#過去形

「どうしたの？」って


原因の本人に言えないよね

「死にたい」って


言葉にしたら心配するけど


その原因は誰よ

またいつかを信じてたわけじゃない

確かにあった愛を懐かしんでただけ

私はね、貴方の事

貴方が思う以上に

すきだったんだよ

好きだった、なんて後付け

未来の君には響かないから

今、精一杯の「好き」を君に

もう叶わない恋なのに
まだこの想いを引きずるの

私と過ごした余韻で

貴方の心に枯れない哀の花が

ずっと狂い咲けばいいの

私だけに囁いてくれた愛を

今ではあの子にも囁いてるの？

最後に君に会えてよかった

正真正銘、私の最愛だった

片方持った愛の切れ端
もうくっつくことはない

自分の名前が好きじゃなかった

込められた願いを叶えられる気がしなかったから

この花が枯れなかったなら

この恋は実っていたのか？

君と出会い、種を撒き、水やりをした
君と話し、日も浴びさせた
春手前には咲きそうになっていた
花束と共に気持ちを伝えようと計画した
君は数年間遠方に行くらしい
摘んだ花は乾かし、「またね」とだけ言った
君の帰りを待つことにした

私が別れを選んだのは

君の瞳が私と同じだったから

今は『好きです』って言えても
いつかは『好きでした』って
言わないといけない時がくるのかな