#涙の理由

死にたいと願うのは

頑張った証なんかじゃない

この腐った世界から逃げる“手段”なんだ

自分のキャラを作るために

常にキャストでいないといけなくて

演じて嗚咽するを繰り返す生活

空を見て
ほら、涙がおさまるでしょう。
そうやって一つ一つ
乗り越えていくんだよ

僕の笑顔の理由も

僕の涙の理由も

いつも君に辿り着く

小さくなっていく

君の背中を見てる私の目には

温かい雫が流れていた

いつだって私が泣くのは君のせい。

この恋は私を脆く、

けれど少しだけ強くさせるの。

何度も生きる意味を考えても

涙の理由も分からないまま


泣きはらしてもまた明日は来るから

"生きてて良かった"

思える明日を願って生きる

当たり前な風景は君が居るからだよ

涙を我慢しなくていいよ

泣いてもいいんだよ？

無理して笑う理由なんて一つもない

君と目が合った

君は困ったように微笑んだ

この世界の解像度が下がっていく

私が泣くのは、

悲しいから？寂しいから？

誰かに心配されたいから？

同情してほしいから？

全部違う。

私が泣くのは認めてほしいから

守るべき涙の強さを知るために
この恋に進学します

涙の数だけ


あぁやっぱり


す
き

なんだなって

思い知らされる

呼び起こした記憶に
声を噛みころして

クッションの移り香に
顔をうずめて
なみだを温める

蜃気楼の先に
かすんだあなたの面影を
追えば追うほど

背中は逃げてゆく

ずっと、ずっと忘れられない人