離す、の、出来なかったでしょ、?」

美里「そうだけど、!」

陽菜「でも、私には、あれ、しか、選択肢が、なかったの、、わたしは、今でも、陽斗のことが、、」
(気を失う)

美里「...え、陽菜、?陽菜!ねえ、陽菜!!陽菜!!陽菜ーー!!」

陽菜「...」

Yuzuki.🌸・2024-04-02
きみと、1年の花束。
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STORY.1 どうして私なんだ。
医者「これから話すことをよく聞いてください。陽菜さんは、余命1年です。」

これが始まりだった。
私は余命1年を宣告された。
高校3年生の春。なんでこんなことって思ったけど
これが私の人生らしい。

(公園を歩いている)
陽菜「...なんで、どうして私なんだ。(ボソッ)」

陽斗「あの日を境に君との距離が 縮まったんじゃないかって思ってるのは 僕だけ...あ、どうも、」

陽菜「...こんにちは、」

陽斗「...どうしたの?なんか体調悪そうだけど、?」

陽菜「...実は、余命1年ってお医者さんから言われちゃって、」

陽斗「え、」

陽菜「だから、どうしよって考えてて、」

陽斗「そうなんだ、」

陽菜「...それで、やりたいことノートっていうのを作ったんです」

陽斗「やりたいことノート?」

陽菜「はい。親友とやりたいことと、...その、」

陽斗「?」

陽菜「彼氏をつくることです」

陽斗「彼氏、いないの?」

陽菜「出来たことなんてないです」

陽斗「そうなんだ。」

陽菜「そういえば、さっき歌ってた曲って、恋するっていう歌?」

陽斗「そう。俺、シンガーソングライターやりたくて」

陽菜「そうなんだ、、いいなぁ。夢を目指せるなんて、羨ましいなぁ」

陽斗「...夢、ないの?」

陽菜「ないよ、あっても意味ないからさ」

陽斗「そっか、」

陽菜「じゃあ私そろそろ行くね。またね」

陽斗「うん」

またなんて、ないのに。
どうしてまたねだなんて言ったんだ。


陽斗 母「ちょっと花束買ってきてくれない?」

陽斗「え、花束?」

母 「そう、花束。今日お父さんのところに持ってくから」

陽斗「わかった」


(花屋)
陽斗「...これでいいのか、?」

陽菜「あ、この前の」

陽斗「あ、こんにちは」

陽菜「ここよく来るの?」

陽斗「たまに。」

陽菜「そっか」

陽斗「君は?」

陽菜「私は、来たい時に見に来るの。」

陽斗「そっか。」

店員「ありがとうございました」


陽菜「あのさ!」

陽斗「ん?」

陽菜「私の名前は、陽菜。貴方の名前は?」

陽斗「...陽斗」

陽菜「陽斗ね。...お願いがあるの」

陽斗「なに?」

陽菜 「...嫌じゃなければお願いがあるの。死ぬまで、私の彼氏になって欲しい」

陽斗「え」

陽菜「私が死ぬまででいいの。」

陽斗「......いいよ。なってあげる、彼氏に」

陽菜「ありがとう」

これが、私たちの恋の始まりだった。

そして、儚くて、

切ない恋でもあった。

Yuzuki.🌸・2024-03-18
きみと、1年の花束。
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STORY.7 お泊まりデート
美里「あー」

陽菜「どうしたの?」

美里「花火大会色んなことありすぎたよ、、」

陽菜「え?美里なんかあったの?!」

美里「うん、いろいろと」

陽菜「もしかして、真斗に、?!」

美里「そ、そのもしかしてです。」

陽菜「まじ?!よかったじゃん!返事はどうしたの!」

美里「いつでもいいって、言ってた。」

陽菜「そっか。」

美里「真斗が言ってくれた日からずっと前のことを考えてたの。そしたら、なんで私にあんな優しかったのかとか、その理由が私のこと好きだったからとか、そう思ってさ、」

陽菜「いいじゃん。真斗は美里のこと好きなんだよ」

美里「そうなのかな、、」

陽菜「そうやって、思いを伝えてくれるってことはそうだと思うよ。」

美里「陽菜、、そうだよね。私、ちゃんと真斗に気持ち伝えてくる。」

陽菜「じゃあ、ふたりでどっか行って、それで返事したら?」

美里「それいいかも!」

陽菜「うん。」

美里「それで、陽菜はなんかあったの?」

陽菜「私は、、なんもないよ。」

美里「そう?」

陽菜「うん。なんもなかったよ。」

なんもなかった。あれがなんもなかったなんて言えるわけない。あの時、陽斗は私をまた好きにさせた。

-花火大会の日-
陽斗「俺たちで見ればいいじゃん。俺はそうしたい。」

陽菜「陽斗、...でも、美里たちが待ってるし、」

陽斗「...俺といるの、嫌?」

陽菜「嫌じゃないけど、、」

陽斗「じゃあ、一緒に見よ。」

陽菜「なんで、私とふたりで見たいの、?」

陽斗 「陽菜と一緒にいたいから。」

陽菜「っ、(私もだなんて言えるわけがない。だって、この関係は本当の“恋人”じゃないんだもん)」


陽斗「今日はなにしたい?」

陽菜「んー、、」

陽斗「見せて。俺が決めてあげる」

陽菜「うん、」

陽斗「...あと、60個か、」

陽菜「うん」

陽斗「じゃあ今日これやろ」

陽菜「え」

『お泊まりデート!』

陽斗「俺ん家、おいでよ」

陽菜「でも、急に行くなんて、、」

陽斗「大丈夫。俺、ひとり暮らしだし」

陽菜「え、?そうなの?」

陽斗「うん。だから、おいでよ」

陽菜「いいの、?」

陽斗「うん、いいよ」

陽菜「わかった。」


陽斗「どーぞ」

陽菜「おじゃまします」

陽斗「あ、靴とかその辺に並べとけばいいよ。」

陽菜「うん、」

今夜は大変なことになりそうです、、

Yuzuki.🌸・2024-03-30
きみと、1年の花束。
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【きみと、1年の花束。】
佐伯 陽菜 さえき ひな(17) 余命1年と宣告され、“やりたいことノート”に書いてあることを全制覇をしたい。

田坂 陽斗 たさか はると(18) シンガーソングライターを目指す。ある日突然、陽菜の彼氏になることにー?!

齋藤 美里 さいとう みさと(18) 陽菜の親友。余命1年と聞き、いろいろ協力することに

田中 真斗 たなか まなと(18) 陽斗の親友。陽斗に彼女ができたと聞いて驚く。

Yuzuki.🌸・2024-03-17
きみと、1年の花束。

これは、余命1年のひとりの少女
“陽菜”と

夢を追いかけるひとりの少年
“陽斗”の物語。


私、佐伯陽菜は、余命1年を宣告された高校3年生

卒業も出来るか分からない。今はそんな状況だ。

余命を宣告されたのは、一昨日の朝。

ただの睡眠不足で倒れたと思ったのに、

違かったらしいんだ。今年が最後の1年

私の人生で最後の年。

それで考えたんだ。

私は、“やりたいことノート”というのを作った。

これを頑張って全制覇する!そう決めた。

その中で1番大変なのは、“彼氏”という枠

17年間生きてきた中で、2、3回しか恋したことがない。

だから、彼氏を作ろうと思った。

でも彼氏は作るものじゃない。見つけるものだ

いわゆる運命ってやつ

でも、そんなんあるわけないって思ってるけど

今は信じたい。運命ってやつに

私にも運命の人はいるのかな、

やりたいことノートを全制覇するには

このことを美里に伝えなきゃな、

-プロローグ 陽菜-

Yuzuki.🌸・2024-03-17
きみと、1年の花束。

STORY.5 陽斗の好きだった人
最近、陽斗の幼なじみの真斗と
仲良くなった。
そこで、陽斗のことをよく聞いていて思うことがある。
陽斗には、彼女が居たってこと。
まあ、居たに決まってるけど、真斗はそれだけしか、彼女だった人のことを話してくれなかった。
だからきっと、何かあったんだって
思った。
それをなぜか私はずっと
気になっている。

陽菜「おはよ。」

美里「あ、今日早いじゃん。」

陽菜「早起き出来たから、」

美里「珍しい。」

陽菜「...やりたいことノートに書いてあることをやってもらう為に、、」

美里「もしかして、陽斗?」

陽菜「うん」

美里「なにやってもらったの?」

陽菜「んーとね、電話で起こしてもらうの!」

美里「え?!いいじゃん!」

-1時間前-
(ブーブーブー)

陽菜「んーー、電話、... も、しもし?」

陽斗「...おはよ、陽菜。朝だよー」

陽菜「ありがとう、起こしてくれて。」

陽斗「いいえー。じゃあ、また学校でね」

陽菜「うん。ばいばい」

陽斗「ばいばい」


美里「電話、楽しかった?」

陽菜「うん。」

美里「そっか。今、どのくらいやりたいことできてるの?」

陽菜「んー、...20個くらい?」

美里「お!いいじゃん。まって、何個あるんだっけ」

陽菜「100個だけど、まだ、100個目決まってなくて、」

美里「そうなの?!」

陽菜「うん」

美里「じゃああと80個だね。頑張ってね」

陽菜「ありがとう、美里」

美里「うんん。」


陽菜「真斗、ごめんね。呼び出しちゃって」

真斗「いいよ。俺も話したいことあったし。」

陽菜「話したいこと、?」

真斗「前、話したじゃん。陽斗の、彼女だった人のこと」

陽菜「うん、」

真斗「その人さ、...陽菜ちゃんと似てるんだよね、」

陽菜「え、?」

真斗「顔が似てるんだ、」

陽菜「...そうなの、?」

真斗「これ以上話すと、陽斗、嫌そうだから。聞きたければ、陽斗から聞いて。」

陽菜「うん、わかった。」


顔が、似てる、?どういうこと、?
陽斗の好きだった人は、
私と似てるの?
...もしかして、だから、陽斗は私と


美里「今度、花火大会あるけど、一緒に行かない?」

陽菜「うん。いいよ」

美里「陽斗たちも一緒だから。」

陽菜「わかった。(そこで、はっきり聞こう。)」

美里「それでさ、浴衣着ない?」

陽菜「いいね!」

美里「土曜日、買いに行かない?」

陽菜「うん!」

美里「じゃあ決まりね!」


(花火大会・当日)
美里「あ、ふたりともー!ちょっと遅れてごめん。着付け時間かかっちゃって」

陽菜「ごめんね」

陽斗「大丈夫だよ。全然」

真斗「逆にそんな走っちゃって足とか大丈夫?」

美里「大丈夫だよ」

陽菜「私も。」

真斗「そっか」

陽菜「浴衣、どう?いい感じかな、?」

陽斗 「っ、うん。似合ってるよ。」

陽菜「本当?!よかった!」

陽斗「っ、」
(陽菜を見て、何か思っている)


-2年前-
沙良「陽斗!浴衣、どう?いい感じ、?」

陽斗「似合ってるよ。」

沙良「本当?!よかった!陽斗のために来てきてよかったー!」


陽斗「(あの時の沙良と似てんなー、)」

真斗「...」
(陽斗を見て考えている)

Yuzuki.🌸・2024-03-28
きみと、1年の花束。
感想ください🫧

STORY.9 もうひとつの恋ごころ
陽斗「なんとか90個いったね」

陽菜「どれも最高だね。ありがとう」

陽斗「うんん。俺こそありがとう」

陽菜「あ、そうだ。あのふたりのこと聞いた?」

陽斗「...真斗と美里のこと、?」

陽菜「そう。」

陽斗「聞いた。真斗がなんか緊張してた」

陽菜「え、?!そうなの」

陽斗「そう。今日なんでしょ?ふたりで出かけるの」

陽菜「そうだよ。どうなるかなー」

陽斗「...」

美里『私、陽斗のことが好き』

陽斗『え』

美里『でも、もう諦めるから。』

陽斗「(大丈夫かな、、美里)」


美里「き、今日はよろしくね」

真斗「うん」

美里「あ、あのさ!」

真斗「ん?」

美里「私、返事はっきり決めてきたから!」

真斗「え、」

美里「...でも、今はまだわからない。」

真斗「...」

美里「あの日、真斗にあんなこと言われて少し驚いたけど、嬉しいかった。でも、私は真斗のこと、好きになれてない。このまま中途半端で付き合ってもいいのかなって、、真斗は嫌でしょ、?」

真斗「...それは、陽斗のことが好きだったからでしょ?まだ、陽斗のこと、諦めきれてないんじゃない、?無理して、俺を好きにならなくても、」

美里「...」

真斗「でも、俺は待つよ。」

美里「え」

真斗「俺は、美里と付き合っても、俺をたくさん好きにされる、そんな自信しかない。だから、強制とは言わない。でも、俺は美里と付き合いたい。」

美里「真斗、」

真斗「嫌なら別にいいんだけど、」

美里「嫌じゃない、よ?...その、嬉しいっていうか、なんていうか、」

真斗「本当に、?」

美里「あ、あんまこっち見ないでよね!」

真斗「...あ、顔真っ赤。可愛い」

美里「ちょっと、!やめてよ、!!」

真斗「...えなんでよ、見せて。可愛いから」

美里「や、やだよ!」

真斗「なんでよー(あー、がちで可愛い)」


陽菜「あとちょっと頑張ろうね」

陽斗「うん、」

陽菜「家まで送ってくれてありがとう」

陽斗「...うん」

陽菜「...」

陽斗「また明日」

陽菜「また明日ね」

なぜか最近怖いんだ。
陽菜と“また明日”っていうのが、
それは、何故だろうか。
まだ時間はあるのに、

(陽菜の部屋)
陽菜「...」

陽斗『また明日』

陽菜「また明日なんて、まだ私にはあるのかな、、ゴホッゴホッ」
(手のひらに血がついている)

陽菜「あーあ、だめだこれ、、」

その日思ったんだ。もう、私はここには居られないって

Yuzuki.🌸・2024-04-01
きみと、1年の花束。
感想ください🫧

これは、余命1年のひとりの少女
“陽菜”と

夢を追いかけるひとりの少年
“陽斗”の物語。


私、齊藤美里は親友の陽菜に余命1年と

宣告されたことを伝えられた。

小学校の頃からずっと一緒の陽菜が

今年で一緒に過ごせるのが

最後なんてって考えると寂しい

陽菜は私の大好きな親友。

簡単に離れられるわけがない、

そんな時にひとりの少年が現れた

その人は陽菜の“彼氏”らしい

陽菜が頼んで付き合ったなんて、

その時は驚いた。

でも、陽菜が“やりたいことノート”

というのをしたいということを知って

私は協力しようと思った

陽菜がいなくなるまで、私は誰よりも

彼女を支えようと思った。

-美里 プロローグ-

Yuzuki.🌸・2024-03-18
きみと、1年の花束。

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