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みうチャン
💓ありがとう💓
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⚠妄想⚠
地雷踏んだらごめんなさい🙏💦
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今回のお名前は
みう
で統一させて頂きます🕊
ご自身に変換してお読み頂いて構いません😌
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〈青春〉
Souya Igari×みう
「蒼弥くんってさ」
5月某日、放課後の教室。
日直の仕事で一緒になったみうさんは
「5月なのに暑い~」とジャージをパタパタさせながらふと、話題を俺に変えた。
『なに?』
「…いや悪い話じゃ無いんだけどさ」
『え、その前置きは怖いんだけど』
なにやら怪しげな話の切り出し方だ。
みうさんに限って変な事はないと思う。
クラス替えをして1ヶ月とちょっとしか経ってないから、皆とは当たらず触らず撫で合いながら関わってる。
そんな感じでソワソワしてる中でも、みうさんは俺に1番先に声を掛けてくれた、気さくで優しい人だ。
隣の席だからってのもあるんだろうけど。
まぁそれでも、声を掛けられてからは俺の意識は必然的にみうさんに向いてしまった。全く単純。
ふとした瞬間に香る何かのいい香りとか、
髪を耳に掛ける仕草とか、友達と楽しげに話す姿とか…全てが俺の恋心を存分に擽った。
(思春期男子過ぎる、俺)
らしくないよなぁぁ、とか思うけど、まぁ俺実際思春期男子だし、みたいな。
もはや開き直ってた。
そんな高嶺の花と、今日は一緒に日直。
部活の朝練終わりの俺に「お疲れ様」と笑いかけてくれた。
とことん優しい人だ。
"その笑顔を、出来たら俺以外に見せないで欲しい。”
なんて言ったら笑うんだろうか。
いや、多分言ってる俺が笑う。やめとこ。
『…で、蒼弥くんって?』
では冒頭に戻そう。
最近伸びてきた前髪が邪魔で、
隙間から覗けば「いや…う~…」と何やら唸ってる。
悩んでる姿も可愛いなぁ、とか呑気な事考えながら
悪い事だったら嫌だなぁ、とか俺まで悩みながら
気になる言葉の続きを待った。
「…彼女、とか、いるの?」
『いないっす』
ここぞとばかりに食い気味。
それでもこれは事実ですから。
つか、俺今君にしか興味無いから。
「へぇ…」と目を泳がせるみうさん。
その質問の意味、勝手に勘違いしていいすか。はは。
「じゃ、じゃあ!好きな人は…?」
『……います、うん、いる』
目を少し見開いて「そうなんだ」と言葉を漏らす。
「蒼弥くんに好かれるなんて、良い子なんだね」
本当にそうだよ。君は優し過ぎる。
「可愛い子なんだろうな~」
その通りだよ。君は可愛い。
「あーなんか…羨ましい、って思っちゃう」
『……え?』
みうさんはハッとして「何でもない!」と口を紡ぐ。
けど俺は何でもなく出来ない、意地の悪い男だから
『それって…』
君の言葉の意味を、心の内を知りたくなった。
『その、さ…俺の事、好きだったりする…?』
沈黙。
1分も満たないこの時間が俺には長すぎる。
先程の発言からずっと俯いたままのみうさんは、
ゆっくりとその愛らしく赤らめた顔を上げた。
「そうです…って言ったら、引く…?」
『いやいや全く。てか俺も好きなんだけど』
「え?!」
またもや食い気味。
勢いで椅子から立ち上がってしまった。
しかも衝動で告白もしてしまった。
くそ、もっとカッコよくキメるはずだったのに…。
俺の姿を見て、暫く固まってたみうさんも
次第に肩を震わせて笑い出した。
「っあはは!やっぱ蒼弥くん面白いね~」
『お、面白い?俺?』
「うんっ。
だって私、初めに蒼弥くん見た時
"一緒にいたら楽しそうな人だな~”って思ったもん」
だから声掛けたんだよ、って衝撃発言。
(あー…良かった、恋してて)
思春期男子、見事青春獲得。
まだまだ知らない事多いけど
それでも君の笑顔はクラスで俺が1番見てるから
『…みうさん、俺と付き合ってくれますか?』
「うんっ、勿論!」
今度は俺の知らない君の顔も見せて欲しい。