夢現(元すずらん)・2017-12-30
命日
お婆ちゃん
遅くなってごめんね
これからも見守っててください
頑張るから
…おばあちゃんが、ガンだって、
今日聞いたわ、笑
…やだよ、
会いたい
そう思うおもっても
もう会えない
会いたいよ、
あなたが会いたいとき
そばにいてあげられなかった
あなたが辛いとき
笑って支えてあげれなかった
あなたが遠くへいくとき
気づけなかった
なにもしてあげられなかった
なにもしてあげられなかった、
自分を嫌って良いことないのに
自分を攻めることしかできない
無力な私が生きているのが
醜く思える、どうしたら良い?
と助けを求めることが醜く汚く
思って閉じ込めても苦しいよ。
幼少期、人見知りな私に、お婆ちゃんは言った
「みっともない子だねぇ全く」 悲しかった
母はそれに波長を合わせた 悲しかった
「なになにちゃんはなになにができるのに」
周りは笑っていた 悲しかった
父親はいなかった、女と逃げた 悲しかった
友達と思っていた子達は誰かと誰かを比較し笑った
悲しかった
私が泣いていると
大人は「難しい子だね」と言った 悲しかった
親友は言った
「あんたは良いよね、友達もいてモテて…」
悲しかった
私の本名は父親が昔好きだった女の名前 悲しかった
人と比べられる事がどんなに惨めで
どれ程、苦しい思いをするのか知っている
だから私は自分と誰かを比べない。
MiCo.
今 貴方の見てる景色は
何色ですか?
恩返し出来なくてごめんね
遠くて年に何回かしか
会えなかった祖母
いつも気にかけてくれて
会ったときは沢山
ご飯作ってくれたり
一緒に出掛けたりしたね
何をするにも比べられる私を
お婆ちゃんだけは
一人の孫として見てくれた
私が誉められると
1番に喜んでくれて
料理するといつも笑顔で
美味しいって食べてくれたね
こんな早く会えなくなるなんて
思いもしなかったから
私まだ何もしてあげられてない
ありがとうって言えてない
もうすぐ1年経つのに
会いに行けば名前
呼んでくれる気がして
今でも夢なのかなって思う
せめて成人して
私もう大丈夫だよって
安心した姿見て欲しかった
ねぇ、お婆ちゃん
貴方にとって私はいい孫でしたか?