#ロボット

「 人生 って､こんなものでしょう？」

彼女は そう言って

プールの中へ 飛び込んだ。


頭が可笑しい人だと思った。

真夜中に

仲良くもない ､ 話したこともない

僕を呼び出して

急にプールへ飛び込むなんて


彼女は､少し変わった人で有名だった

いつも学校では一人だったけれど

独りではなかった。

孤独なんて

知らないような顔をしていた。

彼女曰く､僕は「ロボットみたい」。


誰かを敵に回すことを怖がり、

好きでもない人間に気に入られようと

愛想を振りまいている姿が

そう見える､と

いつ切れるかわからない

糸に必死に掴まって

それを ､誰かに切られても

切られてないようなフリをする。

それが､私は気に入らない。

嘘ばっかりで固めたその仮面

そろそろ外そうよ

私は切れない糸を掴んで
ここで待っているから。


それは､ある意味 僕にとって

新しい挑戦状だった。

他人が僕のことを

どういう風に思っているかが

不安だった。知りたかった。

だけど 、皆は

その本当の応えを教えてはくれない。

その度に

愛されたくて､自分を売って

どうしようもなく溢れ出してくる孤独を

埋めるために､お互いを利用している。

その度、僕は

都合のいい人間と認識され

嫌なことも ､段々断れなくなっていた。

毎日､毎日､僕の背中は､

重みを増していった。


それを彼女は､

何故だかよく知っていた。



＿＿ 「終」 ＿＿

〈言われるがまま〉に動いて。

自分の欲とか分からなくて。
‎﹋‎﹋‎﹋‎﹋
感情も色褪せてって。


僕はただ死ぬのを待ってるだけの"ロボット"だって

やっと気付いたよ＿＿

生きたニンゲンは息をしていて
息をしていなければ死体です


それだけじゃないよ
呼吸には魂が宿るからね､
魂のない､人間によく似た人形たちは
呼吸に独自性がなく
呼吸そのものが極端に浅い


年中無休で３６５日２４時間
ずっとマスクをしたままでも平気な者は
つまり呼吸の価値を知らない存在で
つまりニンゲンではなく動く人形だ
その者には肉体はあっても魂はない


そんな『魂のない肉塊』が
全人口の過半数を占めることで
絵空事でしかないこの世界を
『まるで現実であるかのように』見せている

俺 は

人 前 で

笑 う こ と し か

出 来 な い

ロ ボ ッ ト な ん だ

疲れた
もう、疲れたよ
私にこの家で生きていくのは
無理だった
難しすぎる
もういいよ
どうでもいい
どうにでもなればいい
家出したい
でもお金もない
行くあてもない
そもそもまだ学生で
学校行かなきゃいけない
でももう、無理
考え方も感じ方も価値観も
何もかもが全部違う
大したことないって言うかもだけど
これでもね
こんなんでもね
私頑張ったよ
頑張ってたんだよ
ずっと苦しかった
しんどくてしんどくて
でも、言えなかった
自分のせいってわかってる
みんなと会いたくない




怒ってる理由も
怒られるわけも
自分のせいなのも
理解してる
なのに「わからない」
何が分からないのかは
私にも分からない
でも、何かがわからない



今まで散々
他の人への怒りを
その矛先を 八つ当たりを
受けて受けて耐えてきた
暴力とかじゃない
言われることが
目線が 態度が
冷たい空気が
苦しかった
辛かった
溜まって溜まって
抑えられなくなって
少しだけ漏れた「八つ当たり」を
こんな事言うのはおかしいけど
1度受けただけで
それまでの姉妹関係なんて
全部崩れた
一瞬で全てが無くなった
姉は優しい
わかってた
自分のために言ってくれてたこと
でも私はたまたま今日
イライラしてて
いつもなら抑えられるそれが
抑えられなくなってて
上から重ねてストレスを受けたせいで
少しだけ零れてしまった
零した言葉に気づいたって
もう遅かった
何も言えなかった

泣きたかった
どうすればよかった？
きっと私のせい
じゃあどうするのが最善だった？
何を間違った？
どこで間違った？
どうして抑えられなかった
どうして溢れた
どうしてぶつけた
どうして我慢できなかった
どうして言えなかった
どうして謝れなかった
もう、どうにもできなくなってしまった

弱いから
肝心なところで
臆病だから
我慢できなかったから
言葉が出なかったから
何も言えなかったから
私が悪いの
私のせい


これから、どうすればいいの
人を傷つけるのだけは
絶対したらダメって
頑張ってたのに
結局傷つけた
私のせい
私が悪い
ちゃんと言えなかったから
正しく伝えられていれば
こんなことにはならなかった
いちばん身近にいた人を
いちばん支えてくれた人を
いちばん大切にしてくれた人を
あぁ、なんてことを…


ほらやっぱり
私の存在はイレギュラー
私がいることがおかしいの
もうこれで家族の中には
私を必要とする人はいない
友達にも…あの子には
必要な相手は
私だけじゃない
ももじに会いに行きたい
迎えに来てよ
会いたいよ
髪の毛ののことも身長のことも
おかしいって思ってたんだ
私だけが何か違う
考えも価値観も全てが
どこか違う
何かが違う
養子じゃないのはわかってる
正真正銘の血の繋がった家族なんだけど
でも違うの
私は…きっとおかしいの




昔から感情の起伏は薄かった
だからきっとこれからも変わらない
今までの私に戻るだけ
最低限の言葉しか言わない
余計なこと言うからこうなるの
でも会話はしなきゃいけない
それ以外話さなければいい
笑わなければいい
何も感じなければいい
そうすれば傷つかなくていい
余計に傷つけることも無い
黙って言われたことやって
黙って言うこと聞いてればいい
黙ってやるべきことやって
なるべく、不自然のないように
そう、それでいい
きっとそうするのが1番
それで、いいんだ




家では
そうしておけばいい

人を救いたい一心で
迷いなく歩んできた
周りには
喜怒哀楽の喜を固定した
ロボットのようにしか
認知されてなかった
新聞のような存在かと
心の中で呟きながら
また今日も
笑顔を繕った
愛というカタチを履き違えて

俺だって 私だって

ロボットじゃないんだから


なんでも我慢できる訳じゃない

僕は1人だと何もできない。

ロボットと一緒。
1つの部品がないだけで
動かない

だから僕は君がいないと
生きて行けないってこと。

それほど君は
僕にとって
かけがえのない存在なんだよ

「道を選ぶという事は必ずしも
歩きやすい安全な道を選ぶことじゃない。」

猫型子守りロボット

心なんて
とうの昔に壊れてる

モノクロの世界に
感情なんて芽生えなくて

ただひたすらに作業する
ロボットだ

みんな 良いように利用してきて…

私 人間だよ？

お手伝いロボットじゃないし！

どんなに世の中が便利になっても、
どんなに、進化したとしても、
私は、流されない。

人は、ヒトでなくてはならない。
心底に有るモノ、
愛情はロボットにはわからない。
機械は嫌いだ。
人間を駄目にする。

もうこれ以上、子供や罪の無い民間人を殺さないでほしい。
日本とアメリカの戦争で終わったのではないのですか?
この国の人たちに問いかけたい。
目の前で家族が死んだらどう思うよ?

他人事とは思わないでほしい。

完璧だと｢気持ち悪い｣
何も出来ないと｢馬鹿｣

この調節が ただ難しくて

色が変わる機能が搭載された

ねるねるねるねロボットがあれば、

あなたは、もはや

本物のねるねるねるねを

練る必要さえ

ない。

あなたは

色から離れた

安全な場所から

練ったふりを

すればいい…

泣き方を忘れた私はただ決められたことをするロボットみたい。
朝起きて勉強して風呂に入って寝る。
だからたまに自分の生きてる意味が分からなくなる。