はじめる

#ちょっと何言ってるか分からんかも笑

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全1作品・

絶望のどん底から抜け出せなかった去年、冬の始まり。

希望なんて、少しもなかった。

彼が死ぬのを覚悟した冬。

何を理由に生きればいいのか、そんなことばかり考えていた。


人が1番最初に忘れるのは、声だってよく聞くし、実際私がそうだったから、もしも彼がここから居なくなってもいいように、録音した。


「雨祈」「愛してるよ」「結婚しようね」

たくさん、たくさんの声を録音した。


“これで忘れない”

安心した冬の終わり。


そして、余命宣告を受けた、と知らされた冬の終わり。


ただ悔しかった。


だって、彼はまだ中学生。
今年15になる男の子。


年齢なんて関係ない、ことは分かってる。

でも彼は私と1つしか歳が違わないから、どうしても。


愛しているから、悲しかった。


今思えば、あれは現実逃避だったのかもしれない。


会ったら○○しよう!
結婚もしようね!


色んな約束もした。


だって、受け入れたくなかった。

一生彼だけを愛す私には無理だ。

独りは嫌なんだよ



嘘であって、嘘って言って。

何度そう願っただろう。


嘘だよ、なんて言葉は聞けぬまま。



彼は、幸せだと言った。

雨祈に愛されて、雨祈と付き合えて、どの世界の誰より幸せだ、と。

雨祈と関わった時から僕はずっと幸せだ、と。


そんなこと言わないでいいから、
もっと弱音を聞かせてほしかった。


だって、そんなことを言われたら我慢できないじゃないか。

泣かせないで。我慢してる私の身にもなって。


でもその言葉を聞いた時、全てが当たり前じゃないことを知った。

今を生きていること、話していること、
愛して愛されていること、全てが。


尚更大切に生きようって、そう生きるべきだと学んだ。


約束されているような日々を生きることも幸せだけれど、
当たり前じゃないと理解して生きる日々も、また幸せなんです。


それを彼が教えてくれた。命に関わる病気になって。身をもって。


きっと、私たちは一生“約束されているような日々”を生きることはない。

できない。


当たり前じゃない日々に感謝して、
それを教えてくれた彼に感謝して。


私は何ができるだろう

彼は身をもって私に大切なことを教えてくれた

ならば私も彼に何か…


そう思い、考えた結果

神社に行くことにした。


神頼みしかできない自分に、とても嫌気がさしたけれど、これしかできないから。



例えこれが悪足掻きになろうとも
私は彼に諦めないことを教えたいと思った。



誰に何を言われても生きなければならないことを教えたいと思った。

自分を強く信じる心を持って欲しかったから。


、、、、、彼の病状は、悪化していく一方で、良くならないって、腕のある医者に言われていたみたいだけれど。



“病気が治りますように”


そう願ってすぐ、

医者も驚く程に、彼の状態は良くなったと言う。


彼が今生きているから、頑張っているから叶った願い事。


絶望のどん底から、希望が見え始めた夏の始まり。


何の話で願ったことを話したのか、覚えていないけれど、彼は私に感謝した。

感謝して欲しくてやっていることではない。だから感謝された時は驚いた。

私は感謝なんて求めていなかったから。


“ありがとう、優しいね、すごく嬉しい”


最初は私も嬉しくなる言葉だった


でも、良くなって、悪くなって、っていう状態が続いた時。(現在進行形)


彼は私に

“生かしてくれてありがとう”

そう言うようになった。



そんな言葉、要らない。
そんなの言われても嬉しくない。悲しい。


まるで私が彼の命を握っているようで、

彼の頑張りで今がある。私はただ、願っただけ。



“あいつを救った正義の英雄気取りかよ”

彼の友達から、そう言われた。


生かしてくれてありがとうって言葉でも、結構心にきたけれど、
正義の英雄気取りかよって言われたのも中々。


違うよ、私は別に彼を救った正義の英雄を気取ってるんじゃない。


実際、彼を救っているのは、彼自身。
それと、神様。


確かに、自分の気休めでもあった。神社に通い続けている理由。


英雄気取りだなんて、まさかそんなことを言われるとは思ってもみなかった。


もし、仮にそうだとしても、何もしないで死を待つだけよりかはいいでしょう。


それに、救っていない。救えてない。

私は彼を救っていないわ。
彼を救っているのは彼自身。


私のしていることが無駄足掻きでも
構わない。

彼を諦めたくない一心だから。


最近は良くない状態が続いていて
また死にかけたり、起きていられないことが続いていたけれど

良くなっているみたいだから安心してる。

ただ、気は抜けない。


きっと治る。そう信じているよ。

だから大丈夫


そう、心の底から信じることができた夏の終わり。



私は何も怖くない。




彼が今生きていること
当たり前じゃない日々の幸せを教え、
私を愛してくれている彼には感謝しきれない。


これからも、2人で一緒に

“当たり前じゃない幸せ”

それを噛み締めて生きよう。



愛しているよ。ずっと。

雨祈,終・2024-09-03
余命を3ヶ月程過ぎていますが、生きています。
ちょっと何言ってるか分からんかも笑

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に1作品あります

アプリでもっとみる

他に1作品あります

アプリでもっとみる

その他のポエム

伝えたい想い
7612件

独り言
1024376件

自己紹介
97858件

辛い
188382件

トーク募集
88611件

ポエム
546918件

459052件

死にたい
99504件

好きな人
327695件

恋愛
201882件

片想い
231049件

消えたい
32795件

苦しい
61900件

片思い
187232件

失恋
109450件

41922件

先生
111138件

叶わない恋
53485件

好き
199575件

大切な人
38566件

友達
68889件

すべてのタグ