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夢日誌
夢日誌 no.5
天気 曇り 場所 図書館
読みたい本を探していると、
埃を被った写真集が目に入った。
全て拠点にある場所の
景色が撮影されたものらしい。
その一冊の世界を旅する少女の
物語を書いたのに、完成間際で紙兎に
インクの入った瓶を倒された。
今日のおやつは無し。
夢日誌 no.2
天気 雨 場所 マイルーム
美しい生息地にも雨は付き物だ。
寝ぼけ眼でトースターにパンを入れ
ぼんやりとテレビの前に座る。
冷蔵庫を覗くと、バターが切れていた。
外には出たくないので、今日はジャムにしておく。
夢日誌 no.1
天気 晴れ 場所 廃校
甘酸っぱくほろ苦い思い出とは
程遠い学生時代を思い出す。
当時は窓際の席がお気に入りだった。
一番後ろの机の中にはインクの滲んだ
恋文のようなものが入っていた。