七望『現在使われておりません』・2021-05-05
俯瞰する世界
現実から目を背けたくなる
時々羽が生えて空を飛んでしまう
毎日がどうでもよくなって
明日なんて見えなくなって
悟りを開いたみたいに
ぼーっと世界を俯瞰する
どこか神様になった気分
悩むことも考えることもなく
ただただ無関心に生きる
そんな時がある
生きる意味も死ぬ意味も
何かを決断する意味も
全て要らない
ただ私がここにいる
それだけの時間
右を見て左を見て
安全なところを探す

目の前に見える
横断歩道でもない
数字が大きいと
人は安心する
誰か後ろで手を引く
心がなく本質は見えない
今更装っても開き直っても
見え方は変わらない
かほ



空から地上を眺めて
そこには地図はない
誰がどこで何をしてるのか
空の上からは見えない
地上に降りて周りを見渡す
様々な思惑と思想がぶつかる
ゆずれないものがあり
ゆずらねばならないものもある
空を飛ぶ鳥のように
地上を離れて
かほ