#沿い流れた星の雫

世界で一番幸せな

そんな死に方を君に捧ぐよ

僕が泣いたら

少しだけ、後悔してね

それだけの関係で十分だから

綺麗な想いではないし

見える愛でもないけれど


花弁を数えて微笑みあえる

そんな幸せを約束するよ

君が重ねた言葉でさえも

薄れていくのは春だからかな

君の最後の言葉になるなら

名前なんて、教えなければよかったな

不幸を分つ為でないなら

貴女を追ってはいけないのですか

咲くる想いは蕾のままに

惑う哀だけ狂い咲

君の涙で閉じ込められた

あの日の恋は、琥珀みたいだ

高く儚く美しく

弾けて消えるは

どちらともなく

愛を迷わず選べる日まで

波の綾でも渡って行こうか

忘れていいよと笑った君は

思い出だけは重なったまま

剥がれないことを知ってたんだね

影ばかりを追っていたから

君の形は、よく知っているよ

敬愛していた過去の日々

患っているだけなのだと

何時になったら気付くのだろう

手が触れることがないような

無数の星になるくらいなら

君へ雨の匂いとそよぎを運ぶ

柔らかな夜風になりたいのです

堕ちるからこそ綺麗だろうか

君に抱いたそれすらも。