#造花の花束

届かぬ想いも


叶わぬ想いも



全て偽ってしまえば


貴方にもそれは美しく見えるでしょう。

＃造花の花束

※解釈自由
※使用報告は任意です。

誰かの笑顔の為に
嘘を吐く事だってある。
貴方の幸せの為なら
どんな嘘だって吐ける。

　 ｿﾞｳｶ
この嘘で守れるのなら、
貴方の幸せに無垢な花束を。

朽ちぬことの無いこの想い

そっと君に贈らせて

[短歌]
「これで会ふのは最後だ」と
ビールをぐびぐび飲む僕や
あなたが笑つて写真撮るかな

貴方の愛はまるで造花のようね。

本物じゃない、偽物の花。

私とは遊びだったんだって

今になって気づいたの。

ショックだったけど

もう私は貴方のために泣かない。

　　　　　　　　　　　　 ｱｲ
だから貴方がくれた沢山の造花を

花束にして貴方に返すわ。

　　　　　　　　　　ｱｲ
次の恋へ進むのにこの花は

邪魔なだけだもの。

変わりたくて、変わらなくちゃ、て
もがいて足掻いて、
でも変われなくて、

気づいたんだ
本当はちっとも変わりたくなんてないんだって。
変わるのが、本当はすごくこわいんだって。

変わりゆく人生の中で

造花の花束を握りしめる

※腐向け要素注意※
※しばかれる覚悟です。※

｢トン氏！今日は月がキレイだな！｣
そう言ってグルちゃんは
トンち の隣へやって来た。
そういやぁ、今日は
スーパームーンやったっけ？

｢...僕は死んでも ええねんけどな...｡｣
月を見るのに夢中になってるグルちゃんに
気付かれへんようにトンち が呟く。
ボクには聞こえとったし、
あの感じやとグルちゃんも聞こえとって
知らんフリしてんねやろなって。

2人ともボクの気持ちなんて
知らへんやろうな。
まぁ、
伊達に詐欺師って言われてへんし
気付かれへんようにしてんねんけど。
シッマ辺りは薄々気付いとるかもしれへん。

バルコニーの手摺りに凭れて
煙草に火をつける。
肺の中が煙で満たされる。
｢...月は綺麗やけど、遠いなぁ。
今日は足音が響かへんな。
明日は晴れるやろか？........｡｣

｢明日も晴れると、ええなぁ...｡｣

声がして振り返るとシッマが居った。

｢誰にも言わへんから安心しろや。
見てみぃ、星が綺麗やで....｡｣

『想い想われ、涙が頬を伝う。』
ーーーーーーーーーーーーーーー
〔月がキレイですね〕
　　　　↓
｢愛しています。｣

〔死んでも良い〕
　　　↓
｢私も愛しています。｣

〔月は綺麗だけど、遠い。〕
　　　　　　↓
｢貴方を愛しているけど、もう届かない。｣

〔足音が響かない〕
　　　　↓
｢貴方が居ない。｣

〔明日は晴れますか？〕
　　　　　↓
｢明日、私の想いは晴れますか？｣

〔晴れると良いですね。〕
　　　　　↓
｢明日も貴方に笑顔で居てほしい｣

〔星が綺麗ですね〕
　　　　↓
｢貴方は私の想いを知らないでしょう｣

四角関係で作品崩壊させて
誠に申し訳無いです、先輩。byナッキー

君がくれた最後のプレゼント

部屋の片隅にある
黄色のチューリップが

僕を見つめている

外は真っ暗。
月明かりが照らす割れたステンドグラス。
長髪が揺れ、祷りを捧げる。

断じて神が居るとは信じていないだろうに…。

自身の膝で眠る相手と籠の中の何かに
誓いを立て祷り続けている。

禁忌の犯してまで祷りを捧げるとは
見事な物よ。

「少しでも守れるのならば…。」