#ナイショ

前世の記憶

ほとんどはありませんし
覚えてはいません

けれど
繰り返し繰り返し
知らないのに
なんだか懐かしい景色や場所を
夢に見るということありますよね

それは前世の記憶だといいます


わたしがよく見たのは
荒れた海
そこにある感情はいつも絶望に似たもの

前世のわたしが何か語りかけていたのか
それとも
ただの夢だったのか

本当のところは…

みんなにナイショで二人きり…














君にナイショでドキドキしてる…

『ナイショ話があるの』


『あのね…』

耳元でささやく子供のナイショ話

なんで

あんなにくすぐったいのだろう

放課後君を見つけて
熱を帯びた視線を送って目が合ったかもなんて思いつい逸らしちゃったのはナイショ。

あーあ　ストレス熱のせいで顔と上半身に発疹出た。いじめっ子とその味方をするやつ許さないからな。女の大事なところ傷つけた。地味にかゆい。

ほとんど嘘じゃない！

君との幸せが
この先ずっと続きますように








だからこのキモチ
気づかないでね？

気付いたらボクはキミを好きになってた。

好きになるのに
時間はかからなかった。

本当に当たり前のような毎日を
過ごしている中で

いつの間にかキミのことを
追いかけるボクがいて

キミが笑うとボクも嬉しくて

キミが悲しそうだとボクも悲しい。

だけどこの気持ちは
まだ、隠しておこうと思うんだ。

今はこの距離感を大切にしたくて
他の誰とでもない

ボクとキミだけの特別な時間を
過ごしていたいから。