書くとココロが軽くなる
はじめる


『月夜』
あそこで輝く一等星よりも、月が輝きすぎて誰にも見つからないような場所がどこにもない。昼間の太陽よりも月明かりがすべてを照らしている。
君が月はうさぎを飼っている言う。月はうさぎの楽園なのかもしれない。あの島の楽園は、放たれたままのうさぎ。この月で暮らすうさぎは杵付き餅を食べるだろうか。
背中が開いてる黒いワンピースが風に煽られて、はためいた。波打つ真っ暗闇の海。叢雲の陰。僕の視界が闇色の迷彩模様に変わる。

ここには、誰もいない。私の閨は私だけのもの。

青海玻 瑠鯉・2024-08-19
青海玻瑠鯉
青冰月鯉の詩
NOTE15