#声聞きたい

あなたが

いつか目の前から消えてしまうんじゃないか

って毎日考えてしまう

好きな人の為なら
何でも死ぬ気で頑張ってた

「会う？」より『会いたい』

「通話する？」より『通話したい』


＿_「嫌い」より『すき』

冬休みが終わり
普段の学校生活に戻った。

先生とは仲の良い方だったし
結構話したりもしてたのに
全然話せなくなったり
話すと挙動不審な私を見て周りの友達が
少し気づき始めてるのが伝わった。
でもまさか先生を、、、
という概念があるから確信ではない。

このことだけはバレたくないと思った。

でも私は元々分かりやすいタイプなので
のちのちばれてしまう、、、

プライベートまで
完璧でいろなんて言わないよ

でもいくらプライベートで
ななもり。という仮面を被って
なかったとしても
人としてなーくんがしたことは
ダメな事で事実。

でもなーくんが
私たちの為に死ぬ気で
頑張ってくれたのも事実。

莉犬くん、ジェルくん、
ころんくん、るぅとくん、
さとみくんを
救ってくれたのも
まとめてくれたのも
このすとぷりを一から作り上げて
ここまですごいグループに
してくれたのも
これまた事実なんだよ。

もうわかんなくなっちゃって
推し友にLINEしたら
これまで出てこなかった涙が
溢れだしてきて
明日卒業式なのに
それは泣かずにこれで泣きそう
明後日入試なのにこれじゃ無理だよ

降りないよ
降りないけど
なーくんの口から全部
説明して欲しい
言いくるめないで

冬休み明けで学校が再開して
やっと落ち着きを見せた頃
学年末テストが近づいてきた。
高校は受験があるから1週間休みがある。
また先生に会えない。寂しい。

私はこの寂しさを埋めようと
先生にあるお願いをした。
｢休み終わってから学年末までのどこかで
物理を教えて貰えませんか？｣

前からテスト前にはよく聞きに行っていた
でも聞いてたのは授業内だけで
それ以外に時間を取ってもらいたい
とお願いしたのは初めてだった。

休み明け先生に会って
テストのことを思い出した。

物理は先生に教えてもらえるから
と思って他の教科ばかり勉強してた。

先生に何とか
空いてる時間を作ってもらって
勉強できる日が決まった。

その日がやってきた。
先生にとりあえずこれ解いてみな
と10問くらい問題を渡された
物理なんて1ヶ月くらいやってなくて
頭の中に内容なんて覚えてなくて
1問も解けなかった。
さすがに壊滅的と呆れられた。

自覚を持って初めての部活。
いつもと同じ。
反対側のコートにいる先生。
自分の顧問じゃないから
見てるわけないのに
見られてる気になって恥ずかしくなったり
でも頑張れたりもして。

今までは何も気にせず話しかけれたのに
恥ずかしくて話しかけられない。
自覚はもしかしたら
持たない方が良かったかも。
と、思いつつでも幸せな気持ちだし
やっぱり良かったんだろうと思ったり
少し複雑な気持ちだった。

でも幸せな気持ちの方が
確実に大きかった。

｢高校受験の対応があるから
あんまり時間は取れないかもだけど
それでもよければいいよ｣

そう返事が返ってきた。
先生が教えてくれる、嬉しすぎだ。
と思ってたら次に言われたのは

｢学年末は1年間の内容全部入るもんな。
年明けてからはちゃんと受けてるけど
1学期も2学期も授業中寝てたもんな｣

なんて皮肉を返された。
｢確かに私はよく寝るけども。
2学期の中間の時には学年最高点数を
採ったのになぁ〜｣
と返してみた。

｢あー確かにそんなこともあったな｣

と返された。
あ、先生覚えてるんだ。
ちょっと嬉しかった。

受験休みに入った。
部活もない長期休みなんて
この時しか無かったから
普段遊べない分沢山遊んだ。
テストのことなんか忘れて。

寂しいだけじゃ足りないくらい
寂しさが込み上げてくる

寂しいと思ったし
会いたいとも思った。

私はこの急に
会えなくなってしまった毎日
常に先生のことを考えていた。

そしてこの冬休みを通して
私は確信と自覚を持った。

“私は、先生が好き。”

早く朝になってくれないかな。

朝になってあなたが起きていたら
声聞きたいな。

そして何気ない幸せを感じていたい。

『会いたい』なんて言ったら、貴方を困らせる

『声聞きたい』なんて言ったら、きっと拒まれる

『好きだよ』なんて言ったら、もう話せないかも

怖かったの

大学生と中学生じゃ生活リズムも違うし、

バイトあるから平日は声聞けないんだよね。

それに遠距離だから、不安になっちゃうんだよ

仕方ないことってわかってるんだけど。