#寒さ

肌で感じる
この寒さに














君に恋した“あの頃”を
思いだします＿＿＿＿＿＿＿。

どんなに寒くても

あなたと話せたら

寒さなんて忘れちゃう。


でも、春になれば

もう話すことも

できなくなっちゃうんだよね…

冬の寒さの中


一人で立っていることには


慣れたはずだった


あなたに逢うまでは

｢もう、冬だね｣


窓の外を見つめていた彼は


木枯らしに落ち葉が


舞う様子を見ながら言いました。




｢きっと今年は寒さが厳しいね｣



彼の声にあなたは答えます。




｢だからこそ君が欲しいんだよ｣




彼は入っていたベッドの布団を



少し持ち上げてあなたを誘いました。



｢おいで？｣



意地悪な目つきで不敵に笑む彼は



なんと魅力的なのでしょう。




あなたは赤くなった顔で



こくん、と頷き



彼の側に歩み寄ります。



あなたから布団に入る前に


彼の手があなたの手首をとらえ


あっという間にあなたは布団の中に


引きずり込まれていました。





彼はぎゅ…っと



優しくあなたを包み込むと



掠れた声でこう囁くのです。




｢やっと捕まえた…あったかいね｣



心が温かくなっていくと



体まで熱くなっていきます。



きっとあなたの顔は真っ赤でしょう。




あなたは顔を隠すように



彼の胸板へ顔を埋めました。




すると、彼はもう一言


あなたの髪の毛を揺らすほど


近くでこう言うのです。




｢もっと……熱くなっちゃう？｣




目の前がグラッと揺れた気がしました。



彼には敵いません。



あなたは白旗の代わりに



彼に小さなキスを送りました。



どうやら彼は



あなたをときめかせる天才のようです。

生きる事が恐いのなら



ほら手のひら


早く出してくださいよ。



手を繋ぐとね


不思議なもので


生きる力が湧いてくるんすよ。



だって、ね


独りじゃないって


思えるでしょ。



生きる事が嫌になったなら



ほら俺の手のひら


あっためてくれません？



俺、極度の冷え性なんで



あっためてくれたら嬉しい。



どんな人でも


他人を温められる



今、自信がなくて


自分なんかって思ったあなた。



あなたもそうなんすよ。



寒さに凍える人の手を


温められる温もりが


あなたには備わっているんです。



だって、ね


生きてるじゃないですか。



生きるって


温もりを分け合うことなんすよ。

この寒さが
心に染みていくようで

君といると寒さがどっかにとんでいくんだ。

冬は寒くて

手も冷たくなるけど

君が居れば私は大丈夫



在り来りな言葉だけど

本当に、私にとって君は

そういう存在なんだよ。

寒さと儚さに塗れた今日
プレゼントを片手に君に会いに行くよ

冬の寒さと心無い言葉で
私の心は
凍てついた氷の様に
硬く、冷たくなっていった。

温もりってやつは厄介だな。一度知っちまうと、離れた時にやけに寒く感じやがる。

寒さに凍えないように

もっとそばにいて

言葉でも暖めて

二人の物語が変わるように














[こっそりとお知らせ]

都合により、投稿お休みします。
期限は分かりませんw

極寒の寒さの中

僕は今日も独り

頂上を目指し歩き続ける

冷たくなったこの手を
隣で握ってくれる人は

もう居ない

それでも
バレンタインデーの2日前あたりから
寒さが和らいだ気がするのだ。
季節の色は確実に
ねるねるねるねに向かって
移り変わっていく…