#輪廻

春に恋をした。

桜が散るのと同じくらいにそれは終わった。

そして夏に泣いた。


秋に恋をした。

葉が枯れ落ちるのと同じくらいにそれは儚かった。

そして冬に泣くだろう。

この世界は





大きなキャンバスだと






君は言っていた








…人々が
山を崩し
建物を建て






空き地を見つけ
花を植える…







何も無い所に
何かを









存在するものに
アレンジを加える








世界は創作で出来てる









分かりきったようなこと
なのかもしれない








でも






あえて








それを語った








忘れるなと言うように








そして










寂しそうな顔で








キャンバスにも









限りがあるんだ







とも言っていた







…人間が



創造の限界を迎えた時──


この世界は
キャンバスは


どうなるんだろう…



それを







いつか







見てみたい




何百年





何億年先になるだろうか







何度も





何度も





生まれ変わって



何度も





何度も





消えていく








創造の限界と
(ｷｬﾝﾊﾞｽ）





廻る魂の限界
(描く人)



どちらが先だろう








どっちが先に終わっても









世界は成り立たない

落ちた枯れ葉は養分となって

次の春に芽吹く命を育てる。

この恋も、そうだといいな。

結ばれる前から
ずっと恋してる

これからもずっと
離したくない

時は巡り

あなたと出会った秋が来た。

幾度となく

この季節が来る度に

何度も何度も

涙する･･･

「愛」 

共依存　恐怖　心掴む相手フランドール 

凍える我が身すら照らした愛ドール 

「恋」 

ラビリンス　ラブリー　心　地獄　相手フランドール 

この距離ラブ輪廻　魅惑の愛ドール


狂　狂　狂　狂　狂　狂　
「病めて病めてってディストピア？」 

繰る繰る枢　繰る繰る枢　
「好きよ好きよってアルカディア？」 

来る狂刳る　刳る繰る刳る　
「抱いて抱いてってギフトピア？」 

佝僂暮る枢　狂　Ⅸ　流　狂　
「定め定めってナイトメア？」 

狂 から Kill 切る から Dell
「愛す愛すってボランティア？」

幸せが来世に持ち越せるなら


執着なんてしなかった

『 還りたい 』


そんな事を思う夜が


君にも有るのか

"貴方"が似合うと言ったラナンキュラス



あの大きな花を結ってくれるのは"貴方"だけなのに

どうして"貴方"は私の前から居なくなってしまったの



……いいえ、いいえ

"貴方"が居なくなったのではなくて

私が"貴方"を守れなかっただけだった




＿＿＿あんなことになるくらいなら

貴方の安らかな最期の為に、何でもする



この世の全ての人間を淘汰しても

夏が終わりを告げ

また新しい季節の風が吹く

こうして輪廻を繰り返す

何かの間違いで君と離れても
輪廻の輪にのって
何回でも君に会って
何回でもこの花火を見て
何回でも君と恋しよう

貴方ともう一度巡り会えるのなら

幾千の時を得て、巡り来る時の中で

貴方に沢山の言の葉を

花を貪る

芯から綺麗に

染まりたくて。

砂を噛む

地団駄踏んで

また振り出しに戻す。

輪廻

幾度となく　繰り返す
回る　回る　輪廻とは

魂の旅路に　行く姿かな

憂も病も　幾度の経験
刻まれた　想いが時を1000年超え
魂の進化が　物語る

鳥に　人の摂理は　分からない

鳥はただ鳥として　空高く飛びたいから
そこに　飛びたい空があるから　
羽ばたく

人はただ人として　希望を持って生きたいから
そこに　行きたい道があるから　
歩き続ける

いい人だって罪犯す

悪いことだとは一切思わずに。