#もう

もう一度、私は君に恋をする

溶かした恋を、固めて冷やした

もう恋なんてしない
そう決めていた
傷つきたくないから
思い出したくないから
それなのに
君のことばかり
考えてしまう私がいる

人間なんて

この世界なんて

大嫌いだ。

さぁ、行きなさい

あなたは、もう1人ではないのだから

君との初デートで

マクドナルドのビッグマックが
ダイスキだけど

大口を開けるの恥ずかしくて
フツーのハンバーガーを食べたよ

笑っちゃうくらいかわいらしい恋で
泣きたいくらい真剣だったよ

遠い夏の日の恋、もう手に届かない…

もう逢いたくても逢えない

携帯の写真の中だけで微笑む

連絡先が分からない君

泣き出しそうな空を見て

さよならの後に漂う雨の匂い

もうここにいない君の

残り香が漂う一人の部屋

僕は泣き出しそうに君が恋しくて

届いてますか？

私の声は

届いてますか？

私の想いは

覚えてますか？

私との思い出を


もう居ない大切な君へ

その嫌味ひとつで

自分の子供を

苦しめてるなんて

ちっとも思ってないんだろうね

愛を理由に嘘を吐いたきみは

寂しさを理由に愛を売るのね

僕等は多くを求め過ぎた

何かを手にするたびに

失っているものがあったことにも

気づかずに_

愛の欠片も感じられない

思い出さえ今は愛おしい

笑うだけが
幸せなんて事は
ないんだよ

ひらひら

桜が舞って

ぎらぎら

太陽が照りつけて

はらはら

葉っぱが落ちて

ちらちら

雪が降る

ぽたぽた

じゃあこの音は？

探して見て。
ほら、そこにいるでしょ？