#水

水に溺れれば命を亡くす

愛に溺れれば心を失くす

溺愛が故の顛末に君を無くす

今までの努力を
全て水に流してしまった
君を守るためなら
私は覚悟を決めている

君の心の中に花が咲くように

幸せの水を注いで潤したい

いつか君色に染まるように

何度でも咲かせればいいから

貴方は澄んだ水の岸辺

私は夕闇に仄かに光る蛍

どうか私を見つけて

息をしているだけなのに

コップに水が溜まっていくから

ほんの少しの振動や

一滴追加しただけで

溢れていく。

淀んだ水に

誰が流れをつけようものか＿?

音も色も変えず 姿さえも変えず

この世界に留まることは無い

人生という道を歩み始めたから。

オーシャンビューの　ホテルの　部屋
ガラス窓の　向こうには　　広がる　海原

グラスに　ミネラルウォーター　　波々　注いで
海を　眺めながら　　ゆっくり　体に　流し込む

水……　　　なんとなく　想った

この　グラスの中の　　無色透明なのは　　水
ガラス越し　　座って眺めてる　　海も　　水
わたしの　体内を　　巡り流れてるのも　　水
あの　遠くの　入道雲が　降らせるのも　　水
報道番組で見る　川の氾濫　あの濁流も　　水


かたちこそ違っても　　同じ　水に　変わりはない

どうか　　人に　やさしい　　水で　あってほしい
そして　　地球に　嬉しい　　人に　なってゆこう

水の中に手を入れるとね

水が形を変えて手を包んでくれる

でも水から手を出すと

手から離れてついてこない

君はそんな人

冷水が靡く この晩夏に


キミという氷晶石を追いかけて


僕の蒼空 いま此処に開幕

水中から見た世界は、

泣きそうになるほど綺麗だった。

揺らいでいる水面とさざ波の向こう側、
あなたの笑顔がぼんやり見えた。
感情が潮のように心を満たした一瞬―

泣くとかもうやめた。
やめたけど、眼から自然に
水が溢れてくる。

この液体は、
なんて呼べばいいかな。

海の水は月を映して星を飲み込み、太陽を隠した

蒼き焔と
紅き水と
紫の疾風で

貴方を彩る

恋すら知らない
貴方を
染め上げる

何色に染まるのか
知るは神の御心