#夢物語

クリスマスはきっと

貴方の温もりに包まれるのです

貴方が私に振り向いてくれる
そんなありもしない浅はかな
夢物語を想像して独り悦に浸って

感情を棄てて　笑顔で毒吐いて

終わり亡き　自由を楽しもう

狂ったように踊って　真っ赤に染めれば

幸せな夢物語の　幕開けじゃん

星に手を伸ばしても
届かないなんて分かりきってるよ

誰も僕たちを知らない
そんな場所で

ふたり

僕は君を 君は僕だけを
見つめて 見つめられて…ふたりぼっち

そんな夢物語なら要らない

もしも神様になれたら

君が泣かない世界を作ろう

たまに想像する

一時の幸せを得る時間…

“もし　きみと仲良くなれたら”ってね

僕は毎日　
楽しいこと　くだらないこと
幸せなこと
どんなに小さなことでも
探して　拾い集めるんだろうな

僕が見た世界を君にも見てほしくて

きみに笑ってほしくて

きみと話せる時間をどうしたら
引き伸ばせるかなんて
考えちゃうんだろうな…

馬鹿みたいでしょ？

隣で

寒いねって言い合えるような、

そんな関係になれたら、

貴方と描いて私と呼んで

そんな夢物語が誰かの頭の中で

作られてたら夢物語じゃないな

2月14日

放課後2人きり君を呼び出して
四角い箱とある紙を出す
君にこの2文字を伝える
『 』って
私は恥ずかしくて下を向く
君の顔を見るのがすごく怖い
君はなんて言うのだろう
口を開いた君が笑顔で言う
『僕も…』って言ってくれた
思わず顔を彼に向ける
そしたらなんとも言えない
表情でこっちを見ていた
『勇気を出して言ってくれてありがとう
僕から言えばよかったねごめんね』って
やっぱりこんな優しい君を好きになってよかった

これは私の夢物語

死を並べたって不幸じゃないわ

貴方が攫ってくれるなら

『もしも、君とこの先もずっと…』
そんな夢物語ばかり思い浮かべるの


叶わないことは知っているけど
どうか夢だけは見させて
『君との未来を…』

夢見るような恋の幻

君への想いは空想の中

片想いの果てに別れの言葉

心に刻まれた痛みは幻想のよう

夢物語のような恋は終わり

でも君への思いは永遠に続く

一年後、僕らはどうしているだろう


部長と副部長は上京して声優の専門学校に

僕はここに残って短大で舞台と声の勉強を

相棒は芸人になるために奮闘しているんだろうか


それぞれの道を

それぞれの歩幅で


未来のことは分からないけれど

いつか4人が再会して笑い合える場所が

表舞台であるのならば


それはきっとこの上なく幸せな

映画のような物語で