#時の流れ

時の流れははやいから

忘れてしまうものもあるけど

君からの優しさだけは

抱きしめていよう

引き出しの奥に眠る手紙
手に取ると息を吹き返すみたい
あの頃が鮮明に蘇る
これは6年前の卒業式
少し下手な字に時の流れを感じる

時の流れって速いよ






　　　　　もう1週間しかない

明日は卒業式
卒業したくないけど
時間の流れは止められないし
仕方ない事だとは
思うけど
でもやっぱり
別れが淋しくて

全 恋
て も
無 愛
駄 も
じ
ゃ
な
い
さ

「あのね　愛してる」

あなたの瞳を見つめながら

照れずに胸を張って言えるの


あなたは微笑みながら

私の頭を撫でて優しく微笑む

「ねぇ　私にも言って」

そんなわがままを言う私に

あなたは

「照れくさいよ...」そう言ったあとに

小さな声で

「あいしてるよ」って呟いた


30年以上の時を経て再び

あなたと歩む

これからの人生は

何があっても

一緒に乗り越えていけるね

見上げた空の色も雲の形も

どんどん変わっていくのに

私だけが前に進めないまま

何かの始まり

全て

終わりの始まり…

流れる道の上では光と闇の時を示すのか

あの　　星空の　彼方に
少女は　想いを　馳せ
未来の　自分に　　希望を　抱いた

やがて　　めぐり逢う　愛に
後に　　導かれる　奇跡に
憧れと　ときめきを　重ねては　　夢を　追いかけ
白い　胸の　キャンバスに　　絵筆を　走らせた


徐々に　明け初める　　東の　空は
光が　輝きを　増して　　全てを　照らしてゆく

あの頃のまま　　時が　　止まっていたなら
純粋な　心のままで　　いられたなら

あの　少女の　　延長線上には
このわたし　ではない　　別の　わたしが
立ちすくんでいた……　かも　しれない

この世(ﾏﾁ)は

全てが

未知向き一方通行

時の路地…

空を見上げて眺めていた

太陽のような向日葵が


今では目の前で

頭を下げてこちらを見てる


今もそっと佇む姿に

静かに流れる時を感じた

暑い真夏の空の下

2023.8.20 kira

「こんな事になるなら恋なんか」

でもきっと

地球が1周回る頃には

また恋をしちゃってるんだろうな

時が、夏を上書きしてゆく。
過ぎてゆくことへの安堵と寂しさ

そして痛みを残して

時が、私の心を、押し上げる。。