まるでゾンビのようなニンゲンたち。
『腐っている』という表現がぴったりだ。
あたし、親と縁を切って
ひとりきりでギリギリ生きてきたからさ、
まわりの人間にどぅ思われているかなんて、
いちいち気にする余裕も無かった。
仲間だと思っていた人たちに
じつはひどく蔑まれていたのだということを
今ごろになって思い知らされたり、
仕事でいちばん付き合いの長い人物には
もとより蔑まれていたうえに
金銭面で、手ひどく裏切られたりもした
まぁ世の中なんてそんなもんだよ
この世ってそもそもそーゆー場所
軽蔑にしか価しない人物とは
あたしだったら問答無用で縁を切るのでね、
内心では嘲笑しながら
『軽蔑しながら付き合う』だとか、
あたしのことを無知だと決めつけて、
あからさまな違法行為に手を染めてまで
金銭的に搾取するだとか。
実際にそういうことをされるまで
そんなクズどもが
身近にいるなんて想像すらしていなかった。
♡♡
くれぐれも
あたしだったら、
軽蔑にしか価しない人物からは
速やかに離れますので!
軽蔑にしか価しない両親とは
艱難辛苦を背負ってでも
遠慮なく縁を切ってしまうような
性格ですので!!
実際にひどい目に遭わされるまで
そんなおかしな振る舞いをする連中が
この世には無数に存在していることを
あたしは理解していなかったのです。
ほんとうに可笑しな話ですけど。
異常な両親に死ぬほど苦しめられてきたのに、
実家から逃げ切って社会に出てしまえば、
両親ほど異常な人物には出くわすはずがないと
なぜか決めつけてしまっていたという体たらく。
あたしって
馬鹿だったんだ─────!!?
♡♡
それにしたって。
こーゆー馬鹿どもに出くわすたび、
わたしはこの世に絶望する。
つくづく、必要のない人間関係は
持たないほうが良いのだと思った。
ジンミャクだと?要らんわそんなもん💢💢
たったひとり
あたしを裏切らなかった
あなた
惚れた弱味に付け込むことは
その気になればいくらでもできたのにね、
ただの一度も
そのような振る舞いに及んだことは無い
命からがら生き延びてきたあたしは
ほんとうになりふり構わず生きてきたからね、
そんな生き様を軽蔑して嘲笑する者は
現実世界にはたくさんいたのに、
あなたに軽蔑されたことは無いし
それどころか、
あなたはあたしに敬意を向けてくれた。
あなたのまわりにいる誰ひとり
その価値を知らないかもしれない。
もしかしたら貴女自身も。
けれども、
あなたのその高貴で高潔な性格は
あたしにとってはこの世で唯一の救いです。
あたしの生命を賭けても惜しくない。
あなたのその性格は、
あたしのかけがえのないたからもの。
あなたがいてくれたから
あたしはこう言えるのだ
この世は腐敗と腐臭だけの場所ではなかったと。