はじめる

#三年間

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全16作品・

小説

【夏色の記憶】








麦わら帽子が揺れる。


君が笑うと、夏が笑う。


ひまわり畑の中に埋もれて、


麦わら帽子の赤いリボンだけが


ゆらゆらと風に乗って


踊っていた。




大きな木の下、


できた日陰で目を閉じ、


仰向けに寝転がる。


夏を吸い込んだ。


久しぶりに、深く息をすることを思い出す。





「清太君」


目を開けると、


夏を纏った君が居た。



「シャボン玉」


空には、透明な丸が


ゆらゆらと風に乗っている。





_ああ、あの日と同じだ。


懐かしい、夏の風が


辺りを吹いた。





もう、三年前になるのか。


君の記憶。


三年たった今でも、


少しも戻る気配がない。






あの日の君は、もう、居ない。
















「綺麗だね。夏だ」


君は、あの日と、


全く同じ台詞を吐いた。


「真夏だ。サイダーが飲みたい」


そう、オレンジジュースを飲みながら


僕は言う。


勿論、あの日と同じ台詞。












一休みしよう。



そんな彼女の言葉に、


僕等は二人並んで寝転がる。






「記憶をなくしてから」


目を閉じて、口だけを動かし君が言う。



「私が私じゃないみたいで」


声が、少し震え出した。



「清太くんのことも、


 友達のことも。


 まだ、何も思い出せない」



彼女は言った。


「あのトラックだけが、


 毎晩夢に出てくる。


 あのトラックに、


 私はデータ消去されたの」



懐かしい。


また、柔らかな風が吹いて、


彼女の長い髪をふわりと靡かせた。



「清太くんは、どうして私と居てくれるの」



不思議そうに、そう問うと、


静かに僕を見つめた。




「どうせ、いつかは居なくなるんでしょ。


 皆みたいに、


 何も思い出せない私に幻滅するんでしょ」



「しないよ」


「もういいよ。


 私が悪いわけじゃないのに。


 皆、三年たったらもういない。


 私は、何も思い出せない」




僕の記憶の中の君は、


いつだって笑ってた。




君の記憶の中に、


僕は居ないのか。



そう思うと、


やっぱり少し悲しい。




「何で、一緒に居てくれるのか?


 どうせ、いつか居なくなる?」



雲が流れて、太陽が隠れる。


もう一度太陽が顔を出すと、


真夏の空気と共に、



あの日と同じ台詞を吐いた。




「好きだから。


 ずっと、そばに居るよ」


置いていた麦わら帽子が、


夏に溶けて宙を舞う。


「あの日の君がいなくとも、


 君は君だよ」














彼女が、一瞬、


ここから居なくなったような気がした。


心ここに在らず、


のように、瞬きもせず、


記憶の遠くを見つめてるように。






























「セイタ」


そして、数秒後。


涙声の君が呟く。


「返事する前に、


 記憶失っちゃったんだ」


ふふっ、と笑う。



ああ。やっとか。



「私も、君が好きだよ」



「三年間、ずっと待ってた」



「三年間、そばに居てくれてありがとう」







繋いだ手に、夏が集まった。








その光景を、


向日葵と、


向日葵にかぶさった麦わら帽子だけが


ただ、眺めていた__。






END

灯・2020-08-06
小説
夏色の記憶
麦わら帽子
向日葵
記憶喪失
記憶
夏の風
真夜中図書館。
独り言
いつかきっと
三年間
好きな人
夏恋

長文書きます
長ったらしくて
読みたくない人
ばかりだと思うけど
時間がある時に
読んでくれたら嬉しいです
私は3月に中学校を卒業します
卒業する前に大好きな人との
事を書き留めて置きたいと
思い、今書いています

最初の出会いは小学校の時
友達の友達として紹介されたね
何回も遊びに来てて
名前も覚えちゃったし
どんな人なのか少しだけ
分かった気がした

入学式
あ、葵さんが居るって思った
けどそう思っただけだったし
全然話さなかった

同じ班になった時
突然下の名前で呼ばれて
驚きが隠せずに笑われた事
今でもよく覚えてます
俺のことも葵って
呼んでよって言われて
こんな経験初めてでなんだか少し
照れくさかったです

一緒に行った都内巡り
東京タワーにのぼって
一緒に海鮮丼を食べたね
ゲームで負けて
わさびを食べさせられて
大きな声出して
隣のおじさんに怒られた事も
今となっては良い思い出です

二年生
去年同じクラスの人が少なくて
少し不安だった
でもすぐにクラスが好きになれた

後期委員会決め
私は予約してた保健委員に
入る事が決まってたけど
相方は決まってなくて
誰だろうって緊張してた
そしたら葵が立候補してて
あ、良かった
少し話せる人だって思ってた

席替え
隣の席は狙ってた
伊東でめっちゃ嬉しかった笑
斜め後ろに葵だったね
最初は無言だったのに
一週間も経たずに仲良くなってたね
授業中もずっと話して笑って
授業中に初めて注意されて
休み時間も3人でずっと話してたね
昼休みは6人でよく話してたね
仲良くなれて凄い嬉しかった
男子と仲良くなんて
なった事ない私には
初めての経験ばかりで
これが恋なんだって
気がついたのは11月でした
葵の笑顔にドキッとして
初めての感情を抱きました
好きって
認めたくなかったけど
認めたら案外楽しくて
こんなに仲良いから
叶うんじゃないかとか
勝手に期待してる
自分が居ました

鎌倉校外学習
仲良しの班員と
なんと言っても
大好きな葵と
一日中外に出掛けられる
なんて最高でした
朝の満員電車で私が押し潰されてる時
こっち来な空いてるとか
みんなで伊東に捕まろ笑
とか言ってくれて
やっぱり優しい所もあるんだなって
また好きになりました
私副班長だったのに地図を忘れて
めっちゃ葵に怒られたね笑
使えないGoogleマップに皆で怒って
話が長い叔母さんに怒って笑
おみくじで勝負して
本当に楽しかった
鎌倉の帰り遅れて先生に怒られて
私たちの班だけ
帰りがめっちゃ遅くなったんだよね
五人で帰ろうとしたけど
帰りの方向が私と葵だけ違くて
二人で帰ったの覚えてる?
道路を挟んで
歩道と歩道で話してたけど
やっぱり少し照れくさかったです

付き合ってるの?って噂される位
仲が良すぎました
私はむしろ嬉しかったけど
きっと葵は不快だったよね
それでも普通に
接してくれた事本当に感謝してます
葵がちょっかい出して
来るのが可愛くて仕方なかった
眠いーとかお腹空いたーとか
なんでも言ってきて笑
よく三人で
恋人欲しいって話したね
みんな理想の恋ばっか語って
好きな人の話とか
したかったし聞きたかったけど
怖くて聞けませんでした

仲良くなった頃から始まったLINE
あれから七ヶ月と少し続きました
ドラマの話とか
映画の話とか音楽の話とか
くだらない事ばっかだったけど
凄い楽しかった

二月になって
私は葵と同じ塾に入りました
全然意識しないで
申し込んだ塾に葵が居て
曜日も全く一緒で
ぱくんなよって話してたね笑
これこそ運命なんじゃないかって
信じてました笑

五ヶ月同じ席だったけど
席替えをする時が来ました
見事に離れたけど
席違っても部活とか休み時間に
話せて席替えも
悪くないって思いました

三年生
クラスが離れました
わかっていたつもりだったけど
葵が居ないクラスは
初めてで不安しか無かった
案の定つまんないクラスだし
全然話せないし
いい事無くて落ち込んでた時に
追い討ちするように
ライバルが現れました
多分葵も気づいてると
思うけどあの子葵が好きだよ
部活が一緒で
登下校もしてるあの子から
葵の話をよく聞いて
よく聞かれていました
葵との話を聞く度に
同じクラスずるいなって思って
どんどん性格悪くなりました

夏休み
葵の好きな人が
私じゃないってわかって
諦められた気がしてました
付き合うのは諦められたけど
目で追ったり
まだ好きだなって思う瞬間
沢山ありました
でもあの子に
嫉妬しなくなりました
あの子も頑張ってるんだって
昔の私に似ていて
なんだか応援したくなりました
だから今は応援してる
あの子のことも
葵のことも大好きだから
幸せになってね

一年間話せてなくて
もう葵との接し方わかんないし
もう前みたいに
戻れないこともわかっていたけど
諦めることが出来なかった
好きになる前から
沢山の思い出があって
その思い出を覚えているって事は
初めから葵に恋する事が
分かっていたのかもしれません
好きになった後も
沢山の思い出をくれた
葵に本当に感謝してます

1年半葵に恋して
辛かったこと沢山あったけど
その経験が
いまの私を造ってくれてるから
本当に葵を好きになって
良かったなって思ってる
葵は私を変えてくれた
大切な人、大好きな人
高校離れても元気でね
私も葵以上に
好きになれる人と出会いたいです
お互い卒業おめでとう

Yume・2020-02-24
長文
長文失礼しました
卒業
卒業式
片想い
中学
中学生
三年間
まとめ
好き
好きな人
失恋

今日から髪の毛伸ばします
今、顎くらいだからへそ上まで三年間伸ばす笑

Karen 🍭_💣_🎠💎・2018-07-12
髪の毛
伸ばす
三年間
チャレンジ
ヘアロングチャレンジ
ってあんのか?
頑張る

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に16作品あります

アプリでもっとみる

最後の文化祭だ、このカメラに

収まる事のない俺達の笑顔

そして、皆んなが集まるのかも分からない

このカメラにその楽しい思い出が

詰まる事は、あまり無く

ただもう少しで終わる

この時間を写しているだけ 

そんなにも無いこの中学三年間は、何も

ほとんど思い出が少ないまま この時を

過ぎる 語られる事が少なく

鬼條縁操(やめました・2019-10-30
独り言
訳わからない
三年間
文化祭
カメラ

三年間付けた魔法が解けた

春くん・7時間前
人それぞれ
三年間
NOTE15の日
ポエム

だめなところなんてもう知ってるから

下手したら良いところよりも知ってるから

かっこつけて欲しいのは

そういうところじゃないんだよ

🧸・2021-11-09
三年間
SoriSawada

言葉に引っ張られている関係だって

上手くいくならいいんじゃないかな

🧸・2022-01-25
三年間
言葉

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