#温もり

君の"温もり"を感じてしまったから

君のいない"虚しさ"も知ってしまった

繋いだ手を離さないで

私が消えないように

ずっと傍で見守っててよ


この温もりが冷めないうちは

私頑張っていけるからさ

午後４時半の曇り空
数分おきに車の音だけが寂しく響く
日中は鳥の訪問客で忙しなかった庭も
今はガランとし、息を潜めている
あと少ししたら林に帰るカラスが鳴くだろう
涼しくなり人の温もりが染みるこの時間

愛が欲しいだなんて言わないから、
この凍てついた心を溶かす温もりを頂戴

暗く寂しい街も

降り積もる白い雪と

あなたが明るくしてくれた

コスモス畑で笑うあなた

どんぐりを拾い見せてくる無邪気なあなた

木から降る楓とあなたの背中


秋は寒いけど大人っぽいあなたが

子供になるから心が温まるんだ

君からの贈り物を抱いて

君がそばに来てくれると祈った

貴方の

肌の温もりを

優しく感じていたら

ドキドキが止まらない

ほらあともう少し手を伸ばして

小指が教えてくれる絆の海

親指が数えてきた栄光の未来

この広い世界で大切なキミと

両手で寄り添えるって素敵な事だから

不安や壁が多すぎて

今が一番幸せなこと

忘れちゃいそうだよ

公園を歩きながら

手が触れる時に思うんだ君と 「手繋ぎ」

でも強がりな君は僕と「距離」を置く

だから僕から手を添えるんだよ

そろそろ振り向いてくれますか

赤茶に煌めく 君の姿

手に触れた温度が

懐かしさを教える

元気にしてますか 愛しい人

無理をしていませんか 大切な人

君を想うとこころ騒めく
消えかけた温もりが
冷え切る前に
もう一度君に逢いたい
我儘な想いだけが
君を追いかける

思ってる感情を全て

吐き出せたら

素直になれますか

立派になれますか

私から温もりを求めるだけで

私に温もりを求める人はいない

それが少しだけ寂しい