書くとココロが軽くなる あなたの身体に
触れていいのは誰ですか？
「お前が誘ったんだろ」って
そんなセリフを吐いて近づく男は
あなたを愛してはいませんよ
触れたくても
触れられない
あなたを傷付けたくないと
あなたを壊したくないと
躊躇している男性を選ぶんだ
「触れてほしい」と思える相手は
そんなに多くないよ
相手の誘いや
もしかして、脅しのような言葉に
あなたの大切なものを
簡単に渡してはいけません
あなたの価値は
あなたが決めるもの
あなたの心の声を聞いてみて
その人は
あなたを大切にしていますか？
私は無知だった
暴力の恐ろしさを知らなかった
恐怖に震えている人に
寄り添えていなかった
「怖かったね」
しばらく、ここにいて
今は私の側で休んでいよう
笑顔が戻るまで
誰にも依存しなくなるまで
一人で歩けるまで
私は何も出来ないダメな人間
あの人からそう言われたの
仕事もそうだし
料理だって、掃除も
家の事は何一つ出来てない
あの人がやる方が
仕事も家の事も上手くいく
私はあの人に任せっきりで
負担ばかりかけて
迷惑かけてる
泣き崩れる先輩を見て
状況が見えなかった
先輩は仕事が出来てるよ
知識も経験も十分で
その上、人望もあるから
みんな頼ってくる
先輩と関わった人は
皆んな、感謝してるじゃない
そんな事も分からないなんて
料理も上手いよ
家もキレイに片付いていたし
なんで、そんなに
自信を無くしてるの？
自己肯定感が低いの？
あんなに強かった先輩が
あんなに輝いていた先輩が
こんなになるなんて…
洗脳されたんだ
毎日、毎日
ダメ出しされて
否定されて
俺がいないと
お前は何にも出来ないって
そう思わされたんだ
何とかしないと
先輩はそんなとこで
泣き崩れる人じゃない
一人でも飛べる人なのに
思い出してほしい
人間の弱い部分を攻撃して
自信を失わせ
依存させ
考える事を奪う
奴のやり方が見えた
こんなの
絶対、許せない
人を好きになったら
弱い部分も
ダメな部分も
全部、丸ごと愛しいよね
先輩のそんな深い愛に甘えないで
お前のそれは病気です
お前と向き合う事が出来たのは
先輩が心底、優しくて
慈愛に溢れる人だから
利用するなよ
先輩の優しさは
お前が独り占めしちゃダメなんだ
お前より
辛い目にあってる
子ども達の為にあるんだよ
これから、先輩の闘いは
長くなりそうだ
離婚届は出せたけど
奴はマンションに居座ってる
本来なら、先輩が残るべきなのに
先輩名義のマンションなのに
頼る人がいないからという理由で
先輩が出たんだ
これ一つとっても
先輩の優しさを利用してる
今思えばさ、
家に招待された時
奴の料理を美味いって言った事も
奴が選んだワインを美味しいって褒めた事も
先輩は自分なら、そんな美味しい料理も作れない
ワインも選べなかったと受け取ってたんだろうね
奴を褒める事が先輩を追いやってたんだ
奴の価値を上げたら、先輩がやっぱり私はダメな人間だと確信するとは思ってなかったんだよ
夫婦だから、嬉しいだろうって思ってた
ごめんなさい
私さ、何にも分かってなかったね
ごめん…
もう少し、吐かせて
なんで、そんなに弱いんだ
体格や筋力の差は
分かりきってるだろう
なんで、手が出るんだよ
ムカムカしてもさ
下っ腹に力入れて耐えろよ
「あの人は根は悪い人じゃないんだよ」
って、先輩が泣くんだよ
そう洗脳させた
お前の罪を許さない
私たちは、一人ひとりの持つ
言葉の力を信じています。
