#声に出せない想いを

深夜2時45分。
「また」眠れねぇや…「まだ」眠れねぇや…
「あぁ、学校も部活も行きたく…ねぇ…」

不快な心のざわつきが、明日への恐怖と不安を掻き立てる。

友人の何気ない言動が、頭の中に何度も渦を巻いている。

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「今日は郁人らしくねぇやんか！なんなん、ネガティブ過ぎてダルい！
　聞いてるこっちの気にもなれよーー」

友人は机に肘を付き、眉間にシワを寄せ、うんざりした表情で頭を掻いた。

「あぁ…ごめん。今日は、昨日の部活の練習の疲れが出ちったかな…
一日寝て、頭冷やして、明日は巻きかえすから、堪忍な」

俺は伏し目がちに、友人の肩をたたき、教室をあとにした。

「こっちの気にもなれよ…か……
うつ病言い訳になんて駄目やな、俺は…」

帰り道、夕日が写した一つの影に、ポツリ、ポツリと涙がこぼれ落ちた。

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（ただ、【うつ病】の苦しさを理解して欲しいだけ……）

それは、自分の為の…醜い欲望、言い訳に過ぎねぇのかな…
そうだよな…理解してくれなんて、他人の気持ちを考えない自己中な要求だったよな…

もう、誰も離れてほしくない。失いたくない。うんざりされても友人でいてぇ。

だから、明日も、これからも、偽りの自分に…「おはよう」…だな。

君は心に魔法をかけて
解いてくれない
何気ない日常の中で
平凡な私を見つけて
君が声をかけたあの時
私の運命が変わった
私の心から君が離れない
消したのに。なんで。
そんなの意地悪だよ

神様 どうか 声を聞かせて
ほんのちょっとでいいから
もう二度と 離れないように
あなたと二人 あの星座のように
結んで欲しくて

米津玄師 / orion

ねぇ、

聞こえていますか？ この声が

届いていますか？ この気持ち

心の中で思ってるだけじゃ

きっと、君に伝わらないね

声を失ったマーメイド
好きなあの人に気持ちを伝えず
一人泡になり消えてく
でもそれはきっと幸せなこと

…まるで俺みたいだ








声…出なくなりました…

君が好きと言えなくて…
遠回しに月が綺麗ですね
って言おうとしたけど、
やっぱり、声に出せなかった

｢辛いの誰か助けてよ｣
本当はこの言葉が言いたいのに
声に出した言葉は｢大丈夫だから,心配しないで｣
ねぇ,もう無理だよ

この声､アナタには
きこえますか？


わたしを愛してほしい

最初は淡く色づいてた
私達の思い出が
段々と色が濃くなっていく

振り返ってみてみると
それらがとても輝いて見える

前を向くと眩しくて見えない
私たちは前に進んでく

私達で物語作っていこう

秘密の恋仲だから
声に出して好きと言えなくて
声に出して好きと言ってくれなくて
不安が重なる

NO.128

言葉にできない
この想いを花束に込めて

君を見つけた
私を見つけてくれた

夢はいつか覚める
できるならずっと夢を見ていたい

小さな傷だったのに
気がついた時には
治せない深い傷になっていた

僕らはどこで道を間違えてしまったんだろう