🄴🄺🄾ʕ∙ჲ∙ʔ🛳・2020-10-25
冬
坂口唯理という女
貴方の居ない街の冬は
非常に可愛げのない季節で
御座いまして。
愛されてるなんて
勘違いしちゃって
夢見る東京。
敗れた上京。
否定する気持ちが
無い割には
随分と貴方は
淋しい事を
仰りますね。
「女の子になれるんだ 私も」って
なれるよ 君はなんにだってなれる
幸せそうでいいね。
誰から奪ったの?それ。
時代が変わるには
理由と勇気
それからかけがえのない愛国心
きっとこれらが必要なんです
記念日なのに 何も出来ない。
君は授業 私は昼寝。
そりゃそうか。
踏み込みたくない場所に
踏み込めば足跡が傷になり
貴方がまた笑えなく
なってしまうのではないかと
怯える毎日は恋と呼びますか
お別れは辛いね。
愛されていた日々を
忘れようとしてるみたいで。
何処かも分からない
映画で観たような 煌めく世界に
この列車はきっと 私を連れてってくれる
「来週は 一緒に帰りたい」
誰かに奪われる前に
早くそう 告げないと
貴方にはもう
私の手を握る手なんて
余っていないのにね
サンタさん
私を攫いに来て。
「もしもし」
用意した言葉を
留守番電話に攫われる。
未来の話をしすぎて飽きちゃったのよ。
その未来、来ないって分かったから。