灰野 ラスタ・2025-03-26
慕情史
【ズルい男】
寂しさ故に求めた体を君は綺麗に差し出すから、僕の罪は洗い流され独りよがりの喜びに満ちた。二人で料理を囲むときに感じた幸福は、君の哀しみと許しの味がした。僕と君は深い溝に囲まれて、冷たい関係を育む仮面をつけて過ごす鳥。