千華・2019-05-02
好きな映画★
先日、BSでやっていた映画「スタンド・バイ・ミー」を久しぶりに見て、やっぱり凄く感動しました。
4人の少年たちの二日間の冒険を、瑞々しい感性で描いた傑作です。
厳しい現実、訳のわからない閉塞感、満たされない思い。誰かに認められたいと願いながら、求めつつも拒絶してしまう心。
揺れ動く少年時代の切ない記憶は、誰しもかつて自分の中に持っていたものではないでしょうか。
若い頃に見て、年をとってからもう一度見れば、この作品の本当の素晴らしさに気づくでしょう。
そして、もう帰ってこない自分の少年時代への郷愁に涙するでしょう。
実は、私が初めて買ったDVDが「スタンド・バイ・ミー」でした。
何度見ても心の奥底に響く映画ですね✨
私の📓
ちなみに
初めて買ったLDは
「アンタッチャブル」でした
渋いショーン・コネリーと
ケビン・コスナーのカッコよさに
しびれたものです
レーザーディスクなんて
今の若い人は
知らないんだろうなあ…
スタンド・バイ・ミー
初めて買ったDVD
大好きな映画
BSでやっていた「ロード・オブ・ザ・リング」
何気なく見始めたら
最後まで止まらなくなってしまった
やっぱり面白い
映画館へ何度も見に行き
バカみたいにハマってたなあ
アラゴルンが大好きで
めちゃくちゃ好きで
ネットで同好の友人たちと盛り上がり
ついには完全版のDVD BOXまで買ってしまった
懐かしい思い出
今見ても十分面白いじゃん
《 To Aragorn 》 愛しのアラゴルンさまへ
友情という名の 熱き剣(つるぎ)もちて
戦う君の 魂(たま)の気高さ
闇を照らし 皆を導く星のごと
胸に秘めたる 花の面影
◆◇◆
「ロード・オブ・ザ・リング」の登場人物の中でも、私が一番好きだったのは、何といってもアラゴルン!
1作目の「旅の仲間」を見たときから、ストイックで憂いを秘めたその姿に恋してしまいました。
敵と戦う時のかっこよさ。アルウェンを見つめる情熱的なまなざし。何よりも、旅のリーダーとして、仲間をひっぱってゆく毅然とした態度……。非の打ちどころがない、というのはまさに彼のこと。
さらにその魅力は、第2作「二つの塔」で頂点に達します。このとき、画面を見ながら、私の想いは完全にエオウィンに同化していました。
どれほどあなたを慕っても、あなたにはすでにアルウェンという想い人が……。
私の恋は、決してかなうことはない。分かっています、そんなこと。
それでも――。
それでも、あなたを想っていいですか。
エオウィンの報われぬ想いはまた、スクリーンの中の人物に恋する私の切ない気持ちでもあったのです。
王となるべき宿命を背負いながら、最初はその運命から逃げているようにも見えるアラゴルン。
指輪を捨てる旅を通して、彼もやはり人間として大きく成長していったのでしょう。
第3作「王の帰還」では、名実ともに人間の王として見事に凱旋を果たします。
*
《 To Gandalf From Frodo 》
ぼくは 全然知らなかったよ
あなたが そんなに大きな力の
持ち主だったなんて
ただの(花火のうまい)魔法使いの
じいさんだと思ってた(コラコラ)
ずっと ビルボやぼくを
心にかけていてくれたね
いつだって温かいまなざしで
ぼくたちのことを
見守っていてくれたよね
あなたがいたから ぼくは
この望みのない旅を
続けることができたんだ
あの時
あなたが 自分の命とひきかえに
ぼくの進むべき道を
指し示してくれたから
指輪の重さに
押し潰されそうになるたびに
あなたの言葉が
ぼくを支えてくれたから
ぼくは信じてる
あなたは死んでなんかいない(絶対に!)
偉大な精霊であるあなたが
あんな所で死ぬわけがない
いつか いつかきっと
もう一度あなたに会える日が来るから
その時は
とびきりの笑顔で
あなたの胸に飛び込んでいくよ
ガンダルフ
大切な 大切な ぼくの友だち
◆◇◆
「ロード・オブ・ザ・リング」3部作は、本当に大好きな作品です。
中でも一番好きなのは、アラゴルンさまが活躍する2作目の「二つの塔」なのですが、1作目の「旅の仲間」も画面がきれいで、のどかなホビット村の風景など、とても印象的でした。
そして、とにかくすばらしかったのが、イアン・マッケラン扮するガンダルフです。
もともと「じいさま好き」な私は、この魔法使いのじいさまの魅力にころっとまいってしまいました(笑)。
フロドたちを見守る優しいまなざし、敵と戦う時の厳しい目、こんなすてきなじいさま見たことない!っていうくらい。
それだけに、1作目の途中で、ガンダルフが炎の怪物と戦って地底に落ちてしまったときは、悲しかったです。
「このままで終わるもんか、いつかきっと復活してくれる!」と固く信じてはいたものの……。
それだけに、2作目でパワーアップして戻ってきてくれたときはうれしかったですね。
*
最近見た映画
『ハケンアニメ!』
実写で描くアニメ制作現場
シロバコの実写版っていう感じ
『映画大好きポンポさん』
アニメで描く実写映画制作現場
舞台はハリウッドならぬニャリウッド!
はからずも対比的な2作品
どちらもリアリティ溢れてて面白かったけど
私的にはポンポさんの方が好きかな
大塚明夫さんの声が伝説の名優そのもので
素晴らしかった
ひとつの作品を作るため
どれほどの人たちの情熱が注がれているか
作り手の熱い思いに心揺すぶられる
《 To Aragorn From Eowyn 》
あなたの瞳に宿る深い哀しみは
私の力ではいやせないのでしょうか
この世の真実を映す
空色の瞳
たとえ世界が絶望の闇におおわれ
最後の希望が消え果てようとも
あなたは決してあきらめない
立ち止まり 膝を屈しはしない
その強さは
あなたがいつも胸底に抱きしめている
愛しい方への愛の力のせい?
わかっています
私の恋はかなわぬ願い
この想いはあなたには届かぬのだと
ああ あなた
心優しき戦士よ
ほんのひととき立ち止まり
私を振り向いてはくださいませんか
(私に笑いかけて 私を好きだと言って)
……とうにあきらめた 哀しい夢……
愛する方の面影は
なぜそんなにもあなたを苦しめるの?
何をためらっているの?
人間が か弱く 傷つきやすく
限りある命であることは
それほど罪なことですか
ひとであれ エルフであれ
愛しいと思う心に
偽りなどあるはずもないのに
もし許されるのなら
せめて今宵一夜
そのアイスブルーの瞳の奥に宿る哀しみを
私の胸にあずけてください
恋しいあなた――
◆◇◆
「ロード・オブ・ザ・リング」の第2作「二つの塔」は、私が初めて映画館へ2度見に行った映画です。
とにかくアラゴルンさまが好きで好きで…。上映期間がもう終わる、という寸前になって、矢も盾もたまらず映画館へ足を運びました。
「二つの塔」では、報われないと知りつつ、アラゴルンに激しい恋心を抱くローハンの姫君エオウィンに、まるで我が事のように感情移入をしてしまったのです。
彼女が慕ったアラゴルンには、美しいエルフの姫アルウェンという恋人がいます。
どんなにあなたのことを想っても、あなたの心は決して私に向くことはない。
分かっていても、それでも、あなたを愛さずにはいられない…。
そんなエオウィンの切なさは、今まさにスクリーンを通してアラゴルンに恋している私の気持ちを映すかのようでした。
*
《 To Gandalf 》 大好き!ガンダルフ
命かけて ここは通さぬと
彼のひとの声 耳朶にやきつく
東より 希望の光さし初めぬ
白き杖もて 闇を切り裂く
天と地と 時間(とき)さえも
軽やかに超えてゆく
白き精霊 ガンダルフよ
◆◇◆
「ロード・オブ・ザ・リング」の第1作「旅の仲間」。
フロドたちが辛い旅に出る前のホビット村の描写は、本当にのどかで明るくて、心が洗われるようなすがすがしさでした。
だからこそ、その後に続く辛くて絶望的な旅の暗さとは対象的に、フロドたちの心の拠り所として、平和な世界のシンボルたりえるのでしょう。
その「旅の仲間」で、一番印象的だったのが「灰色のガンダルフ」、魔法使いのじいさまです。
後で、ガンダルフはただの魔法使いではなく、七千年だか八千年だか生きている「精霊」だとわかるのですが、この時点では、「剣も使えるお得な魔法使い」くらいにしか思っていませんでした(笑)。
最初の歌は、モリアの地下道でバルログと戦ったときの、超かっこいいガンダルフです(このシーン、めちゃめちゃ好き!)。
2首目は、「二つの塔」のラスト、まさに救世主のごとく、朝日とともに現れたガンダルフの勇姿を思い浮かべつつ……。
最後の歌は、愛馬飛陰に乗って原野を駆けるガンダルフをイメージしました。
*