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#おはようの恋心

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全5作品・

二次創作文ストオリキャラ設定

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名前:金子みすゞ
年齢:14歳
誕生日:4月11日
身長:155.8cm
体重:46kg
血液型:不明
好きなもの:読書、ワカメおむすび、日傘
嫌いなもの:男性と接する事、雨傘
異能力:星とたんぽぽ

異能力発動時に鼓が現れ、それを使い攻撃をする。
鼓を打つ回数によって、攻撃方法が変わる。

一回打ち…流星(光弾)が、五つ出現し、爆発を起こす。三回打ちより威力はかなり弱いが、隙ができにくい。
ニ回打ち…フェイント、たんぽぽが一つ、宙から舞う 三回打ち…鼓が輝き、彗星(光弾)が出現する。光弾は曲がり、敵を追尾し砕く。敵に光弾が着弾した瞬間、彗星が爆発する。

三回打ちは最も威力が高いが、これを打つと隙ができてしまう。


容姿:黒髪、黒目。髪は、低めの位置でお団子にしている。
性格:成績優秀で、心優しく、誰からも好かれる。

探偵社では、与謝野晶子に可愛がられている。
太宰治とは、相性が悪い。


夢小説

『きみと花火を』
『パステルサマーの背中』
『牛丼ららばい』
『シュークリーム・ボーイ』
『星空』
『おはようの恋心』

よければ見てみてください。

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-04-07
文豪ストレイドッグス
文スト
文スト好きと繋がりたい
文ストオリキャラ
夢小説
きみと花火を
パステルサマーの背中
牛丼ららばい
シュークリーム・ボーイ
星空
おはようの恋心
二次創作

⚠こちらは、文豪ストレイドッグスの夢小説です。

文スト創作キャラの金子みすゞさんが、宮沢賢治くんに恋愛感情を抱いている描写があります。苦手な方は、お気を付けください。

こちらは、文豪ストレイドッグスのドラマCDの内容が少々入っています。

でも、聞いていなくても全く問題ありません。

気になる方は、YouTubeで調べてみてください。










【おはようの恋心】



第一章


四人が来たのは、『ラーメン大和』

どうやら、与謝野のお気に入りの店らしい。

四人は、テーブル席に座る。

少し早めの時間帯に来たからか、他の客の姿はない。

「味噌ラーメン四つ頼むよ。」

与謝野は、慣れた様子で注文をすました。

少し時間をおき、ラーメンが運ばれてきた。

いただきます、と四人は手を合わせる。

そして、食べ始めた。

ふいに、そう、突然に鏡花が言った。

「…与謝野先生は、結婚しないの?」

ぎょっとするナオミとみすゞ。

「ちょ、ちょっと鏡花さん!?何を言ってるんですか…!」

「ラーメンを、見てて思った。ラーメンはのびる。時間との戦い。結婚もそうでしょ?だから、与謝野先生が心配になる。」

鏡花は、ラーメンをすすりながら答える。

シーン、と会話が途切れる。

すると与謝野は、ふふ、と吹き出した。

「正面から来るね、鏡花。じゃあ、真剣に答えようか。ただ、全員が食べ終えた後にね。」

重苦しい空気の中、四人はまた、ラーメンを食べ始めた。


「ラーメン、美味しかったですわ。」

ナオミが呟く。

「だろう?よし、じゃあさっきの質問に答えようか。」

与謝野は、三人の顔を見る。

「アンタ達は、男の何処を見る?男の何処を見て、男を好く?」

三人は一度、顔を見合わせる。
与謝野の急な問いかけに、困惑しているのだ。

「あぁ、答えなくて良いよ。妾は手、男の手を見るんだ。」

「手…ですか。」

「そうだ。みすゞ、アンタは男の手をきちんと見たことはあるかい?」

みすゞは少し考える。

「ん…恐らくありませんね。」

「ナオミと鏡花は?」

次は二人の方を見て聞く。

「お兄様のしか知りませんわ。」

「…敦の手は、大きい。」


「うん。アンタ達は、兵士の手を想像できるかい?戦場の、兵士の手。兵士ってのは戦場から帰ってくるたび、寂しい男の手になる。寂しい、淋しい手さ。」

三人は、一度黙り込む。

「妾は男の手は優しい手が良い。妾は、優しい男の手にまだ出会ってない。だから結婚はまだなのさ。」

与謝野は、水をゴクリと飲む。

「どんな手が、優しいの?」

鏡花が、ふと与謝野に聞く。

んー、と少し悩み、ラーメン屋の店主を呼んだ。

「てっちゃん、ちょいと、手を見せておくれ。」

急に呼ばれた店主は、少し戸惑ったが、すぐにこちらの席に来た。

そして、四人の前で手を出す。

「こんな手が、優しい手だろうさ。」

三人は、何故か納得する。

「ん?ん?」

店主は、まだ困惑しているようだ。

「人に幸せを与える手だ。妾は、こんな手の男が良いね。」

そう与謝野は笑う。

すると、店主の奥さんが顔を出す。

「あら晶子ちゃん、うちの旦那があと二十年若けりゃあげたのにね!」

そんな奥さんの言葉に、三人はドッと笑う。

「そういう話さ。」

ラーメンは、幸せの味がした。


「妾はちょっとコンビニ寄ってから帰るよ。」

「私も、スーパーでお野菜を買ってから帰りますわ。」

二人は、みすゞと鏡花に、先に帰ってくれと言う。

「分かりました。お気をつけて。」

「じゃあ、また明日。」

そして、二人は社員寮へと帰っていく。

「みすゞ。これからみすゞの部屋に行っても良い?」

鏡花は、みすゞに聞く。

「良いですけど…、どうしたんですか?」

「…与謝野先生の話。手の話。すごく分かる気がする。今夜、一人で居たくなくて。」

鏡花は、みすゞの服の裾をつまむ。

「分かりました。では、一緒に居ましょう!」

そうして二人は、帰路についた。

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-04-12
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おはようの恋心
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二次創作

⚠こちらは、文豪ストレイドッグスの夢小説です。

文スト創作キャラの金子みすゞさんが、宮沢賢治くんに恋愛感情を抱いている描写があります。苦手な方は、お気を付けください。

こちらは、文豪ストレイドッグスのドラマCDの内容が少々入っています。

でも、聞いていなくても全く問題ありません。

気になる方は、YouTubeで調べてみてください。










【おはようの恋心】



第ニ章


時計は、二十時を過ぎている。

鏡花からは、湯上がりのいい匂いが漂う。

みすゞも、シャワーを済ませたばかりだ。

「みすゞの寝間着、可愛い。」

鏡花が、ポツリと呟く。

「わぁ、本当ですか?有り難う御座います。新しく買ったんです。」

みすゞは、えへへ、とはにかむ。

「あ、今ほうじ茶いれますね。」

みすゞは、温かなほうじ茶をいれる。

ゴクゴク、二人はゆっくりと飲み始めた。

「…おはようの恋心。あの少年の手は、きっと優しい手。主人公は、きっと幸せ。」

「そうですね。きっと、優しい手です。」

鏡花は、ほうじ茶を飲みながら、みすゞの方をじっと見た。

「賢治の手は、優しい?」

「…きっと、優しいです。優しくて、温かい。」

みすゞは、少し顔を染めながら言う。

「みすゞ、バレバレ。賢治を意識してること。」

「やっぱり、分かりやすいですか、私…。賢治さんが気づいてないのが、不幸中の幸いです。」

みすゞは、冷蔵庫に入れていたシュークリームを出す。

「…デートしよう。」

鏡花が呟く。

「敦と私とみすゞと賢治で。」

パクリと出されたシュークリームを鏡花は食べた。

「プラネタリウム、行きたい。」

「プラネタリウム…ですか?」

「そう」

鏡花は、ほうじ茶を飲み終えたのか、コップを片づける。

「考えといて。デートの事。今日はありがとう。」

「はい、分かりました。あ、コップすいません。」

「大丈夫。あ、そろそろ寝よ。」

みすゞがベッドで、鏡花は布団をしいて眠ることになった。

部屋の明かりが、ぽっと消える。

みすゞがうとうとし始めた頃、鏡花がベッドの中にもぐりこんできた。

「どうしました?鏡花さん。」

みすゞが、そっと訊く。

「犬が吠えてる。犬の声、嫌い。」

「じゃあ、一緒に寝ますか?」

「ん…」

鏡花は、もうスヤスヤと眠っていた。

みすゞは、鏡花の頭を優しく撫でる。

「おやすみなさい、鏡花さん。」

そうして、みすゞもそっと目を閉じ、眠っていった。


翌朝。

鏡花は、朝食の準備をしている。

コーヒーのいい香りがして、みすゞは目を覚した。

「キッチン、借りた。サンドイッチ、作ってみた。」

鏡花の作ったサンドイッチは、とても美味しそうだ。

「わぁ、有り難う御座います!!」

二人は、朝食を食べ始めた。

「んー、美味しいです!鏡花さん、凄いです!」

「いつも敦に作ってるから…。今日はみすゞに。」

みすゞは、たまごサンドをとる。

「これも美味しいですね…!」

もぐもぐと、みすゞは、幸せそうな顔をする。

「…みすゞは、敦と同じような顔をする。」

鏡花は、ポツリと呟く。

「敦さんと同じ顔…ですか?」

みすゞは、頭にはてなマークを浮かべた。


「私のご飯を食べるとき、幸せそうな顔をしてくれる。嬉しそうな顔。」

「頑張って作ったから、だから、凄く嬉しい。」

ふふ、と、鏡花は少し微笑む。

「鏡花さんの作るご飯、とても美味しいです!これを毎日食べれる敦さんは、羨ましいです…」

えへへ、と笑うみすゞ。

「…みすゞの手、見せて。」

唐突に、鏡花が言う。

「手?良いですよ。」

はい、とみすゞは鏡花に手を見せる。

「…みすゞの手は、あったかい、お母さんの手」

鏡花は、ぎゅっ、と、みすゞの手を握る。

「…有り難う御座います!」

今日の夕刻頃には、男性陣が帰ってくるだろう。

みすゞは、仕事頑張ろう、とやる気が出た。

だが、みすゞには、気になっている事がある。






(そういえば、デートって何なんだろう?)

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-04-15
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【おはようの恋心】



序章


探偵社の男性陣が温泉に居た頃。

女性陣は、どうしていたか。

―――泣いていたのだ。


それは、少し前。

探偵社のお昼休みの時間。

鏡花は、真剣に本を読んでいた。

すると、ポロポロと涙を流し始めたのだ。

「ど、どうされました!?」

鏡花の近くに居たみすゞは、すぐに駆け寄る。

これ、と鏡花は、見ていた本を差し出す。

どうやら、少女漫画を読んでいたようだ。

「おはようの恋心。最終回、凄く良かった。みすゞも、読む?」

みすゞは、表紙を見る。

とても魅力的な絵だ。

「読んでみたいです!」

全三巻のその作品を、みすゞは読み始めた。


「わーん。これは泣けます…!!」

みすゞも、鏡花と同じように、ポロポロと泣き始める。

それに気づいたナオミ。

「ちょ、お二人とも、どうなさいました!?」

泣いている二人に、驚いているようだ。

「ナオミさん、この漫画、すごく泣けます!」

「ナオミも、読む?」

鏡花は、漫画を差し出す。

「あら、少女漫画を読んでらしたのね。私は泣かされませんわよ?」

ふふふ、と自信のこもった返事をし、ナオミも漫画を受け取った。

「これは……泣けますわ!!!」

読破したナオミは、号泣している。

「アンタら、何してんだい?」

与謝野が、少し驚いたようにこちらに来る。

どうやら、昼食を買ってきていたようだ。

「与謝野先生も、読む?」

鏡花が、また同じように漫画を差し出した。

「少女漫画かい…?ま、折角だし読ませてもらうよ。」

そうして、与謝野も漫画を読み始めた。


「こ、これは…泣くわ!!!」

グッと涙を堪えているが、今にも泣き出しそうだ。


――――そう、女性陣は、少女漫画で泣いていたのだった―――


おはようの恋心

「おはよう」

と、大好きな少年に言うのが、精一杯の少女の恋物語。

様々な淡い恋物語が展開する少女漫画だ。

最終回、少年が交通事故にあったと、親友から聞いた少女。

泣きながら、少年の家へと走る。

恋心のままに、走る。

少年は、元気だった。

花に水をやっている。

息を切らし、家にきた少女に、少年は驚いている。

少女は涙ながらに、少年を心配したことを伝える。

少年は、少女をそっと抱きしめた。

それでも、泣いている少女。

「好きなの!貴方が大好きなの!!」

少女は、秘めていた想いを少年に伝える。

少年は、そっとそっと、少女にキスをした。

「やっと、素直になったね」



「これはヒット間違いなしですわ!!」

ナオミが、楽しそうに言う。

「泣いた泣いた…」

与謝野が、のびをする。

「あんなに泣いたの、久しぶりですわ。」

ナオミが、しみじみと呟く。

「とても、綺麗なお話でしたね。」

「うん。」

そんな会話をしながら、みな、仕事に戻っていくのだった。



探偵社に、夕暮れが来る。

「お兄様、今頃どうしてるかしら…」

ナオミが、ため息まじりに呟く。

「この時間だと、もう旅館についてそうですねー」

みすゞが言う。

「お腹空いた…」

皆、泣いたせいか、お腹が空いている。

「ラーメンでも食べに行くかい?」

「「「賛成!」」」

その夜、ラーメン屋でのお話は、また別のお話。

リリリ 文スト好きと繋がりたい・2022-04-10
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【おはようの恋心】



終章


「おはようの恋心。敦に読んでもらおう。賢治にも。」

探偵社に到着するなり、鏡花は言った。

だが、みすゞは、うーんと首をひねらせた。

「少女漫画、読んでくれますかね。」

心配そうなみすゞに、鏡花は

「大丈夫、秘策がある。」

とだけ言った。

「お昼に、デートの作戦会議しよう。」

少し微笑む鏡花に、みすゞはこくんと頷いた。

「新しくできた定食屋さんに行きましょう。あそこはワカメおむすびがあるそうです。」

うん、と鏡花が言い、二人は業務を始めた。



それから、与謝野とナオミも出社して、時刻は午前10時。

探偵社の固定電話が、けたたましく鳴り響いた。

与謝野が受話器をとる。

「ん、おぉ国木田かい。」

どうやら、国木田からの電話だったらしい。

『与謝野先生ですか?今から帰ります。…おい!太宰!何処へ行く!!か…、おい!川をダメだ!!川は…』

プツリと、電話が切れる。

「皆様、お帰りになられるのですか?」

ナオミが、受話器をおいた与謝野に訊く、

「まぁ、おそらく。たく、騒がしい奴らだねェ…。」

はぁ、とため息まじりに与謝野は言う。

そうして、また業務に戻っていった。


そして、12時。ランチタイムだ。

「みすゞ、行こ」

はい、とみすゞは返し、二人は定食屋に向かっていった。

「私は、この肉野菜炒め定食をお願いします。おむすびの具はワカメで。」

「私は、サバの味噌煮定食で…。おむすびの具は入れなくて良いです。」

二人は、さっそく注文をする。

店員は、かしこまりました、と厨房へ歩いていく。

「じゃあ、デートの作戦会議、しよう。」

鏡花が、冷たい水をゴクリと喉に通す。

「…鏡花さん。私ずっと気になっていたんです。デートって、何ですか?」

「男女で楽しむお出かけの事。」

鏡花は続ける。

「大丈夫、デートは怖くない。みすゞは賢治と、私は敦と、もっと仲良くなれる。」

少し微笑み鏡花は言う。

「わぁ、素敵ですねー!プラネタリウム、ですよね?とっても行ってみたいです。」

「でも、どうやって誘うんですか?」

みすゞは、首をかしげる。

「それは…、、、、」

鏡花は、みすゞの耳元で、ゴニョゴニョと囁いた。


お昼が終わり、女性陣は仕事に戻る。

そして、16時。

男性陣が探偵社へ帰ってきた。

「ん?アンタら、温泉行く前より疲れた顔してるねェ…」

「もう、温泉は、いい、です…」

谷崎が、やつれた顔で呟く。
隣にいる国木田も、似たように、やつれた顔をしている。

「お掃除、楽しかったですねー!」

賢治は、相変わらずニコニコと笑っている。

そんな中、太宰だけが、自分の机で、怪しい動きをしていた。

(…よし)

それに気づいた鏡花は、小さくガッツポーズをした。

「…太宰さん、漫画、読んでる。」

鏡花にこっそりと言われたみすゞは、太宰の方をチラリと見る。

「えっ…!?…もう泣いてますね。」

どうやら太宰は、おはようの恋心を読破したようだ。

「私の涙腺崩壊中。」

鏡花は、ふむふむ、と頷き、太宰から漫画を回収した。

すると、太宰の言葉に反応した敦と賢治が、こちらにやってきた。

「太宰さん、漫画…読んでるんですか?」

「わー、僕も読んでみたいです!鏡花さんの漫画ですか?」

そう言った二人に、鏡花は漫画を渡した。


「とっても素敵なお話でした!やっぱり、都会って凄いなー!」

「すごく感動したよ…!鏡花ちゃん、貸してくれてありがとう。」

敦と賢治は、交互に言う。

鏡花は、こくりと頷く。

「てことで、デート、行こう。私と、敦と、みすゞと、賢治で。」

じっ、と二人の顔を見ながら、鏡花は言う。

「…えっ!?」

「でぇと…?お出かけですか??」

二人は、鏡花の予想通りの反応をした。

「そう。プラネタリウムに行こうと思う。作中で、二人が行ってたところ。」

どう、と鏡花は二人に聞く。

敦と賢治は、一度顔を見合わせた。

「僕は、良いけど…。賢治くんは?」

「僕も良いですよー。お出かけ、楽しみです!!」

了解、と鏡花は言うと、みすゞに目を向ける。

「みすゞ、確か、今度の日曜日非番だったよね。敦と私は、仕事午前までだから。」

「はい。では、終わったら、寮まで迎えに来てもらえますか?それまで待っていますね。」

みすゞは、そっと微笑む。

「あ、僕も日曜日は非番です!時間まで、お部屋でお話していますか?」

賢治が、みすゞの顔を覗き込む。

「わぁ、本当ですか!では、お部屋で待ってますね。」

何か用意しておきます、とみすゞはパッと笑う。

「敦。任務、できるだけ早く終わらせよう。」

「うん、そうだね。鏡花ちゃん!」

太宰は、そんな光景を見ながら呟いた。

「女の子はみんな、可愛くなる方法に気づくよ。」

それは、作中で少年が言ったセリフだ。

「うん。素敵なセリフ。やっぱり、太宰さんのデスクに漫画を置いて正解。」

鏡花が言うと、太宰はニコリと笑う。


「…男と女は、哀しくてはいけない。そう、哀しくては寂しいものさ。」

太宰は、自分の両手を、じっと見つめた。

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