月光に照らされて、君は笑う。
その笑顔が増えるたび、
胸の奥で、何かが確実に削れていく。
幸せだと気づく瞬間ほど、
命は音もなく短くなっていくのに、
それでも君は、
幸せを選ぶことをやめなかった。
月はすべてを知っているみたいに、
何も言わずに光を落とす。
限られた時間の中でしか
掴めない幸福があることを、
君はもう、知ってしまったから。
寿命と引き換えでも、
この温もりだけは手放せなかった。
月光に照らされて、
君は今日も、
命を削るほどの幸せを抱きしめている。
凪姫・2026-01-23 #月光に照らされて #全て語りし月 #幸せの代償 #人生の最後に #手放せなかった #冬野夜空 #満月の夜に君を見つける
