羽花(うか)・2021-10-09
視界
あたりまえ
そっと瞳を閉じると
視えなくなっていたんだ。
音だけを残して
とるにたりない日常が
いつか奪われんことを
君となら1時間を
60分に変えられる気がしたんだ
人生において
“あたりまえ”なんてない
それでも
“ありきたり”でつまらないと言うのなら
“あたりまえ”と言える
『幸せ』を
わかっていないから
いつからか君の存在が
あたりまえになってたんだなぁ
ねえ知ってる?
肌寒くなったよ
切ない匂いもしてきたよ
ねえ知ってる?
星達が綺麗だよ
また明日には見れるんだよ
あたりまえ/DISH//
あたりまえって
何だろう?
この世界が腐って淀んで汚いだけで
君が汚いわけじゃないから
綺麗にならなくていいよ
綺麗にして汚れた体は洗えばいいけど
綺麗なままでいようと
おもっていても何処にもいけないよ
だってどこも汚いもん
私がいなくなっても
誰も気にもせず
時間は過ぎていくのだろう
失って初めて、
その大切さに、
気づくことがある。
大切な人が
ずっとそばにいることは
あたりまえじゃない。
君と会えない学校生活なんて
どうやって生きていくんだろう
とか思ってたけど
普通に息はしてるし
普通に朝は起きるし
普通にお腹はすくし
普通に笑ってる
こうやって君のいない生活が
当たり前になっていくのが辛くて悲しい
当たり前に友達と笑いあって、
一生懸命部活して、
放課後はときどき遊びに行ったり。
あたりまえだったけど、
あたりまえじゃなかったんだね。
あたりまえには
過ぎ去ってから気づくみたい―――。
ーあたりまえのようだけどー
毎日あたりまえのように学校に行って、
あたりまえのように君と話しているけど、
こうして君と笑い合えている日々は、
決してあたりまえなんかじゃない。
特別な日々なんだ。
そのことを教えてくれたのは君だった。
君は私にとって特別な存在。
あなたの隣があたりまえで
あなたの恋人でいることがあたりまえで
ありがとう を忘れてた
もう恋人でいられないんだなぁ
ごめんね、ごめんね、ありがとう。
息するように あたりまえに傍にいた
ふたり ずっと 一緒にいようね