#別離

夜の帳を降ろして
夜這い星となって君に逢いに行く

たんぽぽが咲く

黄色に

鮮やかに

その時は気づかなかった

君と過ごす最後の夜になるなんて

流れ星のように瞬く間に過ぎた夜

別れが文字だけになってしまうこと

どうか許して

今までありがとう、＿＿

沢山の幸せをくれるひとと

幸せな人生を送ってね

さようなら

綿毛が飛んでいく季節ですね

貴女への想いも

全て飛んでいってしまいましたよ

次へ進むために

旅立ちの時です

これまでの知らずに増えた

荷物を下ろし身軽になる

過ぎてしまえば

思い出すことはないのでしょう

夕陽に滲む

※きみを好きじゃないことにすることが
　"逃げ"なのは分かっています。

好き、大好き、そばにいたい。
伝えられなかった感情が溢れて言葉になる。
なんで今更、こんなにもかんたんに言葉が出てくるの？
君がそばにいるときに口にできなかったのにさ。

出会った頃 信じてほしいと
あなたは必死に想いを打ち明けてくれたね

すごく一生懸命で 必死で
私は心をぎゅっと掴まれた

愛を受け入れようと決めるよりも前に
きっとすでにあなたに夢中になっていた

接点のなかった私達は 引き寄せられて
運命の恋に落ちた

私達を待っているのは
輝かしい未来ではなく
別れだったなんて
知らなかった

なんて運命は残酷なのだろう

君のことなら
何でも知ってると思ってた
何でも分かってるつもりだった

君の好きな人が私じゃ無かったこと
知らない振りしてた
気がつかない振りしてた

ズルくてごめん…

宝ものを失った

その日から世界が変わった

輝いていた景色は色を失い

美味しかったケーキの味は砂を噛んだよう

想い出の美しい曲は哀しい曲となり

唇から零れる言葉は呪いの言葉

いったいどこに迷い込んだのだろう

さようなら美しい過去

また今日を生きなくてはならない

独りになって半年以上経って
最近やっと泣けるようになった
自分で選んだ道だけど
私本当は傷ついていたんだね

私の知らない何処かで
幸せになってね

付き合う時は

特別な関係

別れた後は

知らない関係

追われて離るるかわひらこ

ひらりはらりと桐一葉

水に写る月にさえ

馳せる想いは千五百秋

遠いあの世の待ち合わせ

無くてぞ人は恋しかりける