書くとココロが軽くなる
はじめる

【ブランコの鳴音】

夕暮れ間近にみる子供たちの姿は
幻の笛に追われた羊のようで
切ない足音を奏で
山へと帰る太陽だった

たゆまない世界の波が押しかけ
溺れることも出来ない哀しみは
いつか海底の涙に変わり
星が彼らを照らすだろう

灰野 ラスタ・2025-04-28