#架空ポエム

一生解けない魔法に



私はかかってしまったの＿＿。

窓辺に飛び降りた
1羽の小鳥を見て
きみは

“可愛いね、
ぐしゃぐしゃしたいくらいかわいい”
といった。


冗談はよしてよ

と、僕は
にこにこしてる君に言う。


小鳥に鼻をつつかれて笑っている君を
写真に収めた。


君と会えるのは、まだまだ先みたい。

『この恋をリプレイしますか？』




なんてさ。

ゲームじゃないんだから、

やり直せる訳が無いんだよ＿＿。

息苦しくて、
狭い世の中が嫌になって

外に飛び出してみた。

そこには、

『小さな緑』と、

『大きな青』が

広がっていた。

「ありがとう！」




"好き" って言うのは難しいから、

ただそれだけでも言いたかった＿＿。

「恋」という種を植え付けたまま、
私の前から君は去っていった。






「恋」という花を咲かせても、
なかなか抜けないのは




　　　───また君を想うから──

俺にとって「涙」とは

精一杯のSOSだから、

誰にも拭って欲しくはなかった＿＿。

“ 好き “





夢の中なら言えるのに＿＿。

「もしも魔法が使えたら……」






そんなことが起こらないのは、

自分が一番よく分かってる。

　　“ 好きです “


　　　　そ
　　　　う
　　　　言
　　　　っ
　　　　て

　貴
　方
　と
　の
　関
　係
　は
　　　　始まったはずなのに



　　　　　　　　　“ 別れよう “


　　　　たった
　　　そ
　　　れ
　　　だ
　　　け
　　　で

　　　　ー終わるー

　　　　　な
　　　　　ん
　　　　　て


　　思いも
　　　　　　　しなかったんだよーー。

貴方の記憶の中の私は

笑顔の私がいいの

ひとこと送るのにも勇気が必要で

返信までの時間がもどかしくて

きみにどう思われるかが不安で

何よりも誰よりも大切なの

パーティードレスに着替えて

あなたの開催するパーティーに向かおう。

綺麗にお化粧して…

でも、やり過ぎは禁物でしょ？


貴方からもらったリップをつけて
自信をつけよ！


会場では、誰よりも綺麗に振る舞おう。

優しくて綺麗なら、
貴方は私のことを
もっと好きになってくれるかな？


いつもより綺麗になってるかな？

化粧崩れてないかな？


貴方の前で考えることがいっぱい



でも、必ず、ずっと思ってることがあるの。









ーー 死ぬまで一生
　　 貴方を愛してる。ーー

太陽をふーって飛ばしたら

辛い朝なんて来ないのかな





♔

今日は、君に花束

を渡しに行くところ。

色とりどりの花達を
束ねてもらって、

綺麗にしてもらう。

メッセージカードには、
『いつもありがとう』
と、ひとこと。


今年も、よろしくね

と、言葉で伝えよう。