なんで僕を呼んだの?
「おいで」と呼ばれ、名前を呼ばれ
夢の中に呼ばれ
僕を呼んだのは何か訴えがあったみたいだけど、その訴えに気づけたのか分からない
なんで走馬灯を見せてくれたの?
なんで記憶を見せてくれたの?
2022年の、ぐちゃぐちゃに何かが書かれたカレンダー
ノートに書かれている悪口を見つめる光景
上履きの落書きを消そうと擦って黒くなった跡が残る上履き
階段から落とされる光景
ひとりで泣いて悲しんでる記憶主
ナースコールを押さずに自らが死を選んだ最期
走馬灯はショート映画のようだった。
兄と外の雪を見ている光景
兄とよく行った場所の景色
ブランコに座って男の子と話して、お互い笑っている光景
まるで静止画のような記憶だった。
僕には弟の記憶を、
あの男の子には兄の記憶を、
それぞれに見せた意味はなに?
ひーくんはどうして僕に見せたの?
先輩はどうしてあの男の子に見せたの?
どうしてそれを答えてくれなかったの?
ひーくんのは「訴えとしか言えんな」って言ったけど、訴えってなんなの?
僕になにか伝えようとした?
先輩が死ぬことを伝えようとした?
だからあんな必死に僕の名前を呼んだの?
分からないよ
ひーくんの走馬灯と先輩との思い出=先輩が死ぬ?
訴えってなに?
惟智に聞いたら分かるの?
ひーくんだった時の、天界に居る時の記憶
惟智はある?
いや、笑 無さそうだ
生きてる人間が天界のこと覚えてることは無いだろうし
覚えてたとしても忘れさせられる
惟智に聞いても分からないと思うから
もしかしたら永遠の謎かもしれない