兎瀬 瑠雫・2022-01-30
命の価値観
犠牲
守るもの
生きる意味がないとか
生きても仕方ないとか
生きる理由とか
そんな事考える前に
幸せを掴んで。
生きる意味がないなら、
この世に生まれてこなかったはず。
何かを犠牲にしてでも
君は“生きる”使命がある。
遠い世界のどこかで
僕の不幸が報われますように
力の抜き方がわからなくて
逃げることも苦手で
もっと頑張らなきゃって
私が頑張ればいいんだって
そうやっていつも
自分を犠牲にしてしまう…
優しかった過去を犠牲にしてでも
護りたいのは君との未来だけだから
たくさん我慢してきた
私が犠牲になればいいって
みんなが幸せなら
それでいいんだって
だけど
私だって幸せになりたい…
回れ右した勇気と
お行儀の悪い正義が
平和を勘違いさせる
覚悟とは、
自分を犠牲にすることではない
覚悟とは、暗闇の荒野に
進むべき道を切り開く事だ
貴方が貴方らしくいるために
犠牲が必要だと言うのなら
私が喜んで身を捧げましょう
この世界は
愛と犠牲
でできているのに
なんにも知らない僕らは
生まれた時から大きな罪を背負っている
あなたは世界のために
誰かを犠牲にしますか?
それとも
誰かのために
世界を犠牲にしますか
犠牲がなければ保てない平和
そんなのを平和と思う僕等
僕等は皆地獄で人を喰うのさ
全てを捧げれば愛してくれる?
けれど
私は貴方の欲する全てを持っていない
『優しい世界になろう』
それが通用する世の中なら
誰もがその言葉を真に受けてくれるなら
この世に殺人だの自殺だのはないはず。
優しいって……そういうこと。
私を含め誰もが
自分が幸せになりたいと思い、
今よりもいい生活や人生を望むが故に
誰かを犠牲にしなくてはならない。
この世は魔法なんてものないから。
パラレルワールドが目の前にあるわけでもないし
同時に全てできる訳でもない。
時間は限られていて過ぎていく。
その日々で何かを叶えたいのなら
何かを捨てて行かなければならない。
捨てる=犠牲にする。
それが全て物事ではない。
人間も動物だから他人の人生を犠牲にして
這い上がっていく。
多くの願いが潰されて
多くの人生がなくなって
それでも、まだ幸せを願う。
平和や優しさを願う。
……人間がいかに愚かな生き物かがよくわかる。
人間に生まれた者同士
愚かになろうじゃないか。
昔の人間が愚かだったのに
私達が愚かであってはいけないなんて
フェアじゃないからね。
愚かなまま今まで過ごしたんだから
愚かなままで過ごしていこう。
きっと愚かなことには変わりないだろうから。
誰かを救うと言うことは
誰かが犠牲になるということ
どうして人はこんなにも
愚かで儚い生き物なんだろう
今日も
明日も
誰かの幸せを願いながら
自分を犠牲にしてる
そんな人が何処かにいる