#よわいうさぎ

どこにでもある花が

小さな手に握られ

世界に一つの花束になる

特別な個性や才能ががなくても

人に向ける愛を受け継いでいて

受け入れて欲しいって望む権利をもっている

競走なんて望んでない

戦いもいらない

ただありがとうと

生きていたいの華を

認め合いたい

ずっと目を閉じていたい

軽蔑の瞳も汚い言葉も

流れる血液も壊れて叫ぶ世界も

もう見たくないって涙が止まらない

ずっと眠っていたい

それでも君たちは生きさせる

綺麗な景色を見させようと連れてこられた

世界はぼやけているよ

綺麗に見えてくるまで見ていなさいって

ずっと見せられる世界もやっぱりぼやけている

おねがいぼくの心の叫びに気づいて

涙を流しているぼくに気づいて

こういう世界を見たくない人を認めて

がんばって咲かせた花には涙が絡む

特別じゃなくていい

今日を生きている命の花

今日も目ざめたことががんばったこと

今までに流した涙がきっと飾ってくれる

誰かが一緒に泣いてくれるかもしれない

今日を生きられなかった人たちに

わたしが花を手向けたい

わたしも涙を流したい

わたしが目覚めなくなったら

誰か涙で飾ってくれたらいいな

きょうもぼくはかなしかった

きょうもぼくのきらいなぼくだった

だれにもほめられないセカイ

それでもキミはわらってくれた

キミはぼくをきらわなかった

なにものでもないぼくはずっとダレカの

ナニカになりたくて

ダレカのどうでもいいはきゅうにくるから

ダレカのトクベツはきゅうにかわるから

目が覚めるとといつも聞きたくなってしまう

きょうも生きていていいかな？

ずっと一緒にいようね

キミのその言葉の意味に気づいた時には

ワタシは壊れていた

ずっとワタシを否定せず

ずっと都合のいいアナタでいてね

それがキミにとってのずっと一緒だった

ワタシはアナタを嘘つきにしたくなくて

最後まで信じた

ワタシはキミのアリガトウになりたかった

ワタシがキミに疲れて枯れた頃

キミは言う

アナタもミンナと一緒だね

君と見た空は消えない

君との記憶は消えない

君に傷つけられた心は癒えない

恨んでるんじゃないの

なぜ君が裏切ったのか分からない

なぜ忘れるのが普通と言うのか分からない

わたしは過去で出来ているの

物を捨てても写真を破いても

君の笑顔もわたしの涙も

わたしが後悔し続ける理由

わたしなら自分の幸せのために

人を踏み台になんて出来ない

束になるのは縛られたいからじゃない

より美しく

たくさんの人に認められたいから

中で棘を刺し合ったり

場所を取り合うような世界は嫌い

苦手を補い合って

それぞれの魅力を引き立たせ合えるなら

あなたもわたしも

きっと今よりきらきらを目指せるよ

ふつうのひとたちがうそをつく

ふつうのひとたちがひとをだます

ふつうのひとたちがあやまらない

ふつうのひとたちがいじめる

ふつうのひとたちがふつうになれという

あなたたちのようになりたくないのに

なぜあなたたちはそんないきかたで

しあわせとおもいこめるのかな

だんせい

じょせい

おとなのるーる

じょせい

おしつけ

あの風船には愛がつまっているんだよ

愛があったら空も自由に飛べるんだよ

あいまいな言葉をつかって

嘘と幻の間の言葉で希望を持たせる魔法使い達

あなた達の中に詰まってるのは金と権力の魔力だよね

少しずつ良心を削りながら

弱っているぼく達に希望の言葉を売りつけて

正義の味方を演じていく

嘘はついていないとか

君は手を出さないほうがいいとか

今さら真人間ぶらなくていいんだ

最後まで作り笑顔で嘘の愛を売っていた方が

魔法使いらしくて気持ち悪くないからさ

強い日差しに起こされる

今日も一日が始まる

優しい月明かりに包まれて眠る

安心して目を閉じられる

暑い夏の空に輝く雲を見ながら

君と手を繋ぐ

輝く星を見ながら君を抱く

いつだって空を見上げているぼくたちは

空の愛に生かされている空の子なのかな

海から生まれ空に育てられ

そうして宇宙を輝かせていくんだね

あの光の下にはなにがあるのかな

ぼくの知らない食べ物があるのかな

知らない幸せがあるのかな


本当は知っているよ

あの光の下の人達もこっちを眺めていて

今よりも幸せになれる世界が

きっとあるんじゃないかって

希望を持たされているんだよ

人より優れている訳ではないこの手で

涙を流す人の涙を拭った

泣いてもいいよって手を握った

その手は一度握り返され

そして去っていく

わたしが支えて欲しい時にはもういない

わたしは一人で泣いて

愛が欲しくてまた涙を探した

優しさは返ってくるっていう幻を信じたくて

きれいな色がたくさんおどっている

ゆらゆらのカーテン

星空を隠すこともなくきれいにおどる

みんなが美しいと思えることなのに

みんなは線を引く

赤はだめ ピンクは良いって

アナタは良い オマエはダメって

キレイを一緒に感動できるのに

キレイになろうと言いながらキライを増やしていく

みんな一緒にキレイがぼくは好きなのに

くるしい気持ちをキレイな言葉で

かなしい記憶をやさしく隠して

うれしかった事も

あの人の生きた光も

わたしの魂を少しずつ詰めていこう

誰かの癒しになれるかもしれない

誰かが泣けるきっかけになるかもしれない

わたしがいなくなっても

誰かが見つけてくれたらいいな

紡いだ言葉を汚されない瓶に詰めて

ネットの海に流していこう