#月

空に浮かぶ月を眺め
君に想い焦がれていた
輪郭をぼかす朧月
縁のぼやける大切な記憶
湿った匂いに誘われて
雨に身を任せる
頭が冷えても消えない灯火
時と共に朽ちるなら
今宵は抱こう、君を想ゆる花を

クリスマスまでに

「君に会いたい」と

何回数えただろうか

いつもと違う空にいても

君が君であることに変わりはないよね

君に会いたいと思う夜は
震えるぐらいに寂しいの

知らぬ間にすれ違い行き違う心

同じ空の下で寄り添え合えない

あの太陽と月のように

久しぶりに生きた心地がしなくて

その場から早く逃げたい

全てに対して立ち去りたい

満ちた時
刻一刻と刻む時


『月が綺麗ですね。』

『手が届かぬから綺麗なのです。』







月詠みと共に
貴方は私をどう想うというのですか______？

月の光が強い夜
まだ満月ではないけれど
意識を持ってかれるくらいに堂々と光っていた
今じゃなくてもいい
君もあの月を見たのかな
見てるといいな、同じ月をね

今は離れ離れの夜だけど

いつかは君と過ごせたら

夜空を見上げて月を想う

深夜に語るもの全て僕の本音








夜が明けたら 現実へ引き戻される

この瞬間だけ この世界に浸らせて

そこで猫と目が合ったから、
道端の花が咲いたから、
月が綺麗だから、
理由なんてどうだっていい
君が好きなんだ

君の心に触れた日は

いつもよりも月が美しい

月には、色んな模様があるんだって。

私も、色んな形押し付けられた。


今度は、地球じゃなくて、

月で過ごしたいな。


でも、


今は、目に焼き付けておくね。

だって、そっちに行ったら

もう二度と、見れないから。

君への愛を語るのに

月なぞいらぬのだ

どんな姿であれ、私は君が好きだよ。